ハードウェアT&Lに対応したSiS315搭載ビデオカードのデモ実施中

【 2001年8月4日号】

ハードウェアT&Lに対応したSiS315搭載ビデオカードのデモ実施中

　また新たなハードウェアT&L搭載ビデオチップがアキバにデビューしようとしている。それはSiSが開発した最新ビデオチップ「SiS315」。機能もさることながら、そのローコストぶりでも威力を発揮するとみられる注目株だ。アキバでは発売より一足先に店頭デモがスタートしている。
　「SiS315」を搭載したビデオカードの店頭デモを始めたのはT-ZONE. PC DIY SHOP。128MBのビデオメモリを搭載した製品で、基板の色が青いのが特徴。出力コネクタはVGAのほか、DVIとS端子を持つ。ビデオカードのメーカー名や型番などは明らかにされていないが、おそらくこれはアイルがWeb上で発売を予告しているJOYTECH製の「APO-SI315-128」という製品ではないかと見られる。
　なお、店頭で実際に動作している環境を調べてみると、デバイスドライバはプロパティ欄も含めて日本語化が完了しており、製品としての完成度はかなり高いようだ。価格については予価が出ていないのでわからないが、128MBビデオメモリを搭載したモデルで、おそらく1万円以下程度の低価格帯になるのではないかと予想される。
　ひょっとするとGeForce2 MXシリーズの思わぬ強敵になるかもしれない「SiS315」。興味のある人は、まずはその実力を店頭で確認してみるといいだろう。
□SiS315（Silicon Integrated Systems）
http://www.sis.com.tw/products/multimedia/315.htm
http://www.sis.com.tw/news/sis315.htm
□アイル
http://www.ail-corp.co.jp/menu_j.html
□JOYTECH Computer
http://www.joytech.com/

　（JOYTECH SiS315搭載ビデオカード）

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

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