サハロフ佐藤の相場月報 2013年7月号

Haswellとマザーボード同時購入で値引き、Richlandで豊かな都市を

　HaswellことLGA1150対応Core i7/i5は、平均1～3%台の緩やかな下落傾向。最上位のCore i7-4770K(3.5GHz)は、最安値が35,000円を割った。

　注目したいのは、対応マザーボードと同時購入した際の値引きだ。期間限定ながら、最大8,000円引きを打ち出すショップが出現している。CPU購入時は単体価格だけに気を取られず、セット割引きがないか、POPなどで確かめたい。

　LGA1155タイプは在庫ショップ数が減りつつあるが、Core i7-3770K(3.5GHz)がほぼ横ばいであるなど、値動きは平均1%前後に留まっている。流通量は少ないものの、低消費電力タイプの新製品も出回っており、このうちCore i3-3250T(3GHz、TDP 35W)は16,770円(バルク品・CPUクーラーセット)だ。

Intelのセット割りは一部で最大8,000円引きに

8コア全てを5GHz動作させたPCのデモ実施

　一方AMDは、新型Aシリーズ「Richland」が平均1.3～3.2%下落。A10-6800K(4.1GHz)および6700(3.7GHz)は、複数のショップで16,000円を割った。

　なお、6800K/6700を購入すると、先着順で「SYMCITY」のダウンロードクーポンをもらえる「Richlandで市長になろう」キャンペーンが、日本AMDにより7月13日(土)から実施中だ。4月にもA10-5800K/5700を対象に行われたが、より強化されたAPUで新市長に就任し、豊かな都市を築いてはいかがだろうか。

　AMDの話題をもうひとつ。FX-8350(4GHz)のオーバークロックデモで、全8コアが5GHz動作したというニュースだ。ちなみに、発表済みのFX-9590(4.7GHz)は、Turbo CORE動作時のクロックが5GHz。上位モデルのお株を奪った上、同店ブランドPCで製品化を検討中とは奮っている。

　これが自作PCの醍醐味だ。トンがったところにこそ、愉悦はあると肝に銘じたい。