NVMe SSD「Intel 660p」の1TBが大幅特価で税込10,778円に、新製品では光るM.2 SSDが登場

・相場月報記事一覧ページ

Intel 660pの1TBが大幅特価で税込10,778円にM.2/NVMe対応品では初の光るSSDがESSENCORE(KLEVV)から登場

　M.2/NVMe対応のIntel「660p」が大幅安。1TBが前回比5,940円安の税込10,778円(1GB単価10.5円)で特売されたほか、2TBが7月27日(土)調査時に税込22,980円(1GB単価11.2円)を付けた。1TBは税抜き表記なら9,980円と1万円を切っており、2TBは同日の2.5インチを凌ぐ全SSD中の最安品だ。

　NVMe対応1TBの次点はCrucial「P1」の税込13,980円、さらにTranscend「PCIe SSD 220S」の税込14,980円と続く。このうち「220S」1TBは最大データ転送速度がリード3,500MB/s、ライト2,800MB/s、耐久性800TBW。2TBで次点に付けるのはADATA「SX8200 Pro」の税込30,024円で、8月から出回り始めた。3D TLC NANDフラッシュメモリを採用し、リード3,500MB/s、ライト3,000MB/s、耐久性1,280TBWとなっている。

　500GBクラスは、Lexar「NM610」のLNM610-500RBJP(500GB)が税込6,566円(1GB単価13.1円)で最安。3D TLC採用で、250GB～1TBが用意され、販売中の500GBはリード2,000MB/s、ライト1,600MB/s、耐久性250TBWだ。次点は660pの税込6,890円で、後述するESSENCORE(KLEVV)が続く。

Intel 660pの1TBが大幅特価、税抜き9,980円(税込10,779円)に

Intel 660pの2TBも税込22,980円を付けた

ADATA SX8200 Pro 2TBが8月から出回り始めた

Lexar NM610 500GBが税込6,566円で最安

　新製品としては、低価格なメモリで知られるようになったESSENCORE(KLEVV)から、「CRAS C700 RGB」および「CRAS C700 M.2」が販売開始された。前者はヒートシンク部分に特徴的なデザインの発光機能を搭載し、480GBの価格は税込8,280円。後者は通常品で、480GBが税込7,106円などとなっている。最大データ転送速度はどちらもリード1,500MB/s、ライト1,300MB/s(480GB)および1,000MB/s(240GB)だ。

「CRAS C700 RGB」

「CRAS C700 RGB」が光る様子

ヒートシンクが無い「CRAS C700 M.2」

　より高速なPCIe 4.0対応のNVMe SSDは、8月に入ってGIGABYTE「AORUS NVMe Gen4」とCFD販売「PG3VNF」の500GBモデルが順次入荷。両者ともリード5,000MB/s、ライト2,500MB/sと高速で、耐久性は850TBWだ。価格は前者が税込20,304円、後者が税込17,979円で、PCIe 4.0/NVMe SSDがやや身近になった。値動きではCorsair「Force MP600」の2TBが税込52,920円に一時急落している。

GIGABYTE「AORUS NVMe Gen4」の500GBモデル

CFD販売「PG3VNF」の500GBモデル

「WD Blue 3D NAND」4TB

　2.5インチでは、WesternDigital「WD Blue 3D NAND」に4TBが追加。最安価格は税込64,800円(1GB単価16.2円)で、Samsung「860 QVO」の税込64,980円とほぼ同じだ。最大データ転送速度はリード560MB/s、ライト530MB/sで、耐久性は600TBWとなっている。

2.5インチの2TBクラスは、再入荷したSuneast「SE800」が税込23,980円で最安

8月10日(土)調査時に「CG3VX」の960GBが税込9,158円を付けた

　2TBクラスは、再入荷したSuneast「SE800」が税込23,980円(1GB単価12.0円)で最安。次点は「860 QVO」の税込24,818円、続いてCrucial「MX500」の税込24,980円だが、どちらも一部ショップによる大幅特価で、中心価格帯はそれぞれ税込30,000円前後、27,000円台だ。ちなみに「MX500」は7月下旬から8月中旬にかけて最安値が税込26,980円だったが、今回の調査時、前回と同じ税込24,980円に下がった。

　1TBクラスは、前回お伝えした税込8,618円(1GB単価9.0円)が衝撃的だったが、最近では8月10日(土)調査時にCFD販売「CG3VX」の960GBが税込9,158円(1GB単価9.5円)を付けている。24日(土)時点ではADATA「SU650」など3機種が税込み1万円以下で販売中だが、特別目を惹く動きはなかった。

Colorful「SL500」の640GBが税込5,980円で特売

M.2-2242 512GBも登場

　なお、容量的には半端な印象を受けるが、Colorful「SL500」の640GBが税込5,980円で特売されている。1GB単価は9.3円で、8月24日(土)に調査した全SSDのうち、1GB単価10円を切るのはこれだけだ。

　M.2/SATAのType 2242には、低価格なノーブランドのバルク品が出てきた。店頭の表示によると、3D TLC NANDフラッシュとMarvell製コントローラを採用し、最大データ転送速度はリード530MB/s、ライト400～500MB/s。価格は512GBが税込9,980円、256GBが税込4,980円、128GBが税込2,780円で、超小型の2242としてはTranscendより最大2,000円安くなっている。