【 2001年6月16日号 】

新デザインのC3 750A MHzリテールパッケージが登場、海外流通版

C3 750A MHzC3 750A MHz
C3 750A MHzC3 750A MHz
C3 750A MHzC3 750A MHz

 C3にまた変化あり。CPU表面のマーキングがCyrix IIIからC3に変更されたのに続いて、今度はリテールパッケージの化粧箱デザインも正式にCyrix IIIからC3のものに変更されたのだ。一部ショップにC3最新モデルのリテールパッケージ品が入荷し、これがCPUのマーキングも化粧箱のデザインもC3で統一されていることが判明したもの。これで、ようやく一般ユーザーが購入しても誤解を招かない状態になった。

 アキバに出回り始めたC3最新モデルとは、750MHz動作のC3 750A MHz。複数のショップが国内代理店経由のサンプル品を展示しはじめたのと同時に、DOS/Vパラダイス本店DOS/Vパラダイス秋葉原2号店では独自の海外ルートでC3 750A MHzxのリテールパッケージ品とバルク品を入手、ほかに先駆けて16日(土)から販売を始めている。

 化粧箱のデザイン全体が一新されているため、見た目でのインパクトは大きい。新デザインは水色を基調としたカラーリングを採用し、水の波紋の上にC3が浮き上がっているイラストほ設け、ほかにC3ロゴや「Cool Processing!」というメッセージも記されるなど、全体的に涼しげなイメージのデザインで、C3の低消費電力、低発熱という特長を強調しているようだ。これまで、中身がC3でも化粧箱のデザインは従来のCyrix IIIという混乱した状態が続いていたが、これで誰もが一目で正式なC3だと判別できる状態に改善されたわけだ。

 一方、中身を見てまず気が付くのはC3のロゴ入りエンブレムが2つも入っていること。正式発表されている水色と緑色のツートンカラーでできたタイプと、MatroxやNetscapeのロゴにも似た黒いタイプの2種類が入っている。また、同梱のCPUファンにもC3のロゴ付きシールが貼られ、C3自身も最近Cyrix IIIから切り替わり始めたC3の新しいマーキングになっている。ただし、C3の形状は以前と変わらずCyrix IIIと同じヒートスプレッダ付きのもので、電圧も1.5Vではなく1.6Vのまま。このあたりはまだ“課題”が残るところ。

 CPU表面のマーキングが徐々にCyrix IIIからC3に切り替わり始めているのと同じように、既存モデルも、これからこの新デザインの化粧箱に徐々に切り替わっていくものと見られる。

 Cyrix III 750AMHzリテールパッケージ品の実売価格は7,580円、バルク品は6,580円~6,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□C3 750A MHz(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/jsp/en/products/C3/c3.jsp
http://www.via.com.tw/news/750.htm
【2001/5/26】C3のマーキングが変更されるも、形状や電圧の謎はそのまま
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010526/etc_c3marking.html

 (VIA C3)

[撮影協力:DOS/Vパラダイス本店]


[前の記事]: PC700 RIMMのPC800化ツールが発売に、その名も「USO800」
[次の記事]: 星野金属が初のスチール仕様PCケース「F3シリーズ」を発売

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp