取材中に見つけた○○なもの
SkylakeはOCしやすい?極冷で6.3GHz、簡易水冷で5.2GHzを記録
ASUSの未発売マザーでCore i7-6700KをOC、清水貴裕氏が挑戦
(2015/8/6 21:05)
5日(水)に発売されたSkylakeこと「Core i7-6700K」ですが、同日、オリオスペックでオーバークロッカー清水 貴裕氏によるオーバークロックの実演行われました。
結果は、液体窒素を使った極冷では6.3GHz、簡易水冷キット使用時は5.2GHzを達成。今回はその模様を簡単にお伝えします。
なお、オーバークロック実演の模様はニコニコ生放送でも配信されており、現在はタイムシフトでの視聴が可能です。
最初に行われたのは、簡易水冷キットを使ったオーバークロック。マザーボードは未発売のASUS MAXIMUS III HERO、クーラーはファン1基タイプのCORSAIR製水冷キットを使用。
簡易水冷キットを用いたオーバークロックでは、最高5.2GHzを記録。イベント時間中には記録できなかったものの、今回の環境でCINEBENCHは4.9GHzで完走することを確認できたそうです。
清水氏にSkylakeの印象を聞いてみると「SkylakeはDevil's Canyonよりクロック耐性が一段階高い感じがする」「240mmラジエーターの水冷キットや、空冷のハイエンドクーラーなどを使えば常用でも高クロックを狙えそう」と話していました。
続いて行われたのが液体窒素を使ったオーバークロック。こちらの実演デモは、やはり未発売のASUS MAXIMUS III GENEを使用。
極冷時の最高クロックは6.3GHz。今回のデモは素の状態のWindows 10を使っていたり、冷却升の相性があまり良くなかったりとコンディションが整っていない状態のテストだったため、このような結果になった模様。「恐らくOSの設定を詰めたり、Skylakeに合った升を選んだりすれば、変わってくるはず」(清水氏)とのこと。
ちなみに、Skylakeは電圧レギュレータを内蔵しなくなったため、極端に冷やしても動作するようになったとか。冷やし過ぎを気にしなくて良くなったので、極冷はやりやすくなったそうです。
イベントは「今回はクーラーにこだわる意味がかなりありそう、常用でも環境を詰める価値があるはず」「コアユーザーは殻を割って設定を詰めたりすると面白いはず」といったまとめの言葉で終了。結構遊べるCPUである点が強調されていました。
ちなみに、清水氏は8日(土)にドスパラパーツ館とパソコンショップ アークで行われるイベントで再びOCに挑戦するとのこと。再度、設定を詰めてOCにチャレンジするという事なので、Skylakeのオーバークロック性能が気になる方はぜひ店頭へ足を運んでみてください。