取材中に見つけた○○なもの

SkylakeはOCしやすい?極冷で6.3GHz、簡易水冷で5.2GHzを記録

ASUSの未発売マザーでCore i7-6700KをOC、清水貴裕氏が挑戦

極冷時のCore i7-6700Kのクロック

 5日(水)に発売されたSkylakeこと「Core i7-6700K」ですが、同日、オリオスペックでオーバークロッカー清水 貴裕氏によるオーバークロックの実演行われました。

 結果は、液体窒素を使った極冷では6.3GHz、簡易水冷キット使用時は5.2GHzを達成。今回はその模様を簡単にお伝えします。

 なお、オーバークロック実演の模様はニコニコ生放送でも配信されており、現在はタイムシフトでの視聴が可能です。

気合いをいれてOCに挑む清水 貴裕氏
空冷OC(簡易水冷)に使われたASUS MAXIMUS III HERO
テスト環境

 最初に行われたのは、簡易水冷キットを使ったオーバークロック。マザーボードは未発売のASUS MAXIMUS III HERO、クーラーはファン1基タイプのCORSAIR製水冷キットを使用。

5.2GHzを記録
CINEBENCHが完走した最高クロックは4.9GHz

 簡易水冷キットを用いたオーバークロックでは、最高5.2GHzを記録。イベント時間中には記録できなかったものの、今回の環境でCINEBENCHは4.9GHzで完走することを確認できたそうです。

 清水氏にSkylakeの印象を聞いてみると「SkylakeはDevil's Canyonよりクロック耐性が一段階高い感じがする」「240mmラジエーターの水冷キットや、空冷のハイエンドクーラーなどを使えば常用でも高クロックを狙えそう」と話していました。

極冷に使われたASUS MAXIMUS III GEN
テスト環境
最高クロックは6.3GHzを記録

 続いて行われたのが液体窒素を使ったオーバークロック。こちらの実演デモは、やはり未発売のASUS MAXIMUS III GENEを使用。

 極冷時の最高クロックは6.3GHz。今回のデモは素の状態のWindows 10を使っていたり、冷却升の相性があまり良くなかったりとコンディションが整っていない状態のテストだったため、このような結果になった模様。「恐らくOSの設定を詰めたり、Skylakeに合った升を選んだりすれば、変わってくるはず」(清水氏)とのこと。

 ちなみに、Skylakeは電圧レギュレータを内蔵しなくなったため、極端に冷やしても動作するようになったとか。冷やし過ぎを気にしなくて良くなったので、極冷はやりやすくなったそうです。

お約束のパフォーマンスも
極冷PCでiPhoneを充電。「iPhoneに「このPCを信頼しますか」って警告がでているけど、自分がiPhoneだったら、こんなに怪しいPCは絶対に信用できない(笑)」とネタに走る場面も。

 イベントは「今回はクーラーにこだわる意味がかなりありそう、常用でも環境を詰める価値があるはず」「コアユーザーは殻を割って設定を詰めたりすると面白いはず」といったまとめの言葉で終了。結構遊べるCPUである点が強調されていました。

 ちなみに、清水氏は8日(土)にドスパラパーツ館パソコンショップ アークで行われるイベントで再びOCに挑戦するとのこと。再度、設定を詰めてOCにチャレンジするという事なので、Skylakeのオーバークロック性能が気になる方はぜひ店頭へ足を運んでみてください。

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(久保 勇)