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i815/i815E搭載マザー用のGPAカードが発売に
メルコから4MBのGPAカードが3,000円前後で登場
【WEO-HPA4パッケージ】 | 【メモリチップ】 |
【WEO-HPA4(表)】 | 【WEO-HPA4(裏)】 |
これで、i815/i815E搭載マザーボードは外部AGPカードを使うほかに、新たにGPAカードを使うというビデオ機能のアップグレードパスができたことになる。
●i815/i815E用のアップグレードパス
GPA(Graphics Performance Accelerator)カードとは、チップセット内蔵ビデオ機能のディスプレイキャッシュとして利用される増設メモリカードで、具体的には3D描画時のZバッファとして用いられる。AGPスロットに装着するカードで、以前まではAIMMモジュールと呼ばれていた。
i815/i815Eは外部AGPカードをサポートしているため、ビデオ機能のパワーアップは本来、AGP接続のビデオカードを増設することで行うが、消費電力の問題やコストの問題、サイズの問題などがある場合は、このGPAカードを使うことになる。
●構造は単純
アキバに出回り始めているGPAカードは1種類で、メルコから発売された「WEO-GPA4」という4MBメモリ搭載の製品がリテールパッケージ入りで売られている。
中身は単純で、背の低いAGP用基板にメモリチップが1つ載っているだけ。基本的には、メモリチップの信号線がそのままAGPの端子に伸びたかたちになっている。「WEO-GPA4」が使用しているメモリチップはNEC製のD4564323G5-A70-9JH。データシートによると、このチップは64MBitのSDRAMで、143MHz動作ではCASレイテンシは3、100MHz動作では同2で動作する性能を持つ。チップ自身の容量から考えると、GPAカードとしては、半分のみを使っているということになる。
●手軽な3D描画性能強化に
単なるZバッファの増設と考えれば、GPAカードの増設による性能向上はそれほど期待できそうにもないが、価格の安さとサイズの小ささ、それに消費電力の低さを考えれば、小型PCでの手軽なアップグレードパスには十分使えそう。
ハイエンド指向の強いアキバでどの程度受け入れられるかはわからないが、小型で低費電力かつ強力なPCを必要としている人には、貴重な選択肢になりそうだ。
□GPA Card(Intel)
http://developer.intel.com/technology/memory/aimm/
□WEO-GPA4(メルコ)
http://www.melcoinc.co.jp/product/ram/weo-gpa4.html
(メルコ WEO-GPA4) |
[撮影協力:テクノハウス東映]
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