特集、その他
PCパーツ各社に聞く「今年の意気込み」と「去年の売れ筋」
AMDにNVIDIA、ASUS、マウスコンピューターなど22社
(2015/1/1 03:31)
新年明けましておめでとうございます。
新年といえば去年の振り返りと今年の展望。例えばメーカーから見た去年の売れ筋パーツや今年の意気込みはどうなのか?気になる人も多いはず。
そこで今回、PCパーツやBTOメーカー各社に「2014年にヒットした製品」や「2015年の意気込み」をお伺いし、お寄せいただいたコメントをそのまま掲載しました。
掲載メーカーは22社。各社が力を入れている、そして今後入れていくポイントや今年の意気込みなど、なかなか興味深いコメントもあったりします。掲載順はブランド名50音順ですので、気になるメーカーがある方はそこを、全部読みたい方は頭からどうぞ。
ASUSTOR
ASUSTOR Inc. / Sales & Marketing Division
Allen Yen氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
AS-202TEが全世界的に最も売れています。
Intel CPU+HDMI+音声出力+フロント/リアUSB3.0搭載、赤外線リモコン対応の低価格マルチメディア対応NASとして初の商品です。テレビやプロジェクターにHDMIで画面を出力できるASUSTOR Portal機能を搭載していますし、Surveillance Centerアプリを使ってネットワークカメラによる監視や、XMBCアプリでのサラウンド音声付フルHD映像出力も可能です。しかも、ARM系の低スペックCPUを搭載した、HDMIや単体映像出力、フルHDメディア再生機能を持たない他社製NASと同等の価格水準を実現しています。AS-202TEはNAS市場において独自のセグメントを築き上げ、ベストセラーになったのです。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
AS-202TE以外では、今年新商品のAS7シリーズに特にご注目いただきたいです。
AS7シリーズは史上初にして唯一、HDMI端子で4K映像を直接出力可能なNASで、また、DSDのハイレゾ音楽再生をサポートする世界初のNASでもあります。他の地域と比べても、日本のユーザー層は、最高水準のハイビジョン映像とハイレゾ音声、両方をカバーする環境を望んでいるとみられています。AS7シリーズは唯一、映像・音声の両方に対する日本市場のニーズを満たす史上初にして唯一の製品といえます。
●2015年の意気込みを教えて下さい
我々はユニークなアプリを開発して、競合他社との差別化を行っています。現在の、あるいは今後のアプリで、コンシューマーとビジネス・エンタープライズ・教育・政府機関等の法人市場の両方のニーズをカバーします。日本はNAS普及率の高い市場の一つで、私達は今後数年に渡って、お客様のニーズと要求を満たせるようベストを尽くして参ります。
●読者に一言どうぞ
この1年、ASUSTOR製品をご支持いただいたお客様に感謝を述べさせていただくとともに、私達は引き続き、製品・サービスの改良・アップグレードに努めて参ります。2015年も、お客様をワクワクさせるような新しいハードウェアやソフトウェア製品を提供したいと考えております。ASUSTORはいつでも、皆様方のフィードバックやご提案を歓迎いたします。(メールアドレス:support@asustor.com)皆様方の継続的なご支援に感謝致します。
WesternDigital
ウエスタンデジタルジャパン株式会社 / チャンネルマーケティング
安田 伸幸氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
発売から2年以上経過した弊社ヒット製品WD Redは、2014年には6TBモデルや企業ユースに最適なWD Red Proが新たなWD Redファミリーとして追加されラインアップは更に充実しました。
人気の理由は24時間365日の安心稼働という点かと思っております。
2014年はNAS BOXメーカーさんもさまざまなモデルを発表され、日本でもNASブームが盛り上がって来てます。2015年は更にそのブームが加速する事を期待しております。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
日本においてはウエスタンデジタルのHDDと言うと「内蔵HDD」のイメージが強いかと思いますが、外付けHDDも積極的に市場に投入しております。
特にデスクトップ型でのMy Book DuoはWD Redを搭載した2ベイのRAIDモデルです。ミラーリング構成で大事なデータを大量に、安全に保存したいというニーズには最適な製品です。
●2015年の意気込みを教えて下さい
増税や円安など、市況の影響が厳しい年でしたが、おかげさまで弊社製品は年末まで順調にビジネスをさせて頂く事ができました。
SSDがどんどん市場を増やしておりますが、データセンター、NAS、監視システムなどHDDが必要な環境もどんどん増えております。2015年もストレージソリューションカンパニーとしてリードして行きたいと思っております。
●読者に一言どうぞ
内蔵HDD、外付けHDDともにユーザーの皆様のご満足いただける製品を発表していく予定です。
是非ご期待ください。
AMD
日本AMD株式会社 / コンシューマー事業部 マーケティングマネージャー
森本 竜英氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
2014年に最もヒットした製品は、「Kaveri」ことAMDのAシリーズAPU「AMD A10-7850K」です。
パフォーマンスが従来製品を大きく上回ったことや、グラフィックス性能が高く評価されたことがヒットの背景にあると思います。また、CPUとGPUの両方を同じプログラムで動かすことで、CPUとGPUのコードを別々に記述する複雑さをなくす「HSA」を初サポートする製品として注目を集めました。HSA対応で重要なテクノロジーである「hUMA」により、CPUとGPUが同じデータと同じメモリ空間を相互に共有できるようになりました。さらに、「AMD Radeon R7」GPUを搭載し、PCゲーム体験を劇的に変えるグラフィックスAPI「Mantle」により優れたゲーミング体験を提供します。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
注目してほしい製品は、昨年9月に発表したハイエンド向けのデスクトップGPU「AMD Radeon R9 285」です。
この最新GPUは、4Kデコードをはじめ、映像を出力するディスプレイごとに最適化した垂直同期クロックに自動調整できる「FreeSync」やマルチディスプレイ環境で没入感のあるゲームプレイを楽しめる「Eyefinity」、そして、CPUに依存せずに、低遅延で音像プログラムを実行できる「TrueAudio」などのサポートで豊富な機能をゲーマーの皆様に提供し、パフォーマンスと価格のトータルバランスを考慮したベストフィーチャープロダクトです。今後「Mantle」に対応した更なるゲームタイトルの最適化を予定していますので、ぜひご期待頂きたいと思います。
●2015年の意気込みを教えて下さい
モバイル向けに省電力性を大幅に高めたモバイルAPUファミリー「Carrizo」を始めとする次世代APUや、現行のGPU性能を更に高めた製品などの投入に注力していきます。電力効率性やグラフィックス性能が大幅に向上するAMD製品をOEMメーカーが採用しやすくすることで、幅広い性能と価格ポイントをカバーする最終製品を皆様にお届けしたいと思います。
●読者に一言どうぞ
来年はMantleやTrueAudio、毛髪レンダリング技術のTressFX Hairといった最新技術へのゲームの最適化がますます進み、AMD製品を活用したゲーム体験がさらにパワーアップします!様々な最新ゲームをバンドル提供する「Never Settle」や、様々なキャンペーン、秋葉原でのイベントなど、皆様に喜んで頂ける企画を実施していきたいと思います。最新情報はAMDのFacebookページで随時ご案内しますのでぜひチェックしてみてください。
ASUSTeK
ASUSTeK Computer Inc. / OS非搭載製品日本市場担当広報
岩崎 晋也氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
驚くほど反響があったのは準ファンレスビデオカードの「STRIXシリーズ」です。想定以上にヒットしたので、入手し辛い状態が続いてしまいました。申し訳ありません。
ビデオカードは、高負荷で使われている時間よりも低負荷の時間のほうが長いという実態から生まれたのがSTRIXシリーズです。トータルで使いやすいビデオカードとは何だろう?という製品作り時の課題に対する1つの答えが、低負荷時にファンが止まるビデオカードでした。我々もこだわった部分ではあるのですが、ご購入者様の意見を聞きますと、ファンを止める制御をハードウェアのみで行っていることもSTRIXシリーズを選んでいただいた理由のようです。ありがとうございます!
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
27型4K(3,840×2,160ドット)液晶の「PB279Q」は、個人的にも買いたいですし、人にもオススメしたい大注目製品です。IPSパネルなので発色がキレイですし、何と言っても入力端子が6つあるのが最高に素敵です。メインPCにゲームPCに、PS4にHDDレコーダーに、さらにスマートフォンをMHLで接続しても、あと1つ端子が余ります。画面内に子画面を出すこともできますし、4入力を並べて映すこともできます。PCの前から一歩も移動しないでいろいろ楽しむことができます。最高です。
ほかにはZ97搭載microATXマザーの「MAXIMUS VII GENE」がイチオシです。今、私も欲しいです。みなさんも小さなハイエンドゲームPCを自作して、PCゲームを楽しみましょう!
●2015年の意気込みを教えて下さい
2015年は、自作PCというものをもっといろいろな人に知ってもらいます! ASUSのタブレットを買っていただいている人にだって、母艦PCがあったほうが絶対便利なんです。ノートPCはスマートですが、自作PCのほうがカッコイイじゃないですか。自作PCはカッコイイということを広めます!
●読者に一言どうぞ
ASUSの製品は今も昔も変わっていません。ジャンルは違っても、PCパーツもノートPCもタブレットも基本的な部分は同じです。ASUSは、皆さんがアッと驚くような製品や、楽しんでいただける製品、今よりももっと便利な製品を2015年もどんどん出していきます。既にASUS製品を使っていただいている方も、これからASUS製品を選ぼうとしている方も、2015年もASUSの製品をよろしくお願いします。
ADATA
ADATA Technology / Channel Business Div.
Nell Tsai氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
【SSD】 エントリーモデルのSP600シリーズ、ミドルレンジのSP900シリーズ、ハイパフォーマンスモデルのSX900が人気でした。リーズナブルな価格はもちろん、優れたコストパフォーマンス、そして品質が評価されてのことだと考えております。
【メモリ】 定格動作のスタンダードモデルであるPremierシリーズが好調です。コストパフォーマンスの良さと品質が評価されているからと考えております。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
【SSD】 個々の製品よりも、ラインナップの多さにご注目いただきたいです。ADATA SSDは、価格重視のエントリーから、ハイエンドまで幅広くカバーするラインナップを揃えています。
【メモリ】 パワーユーザー向けのオーバークロックメモリXPGシリーズに注目していただきたいです。DDR3のラインナップが多く、低レイテンシのDDR3-1600、ゲーミングPC向けのDDR3-1866、APUにお勧めのDDR3-2133/2400、オーバークロッカー向けのDDR3-2600~3100まで、ニーズと予算に応じたスピード・容量をお選びいただけます。
また、ADATA XPG Z1 DDR4シリーズはグッドデザイン賞を受賞しました。デザインと品質を兼ね備えた製品として、今後、人気が出ると考えております。
●2015年の意気込みを教えて下さい
【SSD】 2015年は、より多くのお客様にADATA SSDの高い品質・性能を実感していただけるよう、これまで以上に開発・製造・販売に注力していきます。
【メモリ】 ADATAが誇る高い開発能力・製造能力を背景に、オーバークロックメモリ分野でもNo.1メーカーとして認められるべく努力していきます。
●読者に一言どうぞ
【SSD】 ADATAはロゴマークとなっているハチドリのように、多彩な市場ニーズを敏感にとらえて反応し、迅速な技術革新と生産に努め、より優れた製品とサービスを提供しています。2015年の新製品も楽しみにして下さい。
【メモリ】 2015年はDDR4 XPGシリーズの新商品を拡充していきますので、ご期待下さい。
