Intel完全復活、久々に強いIntelが帰ってきた

　Intel完全復活の年だったのではないでしょうか、久々に強いIntelが帰ってきましたね。コンシューマーで最高性能は依然Ryzen 9 5950Xだと思いますが、コストやゲーミング性能を考えるとAlder Lake世代のCPUはかなり強いですからね。売れ行きも良い感じになり、ハイエンドユーザー層がIntel環境へ移行しつつありますね。昔は発熱が大きかったり消費電力が高いと避けられていましたが、今は冷やせる範囲なら問題ない、冷やして性能が上がるならガンガン冷やせば良いという人も増えてきましたからね……。ビデオカードも消費電力がかなり大きくなっていますが許容されていますし、時代は変わりましたね。

　個人的には第12世代Coreプロセッサーですかね。ここ数年の間、Ryzenに負けていたIntelがAMDを性能や価格面でひっくり返したのは、歴史に立ち会っている感じがして、感動しています。PC自作を始めたのが、Core 2 Duoからで、昔のAMDを知らないというのもありますが、Intelはこういう野心的なことをするイメージがなかったので正直驚きました。

　正直なところIntelの時代が戻ってきたことかな。初速はそうでもなかったんですが、想定以上にAlder Lakeは強かった。DDR5メモリの価格が高いので、そんなにでないと思っていたんですが、初回に買う方はとにかく新しいものが欲しいのかなと。併せてAlder Lakeが出た時はCPUクーラーが無くて大変でした。AMDは値下げをしないと厳しいですね。コスパの良さがAMDの特徴だったので。あとは、下位のCPUが無いのでその辺りがネックかな。

　Intel CPUが一年の間に2世代(第11世代と第12世代)登場したことが印象に残っています。メインストリームのモデルが一年で2つも登場するのは珍しかったですね。あとは価格面でもIntel CPUは比較的大きな動きがあったのが印象的でしたよ。

　AMDは売れ筋の安いCPUが無いので、Intelがいろいろ整えてきたらやばいですよね。あとは、PCIe Gen 4が思ったよりも早く普及したかな。もう少し時間がかかると思っていたんですが、PS5の影響が大きかったんでしょうね。ほかに印象に残っていることと言えば、20TB HDDが発売されたことですかね。

　売れたものと言えばグラボですが、在庫があればもっと売れたというのはDDR5メモリかな。過去、CPUの在庫はあるけど、マザーの在庫が無いという事はあったけど、メモリが無いからCPUとマザーが売れないというのは無かったのでは？まあ、中にはDDR5メモリが無いのにマザーだけ買っていかれた方もいましたけど。これからDDR5メモリの恩恵が伝わってくると、また盛り上がるんでしょうね。