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ゲームで対戦相手より有利になる?GTX 950の独自部分がイベントで明らかに

GIGABYTEがGTX 950の解説イベントを開催

 GIGABYTEのGeForce GTX 950の紹介イベント「NVIDIA×GIGABYTE Roadshow in 2015 Summer」が、29日にツクモeX.パソコン館で開催された。

 NVIDIAの高橋氏からWindows 10環境でのGeForce GTX 950を中心としたNVIDIA製ビデオカードの機能紹介、GIGABYTEの代理店CFD販売の加藤氏からGIGABYTE製GeForce GTX 950の特徴が紹介された。

実は描画スピードが速いGTX 950、ゲーム時に周りのユーザーより有利に戦える?

 NVIDIAの高橋氏は、Windows 10へのNVIDIA製ビデオカードの対応状況や、Windows 10環境で利用できる機能、GeForce GTX 950の特色などが解説された。

NVIDIA 高橋氏
GeForce GTX 950が他のGeForceと異なるアドバンテージ部分
一例として紹介された実ゲームでのマウスを押してからそれが反映されるまでの時間。GTX 950の48msに対してGTX 650は107ms。
DOTA 2でのレスポンス時間比較
GeForce ExperienceでMOBAゲームに最適化が可能

 中でも興味深いのが、GeForce GTX 950だけの特色。League of Legendsなどに代表されるMOBA(Multiplayer online battle arena)ゲームを快適にプレイするためにGeForce GTX 950を開発。マウスをクリックして実際に反応がでるまでの時間を短縮化し、GTX 650では80msかかったが、GTX 950では45msに短縮したという。

 具体的には、パフォーマンス向上により画像処理自体を高速化したほか、描画前処理を1つ減らすことで描画されるまでの時間を短縮。これにより、ライバルよりも先に映像を確認できるので、その分先に次のアクションがとれるので有利に戦えると紹介された。

 ただし、描画前処理はむやみに削れるものではなく、ゲームタイトルによっては逆に遅くなることもあるとのこと。このため、まずはGTX 950のみにこの機能は提供されるという。実際の描画前処理の削減が有効なのかどうかはタイトルごとにデータを収集し、効果がある場合は有効、逆効果となる場合は無効とGeForce Experienceから最適化する仕組みになっているという。

 このほか、Windows 10環境下で大きく強化されたGeForce Experienceの機能をアピール。ゲームを動画で自動記録する機能や、Youtubeへのアップロード機能、Twitchへの配信機能などのほか、ゲームの協力プレイなどを行えるCO-OP機能などが紹介された。

GeForce Experienceは、Windows 10環境ではYoutubeへの動画アップロードなどもサポート
Twitchへの配信機能もサポート
ゲームの協力プレイや、友達に自分の持っているゲームをストリーミング配信しプレイさせることなどが可能

 GIGABYTEの代理店「CFD販売」の加藤氏はGIGABYTE製GeForce GTX 950の特徴を紹介。

 GIGABYTE製GeForce GTX 950の上位モデルが採用するオリジナルクーラー「WINDFORCE」の特徴を紹介。新形状のファンを採用することでエアフローと静音性能を向上させ、その冷却性能を活かすことで高いオーバークロック性能を持つと同社製ビデオカードのメリットがアピールされた。

 また、「GIGABYTEは非常に目のマークにこだわっている」(加藤氏)とジョーク混じりにロゴマークが新しくなった点などが紹介された。

CFD販売の加藤氏
GIGABYTEオリジナルクーラー「WINDFORCE」の性能をアピール
搭載ファンは新形状のものを採用
実装パーツは高耐久品を採用
GIGABYTEは「目」のマークにこだわっており、今回マークが新しくなった
GV-N950WF2OC-2GDの実機も展示

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館]

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