NVIDIA
エヌビディア / チャネルマーケティング&セールスマネージャー
高橋 一則氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
GeForce GTX980/970ですね。
今までの常識を覆す高性能かつ低消費電力を実現したMaxwellアーキテクチャが日本の皆様に広く受け入れられたものと思われます。9月に発売を開始して以来、供給が追いつかないほどの人気ぶりでした。
また、各パートナーからも低負荷時にファンが完全に止まるといった「セミファンレス」のようなユニークな製品もお客様に受け入れられたのだと思います。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
GeForce GTX750 Ti/750です。
初のMaxwellアーキテクチャを搭載し、発売開始以来日本で一番売れているGPUです。ミドルクラスの性能を持ちながら補助電源不要のため、ゲーマーの方を始めとして、メーカー製PCのアップグレードまで、幅広いお客様に受け入れられています。また、最近流行のSmall Form FactorといったコンパクトPCにも最適の製品です。
●2015年の意気込みを教えて下さい
シェア100%を目指して引き続き頑張ります(笑)。今年も皆様に愛されるNVIDIAとなるように精進してまいりますので、宜しくお願います。
●読者に一言どうぞ
2015年も皆様のご期待にお応えできるGeForce製品そして新たな技術をお届けできるように努力していく所存です。今年もユーザーの皆様との触れ合いも大事にしていきたいと思います。
MSI
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社 / 社長
Brian Kung氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
昨年に引き続き、カテゴリを問わず、ゲーム向け製品の売れ行きが好調です。
PCオンラインゲーム市場がここ数年、順調に拡大していることも背景ですが、当社独自のゲーム機能が沢山搭載されている点も人気の理由と言えるでしょう。1080p、60Mbpsの高画質で録画配信できるマザーボードの機能「Streaming Engine」や、60℃以下でファン回転を停止させるグラフィックスカードの機能「Zero Frozr」に対応する「TWIN FROZR V」クーラーなどの独自機能は、エンドユーザーはもちろん、メディアからも高い支持を受けています。
実は当社のX99マザーは既に世界中で100以上の名誉ある賞を受賞しています。当社製品の実力の高さはここからも伺えると思います。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
2つあります。まずはECOマザーボードです。
この製品は、ボード上の使わない部分への電力供給を独自技術で完全にカットすることができます。設定は付属ソフトから行いますが、最大40%の電力削減ができるので、電気代の節約につながります。
2つ目は独自設計の「ARMORファン」を搭載したMSIスタンダードシリーズのグラフィックスカードです。こちらはハイパフォーマンスと、価格の安さを両立させた非常に魅力のある製品となります。これからパソコンの購入を検討している方で、ネットサーフィンやメールぐらいしか使わない方には是非ご検討いただきたいです!
●2015年の意気込みを教えて下さい
2014年はエンドユーザーの要望に応えるようにいろんなことにチャンレンジしてきました。
2015年もこのハングリー精神を持ち、「MSI is NO.1 IN GAMING」という新目標を目指して、顧客目線でこれからの製品開発・製造・販売に臨んでいきたいと思っております。MSIを買ってよかったと言っていただけるように、いい製品を提供することを約束します。
●読者に一言どうぞ
昨年1年間ご愛顧いただき誠にありがとうございました。来年も皆様に信頼してお使い頂けるような製品の提供を目指して、製品開発やサービス向上に努めてますので、どうぞ宜しくお願いします。
現在CES 2015展示会に向けて新製品開発中ですが、画期的な製品を多数公開予定です。2015年のMSIにも注目してください。最新情報はFACEBOOKで随時更新中です。是非いいね!してチェックしてください。最後は、皆様良いお年をお迎えください!
オウルテック
株式会社オウルテック / 広報グループ
上田 一 氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
ATX電源ではSeasonic製ATX電源ユニットPlatinum Series『SS-660XP2』が大きく販売数を伸ばしました。
業界トップクラスの安定性と静音性という高性能さと、代名詞ともいえる『5年間の新品交換保証』の安心感が世の中のニーズと一致し、多くのお客様に受入れられております。
変換効率最上位をほこる『80PLUS PLATINUM認証』により省エネで発熱を抑えることにより、部品の高寿命化も図りながら、大容量出力においても十分な安定性と効率を実現しております。また、電源一次側・二次側に日本メーカー製の105度アルミ電解コンデンサを搭載。冷却性能では、山洋電気製静音モデル12cmファンを採用。十分な風量と静音性も両立しています。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
Seasonicの80PLUS PLATINUM認証電源『SS-1050XP3/SS-1200XP3』を昨年12月に発売いたしました。
品質の追求で実現した『5年間の新品交換保証』はそのままに、最新HaswellなどのハイパフォーマンスCPUやグラフィックボードにも対応、より安定した動作が保証されます。信頼の日本メーカー製105℃アルミ電解コンデンサを一次側・二次側に採用し、大幅に製品寿命を向上しています。電源内部温度調整の心臓部には、山洋電気製の12cmサイレントシリーズファンを搭載!冷却性と静音性を実現いたしました。
さらに進化したハイブリット・サイレントファンコントロール機能により、温度と負荷を自動検知しより効率的な冷却を行えます。
●2015年の意気込みを教えて下さい
これまで同様『メーカーならではの高品質・安心保証』をモットーに、お客様が安心してお使いいただける製品開発・サポート体制を行ってまいります。
世の中の流行や、お客様の声を真摯に受け止め、皆様の暮らしがより便利になる製品を世の中に発信し続け、『オウルテックの製品が欲しい』とご指名いただけるファンを増やしていきたいと思います!
