【 2001年10月20日号 】

nForceチップセット搭載マザーの展示スタート、発売時期は未定

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 「128bitバスによる最大4.2GB/sの高速メモリ転送」や「GeForce2 MX相当の内蔵ビデオ機能」を特徴とするNVIDIA初のチップセット nForceを搭載したマザーボードの展示がTSUKUMO eX.の3Fで始まった。

 展示されているのはMicrostarの未発表製品「K7N420Pro(MS-6373)」。最大128bit幅のメモリバスを実現できるnForceの上位モデル「nForce 420D」を搭載したSocket A対応マザーボードで、チップセット内蔵機能を使ったLANインターフェイスやサウンド機能(出力チャネル数不明)も標準搭載している。

 基本的に一見しただけではATXフォームファクターのごく普通のマザーボードで、これといって見た目でのインパクトはない。店頭で展示されている資料によると、搭載しているチップセットの型番は「nForce 420D」で、対応CPUはAthlon/Athlon XP/Duron、拡張スロットはPCI×4とPCI/CNR×1、メモリスロットはDDR SDRAM DIMM用を3本備えている。

 今回の展示品は「あくまでもサンプル品」という扱いのため、製品版では搭載される予定のAGPスロットが搭載されていないほか、その他の点でも「仕様が変わる可能性がある」とされているが、nForce搭載マザーボードが一般に店頭展示されるのはこれが初めてで、まさに自作PCユーザー必見の注目展示と言える。

 nForceチップセットは高速なメモリバスや強力なビデオコアのほかにも、「CPUのメモリアクセスを先読みすることでCPUの速度低下を抑えるDASP技術の搭載」や「高速性がウリのLANインターフェイス」「5.1チャネル出力対応のサウンド機能」など、様々な特徴をもっており、Xboxの流れを汲むチップセットという意味でも、新しいもの好きの自作PCユーザーにとって期待度大の注目株。nForceに興味のある人なら、今回の展示を見逃す手はないだろう。

 なお、展示ではNorthBridgeに当たるIGPチップはマーキングが完全に見える状態で、SouthBridgeに当たるMCPチップは逆にチップそのものが見えないようにシールで隠された状態になっている。この状態に、なんらかの意図が隠されているのかどうかは不明。

 同店によると発売時期や予価については「まったく未定」とのこと。まだ当分の間は、見るだけで満足するしかなさそうだ。

□nForce IGP(NVIDIA)
http://jp.nvidia.com/view.asp?PAGE=igp
□nForce MCP(NVIDIA)
http://jp.nvidia.com/view.asp?PAGE=mcp

 (Microstar K7N420Pro)

[撮影協力:TSUKUMO eX.]


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