外見はこれまでのAthlonと良く似ているが、カートリッジ上のレーザーマーキングが「AMD-K7xxx～」(xxxはクロック数)ではなく「AMD-Axxxx～」(xxxxはクロック数)になっている点や、カートリッジ内部に2次キャッシュ用SRAMがないことなどが異なっている。

　CPU基板に「M」をかたどった絵文字や鳥の羽のようにも見える絵がマーキングされているのがユニーク。
　ほとんどのショップでは並行輸入のバルク品を販売しているほか、一部では正規流通経由のバルク品も販売されている。

[撮影協力:コムサテライト1号店とツクモパソコン本店IIとツクモ12号店]

　Socket A版のAthlonは既に700MHzが店頭販売されている。

[撮影協力:USER'S SIDE本店とPCiN秋葉原]

　Duronは、Athlonをベースとしたローエンド向けCPUで、2次キャッシュがCPU上に統合されているのが主な特徴。詳細仕様については、現在明らかにされていないが、これまでのプレス向け説明などから、128KBの1次キャッシュと64KBの2次キャッシュを搭載していると見られる。CPUコアのサイズは9mm×11mm(実測値)で、9mm×13mm（同）の新型Athlonよりもやや小さい。AMDでは、Duronの詳細について「6月末にアナウンスする予定」としている。

　店頭に並んでいるのは600 / 650 / 700 MHz版の3種類でいずれもバルクのみ。

[撮影協力:コムサテライト1号店]

　Apollo KT133は、従来のApollo KX133の「Socket A対応版」とも言える製品で、ノースブリッジのVT8363とサウスブリッジのVT82C586Aの2チップ構成。基本機能は、Apollo KX133と同様で、AGP4xやUltra ATA/66への対応などもこれまで同様。なお、チップセット名称は「Apollo KZ133」と告知されていたが、「KZ」がナチスドイツの強制収容所の略称にあたるため、発表直前に「Apollo KT133」に変更されたといういきさつがある。

　MS-6340はmicroATXフォームファクタの製品で、エム・エス・アイ コンピュータジャパンによる国内保証付き。拡張スロット構成はAGP×1、PCI×2、PCI/CNR×1、DIMM×2。
　CNR(Communication Network Riser)スロットは、AMRスロットに代わるものとしてIntelが提唱している拡張スロットで、AMRで拡張できたモデム/サウンド機能に加えて、LANやHomePNAインターフェイス、あるいは複数チャネルのサウンド機能などの拡張にも対応している。CNRとAMRは物理的な互換性はなく、コネクタのピン数も46ピンから60ピンに増えている。

[撮影協力:ソフトアイランドギガパレス秋葉原本店]

　i815/i815Eチップセットは、Intelの次世代チップセットとされている未発表製品。マニュアルやCOMPUTEX TAIPEI 2000でのマザーボードメーカーの説明によると、「i810Eをベースとしたビデオ機能内蔵チップセットで、外部AGPスロット(4xモード対応)やPC133メモリに対応したのが主な特徴」という。また、i810E搭載製品などでオンボード搭載されていたディスプレイキャッシュはオプションで、ディスプレイキャッシュメモリを搭載したGPAカード（Graphics Performance Accelerator、旧称AIMM(AGP In-line Memory Module)）をAGPスロットに挿入してビデオ機能を拡張できる。両チップセットの「ノースブリッジ」はいずれも「FW82815」。
　i815とi815Eの違いは「サウスブリッジ」側にあたるICHチップで、i815ではi810などと同じICH1(FW82801AA)が、i815Eでは強化型のICH2(FW82801BA)が搭載されている。ICH2はi820Eチップセットの一部として既に発表されており、Ultra ATA/100への対応や最大6チャネルのサウンド機能、4ポート(2コントローラ)のUSBコントローラ機能、10/100Base-TX/HomePNA対応のLAN機能（論理層のみ）などが追加/拡張されている。

　初搭載の製品であるSL6(i815)とSE6(i815E)は、Socket 370に対応したATXフォームファクタの製品。いずれもオンボードのVGA出力コネクタを備えるほか、ビデオカード拡張用のAGPスロットも備えている。
　また、AMRに代わる新規格の小型スロット CNR(Communication Network Riser)スロットを搭載していることも特徴。CNRスロットは、Intelが提唱している拡張スロットで、AMRで拡張できたモデム/サウンド機能に加え、LANやHomePNAインターフェイス、あるいは複数チャネルのサウンド機能などの拡張にも対応している。ただし、LAN/HomePNAインターフェイスや複数チャネルのサウンド機能などの機能拡張を行うためには、マザーボード側がそれらの機能拡張に対応している必要がある。CNRとAMRは物理的な互換性はなく、コネクタのピン数も46ピンから60ピンに増えている。

　現在販売されているのはバーテックスリンク扱いの国内保証品だが、日本語マニュアルは付属しておらず、SE6については英語マニュアルも付属してない。ただしバーテックスリンクでは、ユーザー登録することでマニュアル完成後に送付サービスを行うとしている。