●読者に一言どうぞ
昨年はオウルテック製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
スマートフォン等のデバイスが躍進している昨今ですが、オウルテックはDOS/V関連製品もこれまで以上に頑張ります。昔からオウルテックと共にDOS/V業界を盛り上げてくださった皆様の信頼も大切にしていきます。本年もこれまで以上に皆様にご満足頂ける製品作りを心がけてまいりますので、より一層のご支援を賜りますよう、社員一同心よりお願い申し上げます。
GIGABYTE
日本ギガバイト株式会社 / Director
中村 広志氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
GIGABYTEはここ数年ゲーミングを強く意識した製品に注力してきましたが、2014年、マザーボードではイメージカラーを一新したG1 GAMINGシリーズを立ち上げ、ゲーミング向けマザーボードの新定番製品を世に送り出す事ができました。
メインストリーム向けのGA-Z97X-Gaming3は、手ごろな価格でゲーミング向けにパフォーマンスを発揮、仕様も一通り網羅した製品として人気です。
そして、ビデオカードではGTX9シリーズがよく売れましたが、ゲーミング向けのG1 GAMINGシリーズと、Mini-ITXに最適化したIXモデルが人気でした。特にMini-ITXに最適化されたGV-N970IXOC-4GDは最近人気の小型PCで高いパフォーマンスを発揮でき、多くの方々にご支持頂けました。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
ゲーミング向けのマザーボードが大きく飛躍した一年でしたが、省スペースPCの新提案として展開中のBRIXについても多くの方からご支持をいただきました。BRIXはもともと上から下まで幅広いラインナップが人気ですが、ゲーミング向けに極限までパフォーマンスを引き上げたBRIX Gamingシリーズが特に人気です。NVIDIAのGeForce GTX 760 やIntelのIris Pro Graphics 5200を搭載したモデル等がそれにあたります。
そして、ビデオカード製品では、先日発売した限定モデルのGV-N980X3WA-4GDです。とにかく超弩級の製品を!ということでGIGABYTEがチャレンジした一品です。金額も超弩級ですが、最新のGTX980をすぐに3WAY/水冷仕様で構築できます。
●2015年の意気込みを教えて下さい
弊社が主体となって日本のPC-DIY市場を盛り上げる為の一年としたいです。
その為にG-Katsu(G活)と称してPC-DIY市場を盛り上げる為の数々のイベント・プロモーション活動を行います。製品においては、GIGABYTEといえば高品質GAMINGパーツという確固としたイメージがより定着するような、実用的で魅力的な製品展開を行ってゆきたいと思います。
●読者に一言どうぞ
弊社製品をご愛用頂き誠にありがとうございます。
マザーボードは「超耐久、コワレナイ」を合言葉に、高品質かつ耐久性に優れた、皆様に安心して使っていただける製品を引き続き展開していきます。ビデオカードは、2015年も強烈に冷えるWINDFORCEを搭載したハイクロックモデル、Mini-ITX規格やLowPlofile規格対応モデルといった、こだわりある製品を展開していきます!
日本向けの製品も企画していきますので、是非ご期待下さい!
Thermaltake
Thermaltake / Intergated Sales & Marketing Communication
Ian Hsieh氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
2014年に一番ヒットした製品は「Thermaltake Mini ITXケース 」です。
ヒットした理由につきましては、「MiniITXのケースで拡張性が高く、お手頃な価格で購入ができること」だと思います。ユーザー目線で組みやすさを考え、MiniITXのコンパクトさを強調したこと、水冷キットの搭載も可能で、AIO水冷キットならば120mmの水冷も搭載が可能なので、組み立ての楽しが広がるケースだからだと思います。
CPUクーラーはNiCL31とも相性が合い、小さいながらも冷却を重視でき、アクリルの窓も上部と側面に変更することが可能でより自由自在にやりたいことができるケースです。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
Core シリーズ、具体的にはCore V31 V41 V51 V71ですね。
今年からは真の冷却王を目指すべく、冷えるコンセプトを投入し市場でよりハイエンドな製品をお手頃な価格で楽しんでいただけるようコンセプトをしぼる一年となりました。
来年に続く、本格水冷キットやスタック可能なケースなど、よりハイエンド、そして組み立ての楽しさをみなさまにお伝えさせていただきたい製品を盛りだくさんあるなか、Coreシリーズはより水冷、ケースファンなどなどアクセサリーが組み立てやすいシリーズで、冷却を重視し、組み立ての楽しさを引き出せるケースシリーズとなっておりますので、お勧めいたします。
●2015年の意気込みを教えて下さい
2015年は「LCS Certified」と「冷える」この二つのコンセプトでみなさまにハイエンドかつ尖った製品を楽しんでいただく年にさせていただきたく思っております。
本格水冷キット、スタック可能なハイスペックキューブケース、デジタルエコのデジタル電源などなど、楽しんでいただける製品をご提供させていただく思っております。
●読者に一言どうぞ
これからも日本市場の皆様に、組み立てを楽しんでいただける製品とイベントを企画してお届けさせていただきます。
2015年もThermaltakeをよろしくお願いいたします!
Seagate
日本シーゲイト株式会社 / 営業部
KG氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
Archive HDDですね。一般向けHDDとして、初めて「SMR」という最新の高記録密度技術を搭載しており、技術面でも注目されていると自負しています。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
Archive HDDの大容量版として登場見込みの「Archive HDD v2」ですね。ギガビット単価最強のニアラインHDDとなるはずです。
特徴はArchive HDDと同様で、最新のSMR技術も採用、24時間、7日/週の推奨通電時間サポート、キャッシュも128MB、保証期間3年。ニアラインのHDDですので、RVセンサー(回転振動センサー)も搭載しており、ニアラインHDDとしての精度や信頼性を確保しています。
●2015年の意気込みを教えて下さい
今後も、最新鋭の技術を駆使した、多種多様(変わり者も?!)なHDDを市場へ随時投入していきます!
●読者に一言どうぞ
今後も、懲りずにSeagateブランドを御贔屓に宜しく御願い致します!
