【 2001年4月14日号 】

「金」印のメモリチップと金色基板の珍しい高速SDRAMが出回る

金邦科技製SDRAM DIMM金邦科技製SDRAM DIMM
金邦科技製SDRAM DIMM金邦科技製SDRAM DIMM
金邦科技製SDRAM DIMM金邦科技製SDRAM DIMM

 アキバでは奇妙な形や色をしたメモリモジュールが売られることがままあるが、今週はちょっとユニークさでは群を抜く金邦科技製のSDRAM DIMMが、アキバのあちこちで出回り始めている。そもそもメーカーの名前からして聞き慣れないなれないが、調べてみると、これはどうも台湾のメーカーらしく、英語名をGolden Empire International(GeIL)という。

 製品のどこが珍しいのかというと、とにかく「金」にこだわっているところにある。まず基板独特のパターンにより、全体が金色(実際には黄土色というのが正しい)に見え、さらにメモリチップ上に「金」の文字をモチーフにしたメーカーのロゴがマーキングされている。また、基板上にも「金邦」という文字が見え、製品名もそのままズバリ「金邦金條」という。今時の日本人からすると、ちょっと冗談めいたものに見えてしまうところだが、いくつかのショップでは166MHz動作保証を付けて販売中で(133MHz動作保証としているショップもある)、さらに店頭には「な、なんとこいつは183MHzで動くらしい」「代理店はPC200と言ってます」といった貼り紙をつけているところもあるなど、高速性能までウリにされているから驚きだ。

 実は、これまでにも金邦科技製SDRAM DIMMは格安で何度か出回っている実績はあるのだが、今までの製品は英語名のGeILという文字でマーキングされたメモリチップと、ありきたりの緑色基板との組み合わせだったため、ほとんど話題にはならなかった。それが今回、見た目のインパクトの強さと同時に高速性能をうたって登場したため、ちょっとした注目を集めているというわけだ。

 実売価格は10,000円前後でやや幅があるものの(詳細は「その他のお買い得情報」参照のこと)、これまでにも少量出回っていた166MHz動作保証のSDRAM DIMMよりも格段に安いのは確か。メモリのスピードアップを求めている人はもちろん、ちょっとしたコレクションアイテムとしても魅力的かも。国内の発売元はアイティーシー。

□アイティーシー
http://www.point-itc.co.jp/
□金邦金條(金邦科技)
http://www.gl2000-gold.com/chanpin.htm
http://www.geil.com.tw/P3-1.html

 (PC133 SDRAM)

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原1号店DOS/Vパラダイス2号店高速電脳]


[前の記事]: Dual Socket 370初のDDR SDRAM対応マザー「DVD266」が発売に
[次の記事]: ATI製との差に注目、Appian製RADEON VE搭載カードが登場

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp