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大ヒットしたポケモンGOと盛り上がりに欠けたiPhone 7
～ ショップ店員が振り返るこの1年 その2 ～
2016年12月27日 08:10
2016年の総決算ということで、アキバのショップスタッフに今年1年で特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。
今年はスマートフォン向けアプリ「ポケモンGO」が大ヒット、秋葉原の街でも多くの人がスマホを片手にプレイする姿が見られた。一方、毎年多くの話題を提供してくれるiPhoneの新モデルは、特別感が薄れたからか、アクセサリーショップでは以前ほどの勢いは感じられなかったようだ。
Jan-gle 秋葉原本店Aさん
ポケモンGOブームが凄かったですね。当店のすぐ近くにポケストップが複数集まる場所があったので、ゲームの公開直後は人だかりが凄かった事を覚えています。あとは、施策として用意したポケモンGOの入門セット（中古スマートフォンと格安SIMカードのセット）やモバイルバッテリーの割引セールが好評でしたよ。
イケショップ 秋葉原駅前店Aさん
ポケモンGOのおかげでモバイルバッテリーがバカ売れしましたね。まあ、あっという間に沈静化もしましたけど……。一時期は秋葉原中でポケモンGOを遊んでいる人を見かけましたが、今ではだいぶ少なくなりましたしね。
イオシス アキバ中央通店Aさん
秋葉原でとなるとやっぱりポケモンGOですね。サービス開始直後は街を歩いている人がほとんど遊んでいましたし、ポケモンGOが遊べるスマホもかなり売れましたし、ゲームでは今年最大のヒットと言っても良い勢いだったんじゃないでしょうか。遊ぶつもりは全くなかったのですが、結局自分もやりましたしね（笑）。
東映ランドAさん
ポケモンGOの時のバッテリーですか。あれが一番印象に残っていますね。老若男女問わず、皆さん買っていきました。今すぐに充電したいという問い合わせもあったし、中には何も言わずに買っていって、充電ができないと言ってくる方もいました。どうも、最初からフル充電されていると思っていたらしく……。
イオシス アキバ中央通店Aさん
輸入品スマホの売れ行きがかなり伸びましたね。Xperia X Performanceは当初、税込89,800円で販売したのですが、すぐに100台売れたんですよね。流石にこれが今年のトップかと思っていたのですが、その後、ZenFone 3 Ultraがさらに売れ、Xperia XZがその二機種を大きく超えて数百台売れるといった状況になりました。格安SIMの登場で、回線と端末を分けて購入する人も増えてきたなと感じさせられました。契約期間の縛りがなければちょっと試して気に入らなければ買い取りに出したり、新機種が好きな人は取っ替え引っ替えしやすくもなりますしね。この流れはうちのショップ的には追い風になっているので良い状態です。反面、国内端末は総務省の介入で値下がりしなくなってきているので、そこは気がかりですけどね。
イケショップ 秋葉原駅前店Bさん
iPhone 7の盛り上がりがイマイチだった事ですかね。iPhoneは新モデルが出ると周辺機器なども賑わうのですが、今年はそれがありませんでしたし、iPhone 7自体そんなに品薄な状態も続きませんでしたからね。みんなiPhoneに慣れてしまって特別感がなくなりつつあるように思います。
イオシス アキバ中央通店Bさん
SIMフリーとMVNOがごっちゃになっている人が本当に増えました。格安SIMがそれだけ一般層に普及してきているということなんでしょうけどね。どの端末で使えるのかとか、質問されることも増えましたしね。
イオシス アキバ中央通店Bさん
今年は中華スマホの取扱いを強化しました。有名メーカーであれば10万円はするようなモデルが、中華スマホなら6万円前後で手に入るので、かなり人気です。中国本土で競争が激化しているので、ハイエンド品が安く手に入りやすい状況になっているんですよね。品質面で若干甘いかなという部分もありますが、価格が価格ですからね。使いこなせる人には良い選択肢だと思いますね。
イオシス アキバ中央通店Cさん
一番は「DSDS」ですね。今年のスマートフォン的には最大のニュースではないでしょうか。元々マニアの間では知られていた言葉でしたが、まとめサイトなどでも見かけるようになったので、この単語が表に出てくるようになったことに驚きました（笑）。デュアルSIMで3G・4Gが同時使用できるようになったのも今年ですしね。海外ではGSMと4Gの同時利用が一般的でしたが、日本はGSMが使えないので、デュアルSIMの意味があまり無かったんですよね。ZenFone 3など、DSDS対応の国内向け端末も発売されましたし、日本もようやくデュアルSIMの恩恵が受けられるようなるな～と感慨深いものがあります。