G.SKILL
G.SKILL International Enterprise / Sales Department
Gillian Lee氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
Ripjaws、TridentX、ARESといったDDR3メモリです。
Ripjawsは厳選部品で製造し、厳格に品質チェックしています。卓越した性能、品質、互換性はPCゲーマー、高性能WS、エンスージアスト・パワーユーザーのためのもので、アメリカ最大のPCパーツオンラインショップNewEgg.comでも、「飛び抜けてユーザー満足度の高い商品」として表彰されました。
最高3,200MHzのラインナップがあるTridentXは、現在入手できる世界最強&最速のDDR3メモリです。HWBot.orgによると、オーバークロッカーがスコア提出する際、最も使われているメモリです。
ARESは、手軽にアップグレードするには最良です。ヒートスプレッダーも高さ3.2cmの背の低いものを使いました。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
Ripjaws 4とPhoenix Bladeにご注目いただきたいです。
Ripjaws 4シリーズのDDR4メモリは、Intelや主要マザーボードメーカーとの協業を通じ、高い互換性、信頼性と素晴らしい性能を実現しました。例えば、DDR4-3333 16GB(4GB×4)キットを出荷しているのは当社だけでしょう。定格外OCですが、DDR4-4000を記録した初のDDR4メモリでもあります。
Phoenix Blade PCI-e SSDは、SandForce SSDコントローラー4基でRAID 0を構成、PCI-e 2.0(x8)接続で別次元のスピードと大容量を兼ね備えた製品で、一般的なSATA3 SSDの4倍の性能があります。DDR4やPhoenix Bladeのようなハイエンド製品の他、より多くのユーザーの皆様にG.SKILLの製品をお試しいただければ幸いです。
●2015年の意気込みを教えて下さい
2015年は、来るべき次世代CPUとマザーのため、最高性能のメモリモジュールを開発していきます。新プラットフォームに最適化されたDDR4メモリを発売することでしょう。
加えて、ヘッドセットやキーボード、マウスといったゲーミングデバイスのブランドも立ち上げます。特別な機能を搭載し、ゲームをより楽しめる、革新的なものになります。
●読者に一言どうぞ
弊社にとって、昨年はDDR4やPCI-e SSD発売など多くの出来事があり、とてもエキサイティングでした。皆様のご支援・ご協力がなければ、日本でここまで成功することは無かったでしょう。
2015年も、弊社は最高の製品とサービスをお客様に提供することをお約束します。皆様のご支援とフィードバックを元に、弊社製品でPCパフォーマンスを次のレベルまで引き上げていきます。
皆様に感謝、そして2015年も素晴らしい年となりますように。
Shuttle
日本Shuttle株式会社 / セールス&マーケティング部
勝野 紘太氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
印象に強いのはやはりDS81です。
近年、より小型化されていくベアボーンの需要はパフォーマンス重視と価格重視とで、より明確に二分化されてきているのを強く感じています。その中で、DS81は比較的省スペースでありながらデスクトップCPUに対応した唯一の存在としてリリースされました。
小型でありながら最新プロセッサを搭載する事で飛躍的に伸びたグラフィックパフォーマンスは発展途上にある4K出力にも先立って対応する事を可能とし豊富なインターフェイスは、小型モデルにありがちなUSBが足りない等の問題を解決してくれました。コンパクトでありながら、デスクトップPCへ寄せていったコンセプトが評価を得たのだと認識しております。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
発売したばかりのXH97Vは、私達もぜひオススメしたい製品です。
先にお話しましたDS81より少し筐体に高さを持たしておりますが、その代わりに、よりデスクトップライクに使えるよう考えられています。ストレージは、標準で2.5インチが2個ある為、このサイズでありながらRAIDにも対応する事ができます。
また日本限定仕様として、3.5インチベイ(2.5インチベイとは排他仕様)がバンドルされています。より大容量なストレージが搭載可能です。当然これには、高い冷却能力と考えられたエアフローが必要となります。しかし、それらは長らく小型モデルに注力してきた私達の経験と実績が可能にしてくれました。
●2015年の意気込みを教えて下さい
毎年、革新的に技術が進んでゆく中で、コンパクトタイプとデスクトップタイプの間にあったその性能差は、驚くべきスピードで短縮されていると感じています。
「小型だから」と自分たちで、その性能に制限を掛けず、より皆様の心をくすぐる魅力的な製品を提供していきたいと思います!
●読者に一言どうぞ
すでにお使い頂いている皆様にはいつも弊社製品をご利用頂きまして本当に感謝しております。引き続きご評価いただける製品を提供できるよう努力してまいります。
また、まだお試し頂いておられません方や、以前お使いいただた事のある皆様へは、この小型ブームにご興味頂けているようでしたら、ぜひShuttleを一度ご検討頂ければと思います。
シャーシをあけて中を覗いてみた時に、きっとご納得いただけると思います!
宜しくお願い致します!
上海問屋
株式会社ドスパラ / 商品部上海問屋商品企画課
益子 丈資氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
赤外線LED12灯 FHDドライブレコーダーの「DN-11248」ですね。
2013年あたりから動画サイトにドライブレコーダーの映像がたくさんUPされてきたと感じます。話題になった車載映像も多く、ドライブの記録といった趣味的な要素から徐々に注目されてきたと感じます。万が一の事故の際も、「実際に何が起こったか」の記録になります。実用性があることもお客様は感じられたと思います。
当時、ドライブレコーダーは1万円前後の製品が多かったのですが、初期導入しやすい安価な価格設定、視界の邪魔にならないコンパクトさ、画質の高さよかったと思います。
ドライブレコーダーを付けたいけど高額で手が出ないという方に、是非お試し頂きたい商品です。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
超音波洗浄機の「DN-84806」ですね。
超音波の力で奥まで入り込んだ微細な汚れ、ゴミも落としてくれる洗浄機です。眼鏡屋の店先にある超音波洗浄機を体験して自分用にも持ちたいという方が多いのですが、そのような本格的なタイプはサイズも大きく、値段も高額なため、
手が出しづらいものでした。
そこでご家庭でも使えるコンパクトサイズでお手ごろな価格のタイプを発売したところ、多くのお客様に支持されて年間を通じて好調な売り上げをあげる人気商品となりました。
眼鏡の他にも腕時計やアクセサリーなど様々なアイテムの洗浄に使えるのも人気の理由です。来年にはクオリティを上げた新しいモデルを発売する予定です。
●2015年の意気込みを教えて下さい
最近普及しつつあるハイレゾを攻めたいです。コストパフォーマンスが高いイヤホン、DAC、アンプ等のオーディオ関連は、まだまだ足りてないと感じます。
また、2014年12月にショッピングモールにも出店しましたので、幅広いユーザー層に支持されるような便利でユニークな商品、日常的に使えるデジタル雑貨等を増やしたいと考えます。
●読者に一言どうぞ
上海問屋はこれからもPC周辺機器やスマホアクセサリー、デジタル雑貨を中心に便利でユニークな商品をお買い得価格で提供していきます!
