DDR4メモリの取扱店増加、特価でDDR4とDDR3の価格が一時逆転

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  3TBが9千円割れ
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  960GBが3万8千円台に
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  DDR4急落でDDR3と一時逆転
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  「Skylake」ついに登場

DDR4メモリの取扱店増加、8GB×2枚は一時1万円割れでDDR3と逆転する事態に

　DDR4はIntel新型CPU「Skylake-S」の対応を得て、2枚組の入手性が格段に改善。8月22日時点の在庫ショップ数は、DDR4-2133が6店、DDR4-2400が7～8店に急増している。

　8月上旬には、DDR4-2400が特価(税込)で9,800円/4,980円を記録。調査時点で品切れながら、「DDR3よりDDR4のほうが安い」という瞬間が生じた。このような格安販売はさすがに例外的だが、現状ではDDR3から見て、DDR4は平均3～4割高にまで縮まったというのが筆者の感覚だ。

　個別に見ると、DDR4-2133の最安値は8GB×2枚組が税込14,480円、8GB×2枚組が税込6,980円で、廉価品の価格帯はそれぞれ16,000円前後、7,000～9,000円前後。DDR3で馴染み深いCFD販売からも出始めたが、こちらは21,000円台、11,000円台とまだ高い。

DDR4の8GB×2枚組の1万円割れ特価

DDR4最速品のDDR4-3600は安値品の登場で急落、最安値は82,980円から24,400円に

　より高速なDDR4-2400の最安値は、8GB×2枚組が税込15,480円、4GB×2枚組が税込6,980円。後者は2133と同額である。廉価品は15,000～16,000円台、8,000～9,000円前後で、CFD販売は22,000円台、12,000円前後。2133と2400の差額は小さく、DDR3におけるPC3-10600と12800の関係を見るようだ。

　さて、DDR4にはオーバークロック向けの高速メモリもあり、8月上旬にはDDR4-3600が最速の地位に就いた。G.SKILL製の4GB×2枚組で、価格は発売時税込82,980円、その後、税込61,480円に下がっている。

　ところが、本稿の価格調査から帰った22日(土)夜、編集部から届いたメールには筆者も仰け反った。DDR4-3600の4GB×2枚組がCORSAIRからも発売され、その価格は税込24,400円だという。G.SKILLの当初価格と比べ、実に3分の1以下へ急落してしまった。

　こうした激烈な価格変動は、新世代メモリの登場時にしばしば起きる。ほかの例といえば、タイ水害時のHDD高騰や、かつて見られたCPUフライング発売直後の急落が思い出されよう。

　DDR4に目を奪われがちだが、DDR3も値下がりが進んでいる。特価によるPC3-12800の最安値は、8GB×2枚組が税込10,280円、4GB×2枚組が税込5,378円で、中心価格帯はそれぞれ12,000～14,000円台、6,000～7,000円台。平均の値下がり率は4.8～7.4%と大きい。

　ちなみにDDR3の史上最安値は、PC3-10600 8GB×2枚組が4,550円(2012年10～11月)、同4GB×2枚組が1,980円(2011年12月3日)である。DDR4の急落など恐るるに足らず。メモリが今日とは桁違いに安かった時代もあったのだ。