□CNR（Intel）
http://developer.intel.com/technology/cnr/index.htm
□GPA Card（Intel）
http://developer.intel.com/technology/memory/aimm/
□i820E（Intel）
http://developer.intel.com/design/chipsets/820e/index.htm?iid=PCG+devleftnav&

[撮影協力:PCiN秋葉原とT-ZONE. PC DIY SHOP]

　マニュアルや製品情報ページによると、スロット構成はAIMM×1、PCI×5、PCI/CNR1で、「AGPスロットがある」との記載はみられないが、「AIMMスロット」ついてのシルク印刷には「AGP」と書かれている。CNRスロットはAudioまたはModemカードのみに対応している。

　BIOSにHDDユーテリティの機能が用意されているのも特徴で、HDDのコピーやバックアップ、デフラグなどが可能という。
　オプションで「TV/LCD/2nd CRT Output」が増設できるLTI-II Riserカードが用意されている。

[撮影協力:アイ・ツー 東京店 DOS/V専科]

　他のi815チップセット搭載マザーボードと異なり、CNRスロットではなくAMRスロットを搭載している。

　設定可能なベースクロックは83 / 90 / 100 / 103 / 112 / 115 / 120 / 125 / 128 / 130 / 133 / 137 / 140 / 145 / 150MHz。メモリ動作クロックの設定項目とベースクロックの設定項目はそれぞれ別に用意されている。

　なお、ソフトアイランド 秋葉原店がテストしてみたところ、内蔵ビデオ機能とAGPスロットのビデオカードを併用したデュアルディスプレイは実現できなかったそうだ。

[撮影協力:ソフトアイランド 秋葉原店]

　上記のほか、USER'S SIDE本店が「近日予約開始」として予価78,800円を告知中。

[撮影協力:コムサテライト1号店]

　販売しているFRESH FIELDによると、FC-PGA版Pentium IIIにも対応しているそうだ。

[撮影協力:FRESH FIELD]

　販売しているFRESH FIELDによると、FC-PGA版Pentium IIIにも対応しているそうだ。

[撮影協力:FRESH FIELD]

　ツクモパソコン本店IIによると、パッケージの外観からリビジョンを区別する方法はないとのこと。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　コムサテライト1号店では128MBのPC800対応RIMM2枚が同梱されたモデルを予約販売していたが既に完売。次回からはマザーボード単体モデルも入荷する予定とのこと。予価は「4万円前後」。

　コムサテライト1号店によると、対応CPUはFSB133MHzのSECC2タイプのみだそうだ。

[撮影協力:コムサテライト1号店]

　日本語マニュアルが付属する。付属ソフトは英語版。

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店]

　搭載サウンドチップはFM801-ASで、PowerDVD 2000が付属する。

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店とクレバリー1号店]

　RAID0（ストライピング）とRAID1（ミラーリング）に対応している。

[撮影協力:クレバリー1号店とフェイス]

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

[撮影協力:OAシステムプラザ東京本店と高速電脳]

[撮影協力:USER'S SIDE本店]

　8倍速や10倍速でのCD-RW書き込みの際には、新たに発売された「High Speed CD-RW」対応メディア（1枚780円(ツクモパソコン本店IIなど)）を使う必要がある。なお、この「High Speed CD-RW」メディアは、1/2/4倍速書き込みに対応する従来型CD-RWドライブでは書き込みできないので要注意（書き込んだメディアの読み込みは可能）。

　書きこみソフトのB's Recorder GOLDや独自ユーティリティのPlextorManager2000、High Speed CD-RWメディア(1枚)などが付属する。

[撮影協力:アイ・ツー 東京店 DOS/V専科とTWO-TOP秋葉原1号店とツクモパソコン本店II]

　付属の書きこみソフトはEasy CD Creator 4 スタンダード版。

[撮影協力:秋葉帝]

[撮影協力:パソコンCityパーツ館]

　アンテナ部分にはゴム状のやわらかい素材が使用されている。

　Springboardスロット用の拡張モジュールとしては、データ保存用の8MBフラッシュモジュール（9,980円、イケショップ モバイルプラザ）や、バックアップ用のバックアップモジュール（6,980円、同）などの日本語版製品が既に発売されており、撮影機能を持つアイモジュールやMP3再生機能を持つMP3プレーヤーモジュールなども「近日発売予定」とされている。

　カラーは、アイス、グリーン、ブルー、オレンジ、グラファイトの5色が選択可能。

[撮影協力:イケショップ モバイルプラザ]

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店]

　LEDには青LEDが使用されている。

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店とPCiN秋葉原とクレバリー1号店]

　上面の「Victor」マークが光るのは従来同様。

[撮影協力:アイ・ツー 東京店 DOS/V専科]

[撮影協力:ぷらっとホーム]

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　スロット方向のサイズはmicroATX用の幅が確保されているが奥行き方向が短いため、俺コンハウスでは「一部のmicroATX対応マザーのみ格納可能」として販売中。同店では、対応マザーボードとしてSOYO SY-7IWMやASUS CUV4X-Mなどを挙げている。

[撮影協力:俺コンハウス]

[撮影協力:FRESH FIELD]

[撮影協力:アイ・ツー 東京店 DOS/V専科]