また上海問屋が自信を持って販売する高品質&低価格の上海問屋オリジナル商品もオススメ!ラインナップも続々拡大中で
すのでお楽しみに!
販売はネット通販の他に全国のドスパラ各店でも取り扱っています。是非ドスパラお越しいただき、お手に取ってご覧下さい!
ツクモ
株式会社ProjectWhite / 取締役副社長
大堀 陽一氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
ゲームPC「G-GEAR」は3年連続で顧客満足度No.1に選ばれた結果が示すように、非常に多くの方にお選びいただきました。
中でもファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアや、Alliance of Valiant Arms(AVA)といった人気ゲームのユーザー様が口コミで購入されるケースが多く、「G-GEARを選んで良かった」という感想が共有されていると考えております。
弊社製品はPCパーツのトレンドとお客様の声を元に商品選定を行っております。さらにお客様の利用シーンを想定して静音性や耐久性などもチェックしており、こうした取り組みがゲームユーザーはもちろん、高性能と安定性を求める企業ユーザー様からもご支持いただいた結果ではないかと思っております。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
まだラインナップは限られますが、デスクトップにも引けをとらない性能を誇るゲームノート「G-GEAR note N1582Jシリーズ」や、Quadroを搭載したモバイルワークステーションの「eX.computer note N1590Jシリーズ」など他にはない特徴的なノートPCを多数発表させていただきました。
また、年末にはG-GEARとAeroStream(ミニタワー)の各ケースをモデルチェンジすると共に、法人様向けの事務PCとして「小型ビジネスPC」を新たにラインナップいたしました。
これらのモデルは、リテラシーの高い個人のお客様に加えて、研究所や大学様、大手企業様にも多数納入しておりますので、安心してお買い求め頂ければと思っております。
●2015年の意気込みを教えて下さい
パソコンに求められるものは年々変わり続けていると感じております。
それらのニーズの変化に対応できるよう、日本でも屈指の販売量を誇る専門店として培ってきた経験をもとに、引き続き「TSUKUMOらしい」とご評価いただける高品質、高性能な製品とサービスをパートナーの皆さまと共に提供してまいりたいと思います。
●読者に一言どうぞ
昨年末にはTSUKUMOとして初めてとなる九州エリアへの出店として、ツクモ福岡店を新規オープンいたしました。
本年もお客様にもっとも支持される製品とサービスをご提供できるよう、たゆまぬ努力を続けてまいりますので、本年もTSUKUMOとeX.computerシリーズをよろしくお願い申し上げます。
Hauppauge
Hauppauge Digital Asia Pte Ltd / Sales and Marketing
Gopalakrishnan G.氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
HD PVR 2シリーズが主力商品ですね。日本のお客様に受け入れられ、2014年には過去最高の実績となりました。
HD PVR 2(Gaming Edition)と同等の機能を持つHD PVR Rocketも好評です。この製品は、HD PVRとしては最も小さいボディですが、フルHD 1080p録画が可能で、分配器なしでも録画しながら遅延なしでTV出力できるパススルー機能、ゲームプレイ動画のYouTubeアップロードが1クリックで実行できるシンプルな操作性を備えています。
新たにHauppaugeが提供を開始した無料のソフトウェア「Hauppauge Capture」のStreamEez機能によって、TwitchやUstreamで自分のチャンネルを作成してテレビゲームを配信することができ、これも人気の一要因と考えております。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
ライブイベントのインターネット配信を成功に導くアイテムとして、弊社の新商品「StreamEez Pro」にご注目ただきたいです。このStreamEez Proは、単体で数百人から数千もしくはそれ以上の視聴者へのインターネット同時配信に行うためのものです。
Amazon Web ServicesやWowzaといったメジャーなストリーミング配信用クラウドサービスを利用することで、独自に数百から数千の視聴者向けのストリーミング配信を実施することができます。また、StreamEezシステムにはHD画質対応ビデオエンコーダーと、技術に詳しくないスタッフでも簡潔に設定から配信まで行えるStreamEez Proアプリケーションが含まれています。
●2015年の意気込みを教えて下さい
お客様のご意見に耳を傾け、製品改良を続けることが弊社の基本方針です。
例えば、ゲームの解説動画を気軽に作れるよう、HD PVR Rocketにはマイク端子を付けました。自分のロゴを入れて録画できるPersonal Logo Inserter機能も良い例でしょう。
2015年は、もっと多くの機能を用意し、お客様のニーズに対応する、より進化した製品をお届けしたいです。
●読者に一言どうぞ
私達は常にお客様の声に耳を傾け、製品・サービスの改善に努め、Hauppauge製品の高いクオリティと水準を維持することでお客様に興味を持ってもらえるメーカーであり続けたいと考えております。
Panram
Panram International Corp
KiKi Wang氏
CFD販売 / 資材グループ
新垣 裕一氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
DDR3-1600およびDDR3-1333メモリです。具体的な型番で言うとW3U1600PS-4G、W3U1600PS-8GやW3U1333PS-4G、W3U1333PS-8Gですね。
背景としては、Panramメモリの品質・コストパフォーマンスに優れていたこと、だと思っています。特に製造工程等はインプレス様に特集、紹介を頂いた通りです。自信を持って市場に投入した新シリーズで有るため、CFD販売ブランドメモリのファンの皆様から選んで頂いたことと各販売店様のご拡販のご協力によることがヒットの背景と考えます。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
2015年には、DDR4メモリではNINJA Vシリーズという付加価値商品の投入予定です。
