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iPad Proが店頭販売開始、展示デモ中

実売10万円以上、サイズは12.9インチ

 オプションのキーボードとペンでの操作にも対応したAppleの12.9インチタブレット「iPad Pro」のWi-Fi版が発売された。ストレージは32GBと128GBの2種類、カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3種類。店頭価格は32GBモデルが税込102,384円、128GBモデルが税込121,824円(詳細は「今週見つけた主な新製品」参照のこと)。ソフマップ 秋葉原 本館やソフマップ Mac Collection(ブロックE2-[a3])などでは展示デモが始まっている。

 このほか14日(土)にはWi-Fi+Cellularモデルが発売予定。

 なお、iPad Proは別売りオプションとして、キーボード「Smart Keyboard」とペン「Apple Pencil」が用意されているが、12日(木)時点で入荷は未確認。

解像度2,732×2,048ドットの12.9インチのRetinaディスプレイを搭載

在庫状況
裏面
側面
縦向きに持った様子
iPhone 5sとの比較
iPad Air 2との比較

 iPad Proは、12.9インチのRetinaディスプレイ(2,732×2,048ドット、264ppi)や、64bitプロセッサの「A9X」、iOS 9を搭載したタブレット型端末。

 12.9インチディスプレイは、iOSデバイスではこれまでで最大といい、また第3世代となるA9Xプロセッサについては「デスクトップクラスのCPU性能とコンソールクラスのグラフィック性能を実現する」と、高性能をアピールしている。

 本体サイズは305.7×220.6×6.9mm。重量は713g(Wi-Fi+Cellularモデルは723g)。バッテリーでの動作時間は最長10時間。

 主な搭載機能・インターフェイスは無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2、Touch ID(指紋認証)、リアカメラ(8メガピクセル)、フロントカメラ(1.2メガピクセル)、デジタルコンパス、各種センサー。

 そして、12日(木)時点では未入荷だが、iPad Pro専用のオプションとして用意されたSmart KeyboardとApple Pencilも大きなトピックだ。

 Smart Keyboardは、カバーやスタンドとしても機能する英語配列のキーボード。表面は1枚のファブリック素材でできており、レーザーアブレーションにより各キーが形成されているという。また、素材そのものによってスプリングのような効果が得られるため、従来のスプリングやパンタグラフなどの機構が不要になったとのこと。

 インターフェイスがシンプルなのもメリット。導電性を持つ素材や、新インターフェイス「Smart Connector」の採用により、充電やペアリングを行なわずに、iPad Proに装着するだけで使用できるようにしたという。

 Apple Pencilは筆圧感知対応のペン型入力デバイス。毎秒240回の高速スキャンにより「タイムラグは実質ゼロ」という高い反応速度を実現したという。

 また、手の向きと角度をとらえる2つのセンサーが先端に内蔵されており、これにより傾けて描いたときに濃淡が表現できるという。同社曰く「木炭や鉛筆で描く時と同じように、Apple Pencilを傾けるだけで、濃淡の効果を作り出せる」とのこと。

 バッテリーでの動作時間は12時間。後部のキャップを外すとLightningコネクタが現れ、iPad Proに接続して充電できる。短時間の充電にも対応し、iPad Proから15秒間充電するだけで30分間使えるようになるという。

[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館]