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実売31万円越え、モーター制御で変形するPCケース「H-Tower」が予約開始
販売数はごく少量、ASUS R.O.G.認証モデルなど2種類
(2016/2/19 11:30)
COMPUTEX TAIPEI 2015などのイベントで話題になったIN WINのPCケース「H-Tower」の国内販売が決定。ツクモeX.パソコン館、ツクモDOS/Vパソコン館、ツクモパソコン本店、ドスパラパーツ館で予約受け付けが始まっている。ただし、ツクモ各店は19日(金)の時点で予定数に達したため予約を終了している。
ラインナップはブラック+レッドカラーのASUS R.O.G.認証モデルと、チタン+ブラックカラーの通常モデルの2種類で、ショップによると「国内に入ってくる台数はごく少量」だという。
予価は配送料込みで税抜き289,800円(税込312,984円)で発売は2月下旬頃。ドスパラパーツ館によると「3~5営業日で配送」だという。両モデルとも国内代理店からの直送扱いで、店舗受け渡しは行わない予定。
ドスパラパーツ館とGALLERIA Loungeでは実機展示が始まっている。
可動部はモーター制御、スマホで開閉の操作が可能
H-Towerは、E-ATXマザーボードにも対応した大型のゲーム向けPCケースで、筐体が大きく変形するギミックが特徴。外側が、8つに区切られたアルミ製パネルで構成されており、それらが開いた後、内部のシャーシが倒れて仰向きになるという、非常に大掛かりなものだ。
可動部はモーター制御で、PC用とは別の専用電源が内蔵されている。開閉操作は、本体に用意されているボタンや、Bluetoothを介してスマートフォンやタブレットで行なえる。
また、照明用のLEDに加え、安全確認用の赤いレーザーライトを備えているのもユニーク。パネルが開く前に、レーザーライトによってパネルの可動範囲を線で示し、その内側に障害物があることなどをユーザーに知らせる。もし障害物があった場合は、本体の非常停止ボタンで動作を止めることができる。
なお、可動部については、96時間の動作テストを行なっているという。
本体サイズは、パネルを閉じた状態で高さ617×幅322×奥行き502mm、開いた状態で高さ620×幅680×奥行き785mm。重量は24.33kg。
対応マザータイプはE-ATX、ATX、microATX。ドライブベイはシャドウベイのみで、3.5インチ×1、2.5インチ×4を備える。拡張カードスロットは8基。
サポートする冷却パーツは、トップ120mmファン(3基)、360mmサイズ水冷ラジエーター、高さ200mmまでのCPUクーラー。ビデオカードは長さ340mmまで、電源は奥行き230mmまでのモデルに対応する。
[撮影協力:ツクモDOS/Vパソコン館とドスパラパーツ館]