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TransferJet対応のSDカードが東芝から登場、転送速度は最大375Mbps

容量16GBの「SD-TJA016G」、100MBの動画ファイルを約3秒で送信

 スマートフォンにワイヤレスでファイルを転送できるTransferJet搭載SDカードが登場、東芝の「SD-TJA016G」が発売された。店頭価格は税込6,880円。なお、使用時はTransferJet対応のアダプタや端末が必要(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

近接無線通信技術のTransferJetを搭載、100MBの動画ファイルを約3秒で送信

 SD-TJA016Gは容量が16GB、スピードクラスがClass10のSDHCメモリカード。近接無線通信技術のTransferJetを搭載しており、カードをデジタルカメラに入れたまま、スマートフォンやタブレット、PCなどの端末に、ワイヤレスで写真や動画などのファイルを送信できるのが特徴だ。

 TransferJetは4.48GHz帯の周波数を使用する無線通信技術で、対応機器間で最大375Mbpsという高い実効速度でデータが転送できる。同社によれば、具体的には3MBの写真30枚を約2秒で、100MBの動画ファイル1つを約3秒で送信できるという。

 ファイルの送信方法は2種類で、デジタルカメラを端末にかざすと自動的に差分送信が行なわれる「一括送信」と、デジタルカメラのDPOF機能を使って任意の写真を送信する「選択送信」がある。前者は写真のバックアップに、後者は友人や家族と写真を共有する際に便利としている。

 使用時は、端末側にTransferJet対応のアダプタを装着する必要がある。Android端末用のMicro USBアダプタ、iOS端末用のLightningアダプタ、PC用のUSBアダプタが既に発売されているので、これらを別途用意し、さらに専用のAndroid/iOSアプリやWindows用ソフトを導入する。アプリ・ソフトは無料で入手できる。

 なお、富士通製スマートフォン「ARROWS NX F-04G」は標準でTransferJetに対応しており、こうした端末であればアダプタは不要。

 本体サイズは幅24×高さ2.1×奥行き32mm。質量は約2g。対応電圧は2.7~3.6V。

[撮影協力:テクノハウス東映]