また、好評頂きましたLED搭載メモリ LightSwordシリーズではLEDの発光色をRed以外にBlue,Whiteのモデルも予定しております。 定番以外にも付加価値商品を展開してまいりますので、引き続きCFD Panramメモリシリーズをよろしくお願い致します。
●2015年の意気込みを教えて下さい
まだ販売開始から間もないCFD Panramメモリシリーズです。
LightSwordやNinjaVといった付加価値商品といった通常品以外にもブランド認知を上げていくように訴求に力を入れてまいります。
●読者に一言どうぞ
2015年も引き続き、皆様に選んで頂けるよう商品に力を入れていきますので、今後共Panramメモリを宜しくお願い致します。
Fractal Design
Fractal Design / Managing Director
Hannes Wallin氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
まず、年末に出したばかりですが、Define R5の反響の大きさには正直驚いています。
各所のレビューで「素晴らしい」という評価を多数得た上、「感動を覚えた」とまで書いて頂いたメディアさんもありまして。これは人気だったDefine R4を丹念に改良した結果、ということで非常に嬉しく思っています。その他では、キューブケースのNode 804もよく売れました。デザインにはかなり気を遣ったのですが、そういう細部までのこだわりを理解して頂けたのだと思っています。普及モデルのCoreシリーズもよく売れました。80ドル以下クラスの製品を出したことで「上から下まで」フルラインナップ揃いまして「選びやすくなった」のもポイントだと思います。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
別に、ということですと、新しい水冷キットの「Kelvin」に注目して欲しいですね。
今、「水冷」というのは簡易水冷と本格水冷の2つに分かれていて、「簡易」は取り付けが簡単だが性能はそこそこ、「本格」は取り付けが難しいが性能が高い、という状況です。しかし、Kelvinは簡易水冷同様の取り付けやすさを持ちながら、本格水冷同様の性能と拡張が可能です。他社の水枕を接続すれば、1つの水冷ループでCPUとビデオカードの双方を冷却する、といったことも可能です。
●2015年の意気込みを教えて下さい
我々は2014年にケース、水冷キット、電源と発売して「土台」を整えることが出来ました。2015年は総合力を発揮できる年だと思っています。具体的な製品としては、PCケースではラインナップを改善する新しい製品を、水冷キットはKelvinに続く新しい製品を検討していますし、電源もラインナップを拡張するつもりです。
●読者に一言どうぞ
日本の皆様にいつもご支援いただいて感謝しています。
2015年ももっと面白い製品を出していきたいと思っています。
我々の「製品力」の源泉は、皆様からのご意見です。我々の製品に対するたくさんのご意見をいつも参考にしていますが、もっともっと多くの意見をいただければ、もっともっと良い製品を作ることができます。是非、忌憚のないご意見をお寄せいただければと思います。
Plextor
Philips & Lite-On Digital Solutions Corporation / PLDS Global Channel Senior Sales Manager
Lear Wu氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
Plextor 2.5” Solid State Drive M6 PRO Seriesです。
ストレージ、ゲーミング、クリエイティブなどのあらゆるSSD使用環境において、私たちは数多くの導入事例をチェックしてきました。そしてハードウェア的な性能向上はもちろん、ソフト面での性能向上、つまりRAMキャッシュ機能の実装が必要であると再認識しました。
高品質なハードウェア、優秀なR&Dチームによって、RAMキャッシュ機能「PlexTurbo」はとてもスムースに開発、実装、最適化できました。従来のPlextor SSDが持つ性能、信頼性、耐久性といった高いステータスに加え、実環境においてさらにパフォーマンスを向上。安定性、データ保護、フラッシュメモリの延命化を図ることができました。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
Plextor M.2 PCIe SSDですね。
PCI Express 2.0×2対応の超高速SSDである、M.2 PCIe SSDは、Serial ATAホストコントローラで使用されるAHCI互換により、特別なデバイスドライバを必要とせず、OS標準のAHCIドライバーにより自動認識、インストールが可能です。
UEFIブートと従来のBIOSブートの両方をサポートします。最新の規格でPCI Expressの広帯域を利用、他の追随を許さない圧倒的なデータ転送速度を実現しています。
●2015年の意気込みを教えて下さい
2015年のPlextorは、PCIe製品および、TLC製品にさらに注力していきます。
また、新技術の投入や高品質なソフトウェア開発により、より良い製品をご提供することでお客様満足度を向上させ、SSD市場のシェアを拡大させます。Plextorは高品質な製品開発と、信頼性と安定性に優れた妥協のない高速ストレージ製品の提供をいたします。
●読者に一言どうぞ
日本のPlextorユーザー、ならびにファンの皆様へ。
今日のPlextorがあるのも、日本の皆様のおかげです。私たちは、まずこの多大なる感謝とお礼をお申し上げます。Plextorの妥協無き高品質で高性能な製品提供を信念に掲げています。
ぜひ、2015年のPlextor製品に期待していてください。
弊社のウェブサイトからもご意見・ご要望をお聞かせください。
http://www.goplextor.com/jp/index.php/support
マウスコンピューター
株式会社マウスコンピューター
広報担当
●2014年にヒットした製品を教えてください
なにはともあれ、スティック型PC「m-Stickシリーズ MS-NH1」です。
本体サイズが幅100×奥行38×高さ9.8mm、重量44gという手のひらサイズのデスクトップパソコンです。HDMI端子で対応の液晶に接続するだけで従来のWindowsを使用できます。
フルサイズのUSB2.0ポートやマルチカードリーダーを搭載しながら、19,800円という価格も魅力です。また、リビングでテレビに接続して音楽・動画の再生に、学校や職場で省スペースに活用、店頭デモ・イベントサイネージでの活用など、用途の幅も無限大です。発表後、予想以上の反響をいただいており、売り切れが続出しております。現在在庫を潤沢にご用意するべく、生産を進めております。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
