「ThunderbirdコアのAthlon」や「DIABLO II」に沸いた2000年の秋葉原

2次キャッシュを統合したAthlon“Thunderbird”（2000年6月）

　このコーナーでは、編集部が過去に撮影した懐かしい写真を掲載していきます。

　今回は待望の新コア“Thunderbird”が登場したAthlonを始め、2000年6～7月の秋葉原店頭の様子を紹介します（店名などは当時のもの。すでに閉店しているショップもあります）。

AMDの新型Athlon“Thunderbird”が登場

早くも「Thunderbird」こと新型AthlonのSocket A版が登場
動作クロックは700MHz、価格は26,000円前後（2000年6月）

新ソケット「Socket A」用のAthlon“Thunderbird”が販売開始。Thunderbirdでは従来コアで外付けだった2次キャッシュがCPUに統合され、キャッシュ速度も向上したため、よりパフォーマンスがアップしました（撮影協力：PCiN秋葉原、OAシステムプラザ東京本店）

Slot A版の“Thunderbird”も出回る、基板に奇妙な絵文字（2000年6月）

Slot A用のThunderbirdも登場。殻割り写真はAthlonの歴代コアで、上からK7、K75、Thunderbirdとなります。CPUの左右にあるチップは2次キャッシュで、ThunderbirdではCPUコアと統合されたため基板上にはありません（撮影協力：ソフトアイランド秋葉原店、殻割り写真は編集部で撮影）

Socket A用のバリューPC向けCPU「AMD Duron」も登場

“Spitfire”こと低価格PC向けのSocket A用CPU「Duron」登場
600/650/700MHzが1万円前後の低価格で出回る（2000年6月）

Socket A用の低価格CPUとして登場したDuron。Athlonと比べると2次キャッシュが半分になっているなどスペック差がありましたが、当時のライバルであったIntel Celeronに引けを取らない性能を持っていました（撮影協力：コムサテライト1号店、OVERTOP、TWO-TOP秋葉原2号店）

Duron 650MHzと700MHzの国内リテールパッケージが出回る（2000年7月）

Duronのリテール版は7月に登場。CPUファンが付属しています（撮影協力：ソフトアイランド秋葉原店、BLESS）

ビデオチップを2個搭載したビデオカード「Voodoo5 5500 AGP」

FSAAサポートのVoodoo5 5500 AGP日本語版が発売に リテールパッケージで価格は3万円後半（2000年6月）

ビデオチップ「VSA-100」を2個搭載した3dfxのビデオカード「Voodoo5 5500 AGP」が発売。ライバルの「GeForce2 GTS」がサポートするハードウェアT&Lは搭載していませんでしたが、オブジェクトのジャギーを解消し画像のクオリティを向上させるFSAAをサポートしていました（撮影協力：USER'S SIDE本店、俺コンハウス、PCiN秋葉原）

机型PCケースの先駆け「PRISM」

衝撃の問題作？総アルミ製の机型PCケース「PRISM」（2000年7月）

アルミ＋強化ガラスの机型PCケース「PRISM」が店頭展示＆予約受付開始。メーカーはアルミ製PCケース「WiNDY」を販売している星野金属工業で、価格は10万円前後（撮影協力：OVERTOP）

PCゲーム「DIABLO II」

PCゲームで異例の深夜販売実施「DIABLO II」（2000年7月）

PCゲームの人気タイトル「DIABLO II」が発売。深夜販売も行われました（撮影協力：ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館、OVERTOP、LAOX THE COMPUTER GAME館）

高級羽毛ふとんをプレゼントするキャンペーン

Athlon 1GHzを買うと高級羽毛ふとんがついてくる？（2000年7月）

ツクモ各店で99,000円（税別）以上の買い物をした人に高級羽毛ふとんをプレゼントするキャンペーンを実施（撮影協力：ツクモDOS/Vパソコン館）