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SilverStoneがイベントでVR向けマシンを展示、体験デモも実施

新型PCケースやTitanium認証の大容量電源なども紹介 text by 関根慎一

セッション中の会場の様子

 4月9日、SilverStoneが2016年に発売予定の新製品を展示する「SilverStone Expo 2016 Spring」が開催された。主催はSiverStoneとディラック。会場はアキバナビスペース。

 正午過ぎより約4時間にわたって実施された本イベントでは、SilverStoneの電源やPCケースをはじめとした新製品を一堂に展示したほか、SilverStoneのマーケティングマネージャー、Tony Ou氏による製品紹介のセッションを実施。ケースや電源が当たるじゃんけん大会も催していた。

会場のアキバナビスペース
SilverStone マーケティングマネージャーのTony Ou氏

 製品紹介のセッションでは2016年のSilverStoneが採る製品展開について、Tony氏より「VRへの対応を強化する」との方向性が示された。

 VRコンテンツでは左右で視差の異なる別々の映像を出力する必要があるため、ビデオカードの性能が何よりも重要になることから、必然的にミドルハイクラス以上の比較的大型なクーラーを搭載できるPCケースを多くラインナップする方針だという。PCケースのセッションでも、RedLineシリーズの最新モデル「RL05」において、375mm長までのビデオカードをサポートすると話している。

HTC Vive
会場ではTilt Brushを試せた
VRコンテンツを楽しむうえで重要な高性能ビデオカードが問題なく収納できる方向性を採る
RL05を用いたVR向けマシン作例
RL05は全面にUSB Type-C(USB 3.1 Gen 1)端子を備える
375mmまでのビデオカードをサポート
特徴的なフロントパネルのラインカラーも変更できる。企業向けにBTOマシンなどでの活用を提案する

 イベントではRL05を用いたVR向けPCの作例も展示しており、全てのセッションが終了した後、来場者がHTC ViveによるVRコンテンツを体験できる機会も設けられた。

 VR作例PCの主なスペックは、CPUがCore i5-6400、ビデオカードがPalit「GeForce GTX 980 Ti Super JetStream」、マザーボードがASUS「MAXIMUS VIII GENE」、メモリが8GB。デモに用いたコンテンツは。Googleの「Tilt Brush」。

2016年の電源シリーズラインナップ
Titanium認証電源「Strider Titanium」シリーズもラインナップを拡充する
10%使用時の電源効率を90%に維持する
StriderシリーズのTitanium電源には、1000W超の大容量タイプを第3四半期までに追加予定
同日発売された「Primera」シリーズのPCケース「PM01」
ストレージや電源をケース下部に収納するチャンバー構造を採用
大口径のケースファンを搭載可能
下部チャンバー内部
Mini-ITXケース「RVZ01-E」
横置きタイプのMini-ITXケース「ML09」
ストレージサーバー向けラックマウントケース「CS350」
Mini-ITXケース「CS280」
USB3.1の拡張ボード
じゃんけん大会の景品には、ケースや電源の新製品も見られた