G-Tune「NEXTGEAR-NOTE i420/i421 シリーズ」です。
高性能ゲーミングモバイルノートというコンセプトとなりますが、背景に2012年に発表した同コンセプト第一弾11.6型の「NEXTGEAR i300」シリーズがそれにあたります。
しかしゲームをするにはサイズが小さい、というお客様の声から、今回は13.3型フルHD「NEXTGEAR-NOTE i420」、IGZO液晶搭載の「NEXTGEAR-NOTE i421」の2シリーズを展開しています。
NVIDIA GeForce GTX860Mを搭載し、ゲームの快適な動作はもちろん、コンテンツ制作やCADなどのクリエイティブな用途にもお薦めしたいシリーズです。
●2015年の意気込みを教えて下さい
2014年はG-Tune10周年ということもあり、Oculusやインディーズゲームへの取り組みなどゲーム業界への新しい挑戦が多い年でしたが、2015年度は、より専門性に特化したコンセプトパソコンの強化に取り組み、より多くのニーズにお応えできるパソコンメーカーを目指していきたいと考えております。
●読者に一言どうぞ
2014年度は、AKIBA PC Hotline!の記事やニュースをご覧になった多くの読者様に
弊社WEBページや、店舗へお越しいただき、ありがとうございました。
2015年度も、マウスコンピューターらしい製品・サービスに対する挑戦をさせていただき、AKIBA PC Hotline!読者様に楽しんでいただけるよう、より一層の努力を重ねてまいります。2015年度もマウスコンピューターをよろしくお願い申し上げます。
ユニットコム
株式会社ユニットコム / BUYMORE秋葉原店 兼 販促企画部
戦国戦隊イイヤマン レッド
●2014年にヒットした製品を教えてください
2014年はやはりタブレットが注目されました。ユーザー様から「iiyamaPCからタブレットは出ないのですか?」とお問い合わせを頂く程で、特に“2in1タブレット”が人気でしたね!
4月頃、市場では8インチのAtom搭載Windows 8製品が“4万円前後”で各社が発売し、非常に人気を集めておりましたが、弊社からは、10.1型「IN8i-10P1000-C-VG」を2014年4月に、10.1型「IT8i-10P1100T-AT-FS」を2014年9月に発売しました。
中でも、4月に販売を開始した「IN8i-10P1000-C-VG」は、珍しい10.1型、ピュアタブレットではなくキーボード付きの「2in1」で49,980円という価格であり、PCリテラシーの高い、スペック嗜好の高い方から非常に反響がありました。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
昨年12月にリリースした新ケース「雅 Miyabi Project」によるデスクトップ製品です。一見「独特すぎる」というイメージを持たれると思いますが、日本の伝統や文化を取り入れ、「雅」をイメージしています。「鎧張り」のデザインに「行燈(あんどん)」をイメージしたLED、襖の開け閉めをイメージした5インチベイ開閉システムなど、日本のPCメーカーとして伝統や文化などを取り入れた独自のデザインを創り上げたい、という発想から生まれた製品です。
既に店頭、WEBで購入していただき届いた方から「非常に面白い」とご好評いただいております。
実際に店頭で触っていただきたい製品ですので一度ユニットコムグループ店頭で見ていただきたく思います!
●2015年の意気込みを教えて下さい
効率の良いWEB通販に比重を移していく企業が多い中、我々はあえて日本全国に店舗を展開しています。
今どき効率が良くないのでは?と聞かれますが、日本企業であるというスタイルを、熱烈に支持して下さる方が多数いらっしゃいます。「雅 Miyabi Project」に続く、新しい、日本メーカーならではの製品・サポートをお届けしたいと考えております。
●読者に一言どうぞ
突然ですが皆さん、「戦国戦隊イイヤマン」はご存知ですか?iiyama PCの広報キャラクターです。認知度低すぎて、みんな知らないんですよね。私がリーダーの「イイヤマンレッド」で、隣にいる青いのは、ロボ「めしやま」です。なんか最近ゆるキャラだからって、めしやまだけは人気急上昇らしいですよ。(やきもち)今後、他のメンバーとも力を合わせて広報活動頑張るので、皆さんも応援よろしくお願いいたします!!!(必死)
REEVEN
株式会社タイムリー(REEVEN国内総代理店)
小川 祥和氏
●2014年にヒットした製品を教えてください
CPUクーラーのRC-1001(BRONTES)、RC-1206(STEROPES)、RFC-02(SIX EYES2)です。
RC-1001(BRONTES)は、今年は小型PCケースの種類が多く発売されましたが、RC-1001(BRONTES)は全高59mmモデルということで多くの小型PCケースで重宝された背景があります。
RC-1206(STEROPES)に関しても、ロープロファイルサイズで120cmFAN搭載ということで、省スペースでより冷却を求めたいユーザーに合致しておりました。
RFC-02(SIX EYES2)は、REEVENとしては久しぶりの5インチベイ収納のFANコントローラですが、昨今野心的なFANコンが少ない中、6チャンネル制御、7色LEDと特徴を出した商品となりました。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
年末に、RFC-03(Four Eyes Touch)という新商品のFANコントローラを発売致しました。
この製品の特徴は、何といってもタッチパネルで操作でき、新感覚の操作が楽しめることです。もちろん画面タッチでカラーチェンジできたり、FAN回転数、警告温度の設定、摂氏/華氏表示の切り変えなども可能です。また扉付きのPCケースでも使用可能ですので、取り付けに選びません。兄弟商品のRFC-02(SIX EYES2)の機能を系譜しつつユニークな商品となっております。
●2015年の意気込みを教えて下さい
2014年に再スタートを切りましたREEVENですが、現在新製品の製作に日々取組んでいます。2015年には、ケースを初め、様々な製品をお目に掛けることができるでしょう。ご期待ください!
●読者に一言どうぞ
サンダーボルトのイエローカラーとでおなじみのREEVENですが、2015年はCPUクーラー、FANコントローラー以外にも企画中商品ありますので、2015年もどうぞよろしくお願い致します!