搭載するIEEE-1394コントローラはNECとの共同開発によるもので、カノープス独自のアルゴリズムを採用することで高画質な変換を実現したとしている。

　また「Locked Audio」の搭載によって、音声を映像の速度に合わせて正確にデジタル化することが可能になり、アナログビデオからデジタルビデオに変換する際に生じる映像と音声のずれが起きなくなっているという。

　アナログ入力端子は本体の前後両面に装備しているが、前面に接続した機器が優先されるようになっている。

　付属品は、DVケーブル（6ピン－4ピン）、ACアダプタ、マニュアルなど。

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとTSUKUMO eX.とWonderCity秋葉原店]

　LG電子製のチューナーユニットとCONEXANT製ビデオキャプチャチップのFUSION 878Aを組み合わせた製品で、外見上はソフトウェアエンコードタイプの一般的なTVキャプチャカードとよく似ている。InterVIDEOによる衛星放送受信ソフト WinDVBが付属しており、同ソフトを利用したタイムシフト視聴などにも対応する。

　仕様に関しては不明な点が多く、パッケージに記載されている「Real Time Digital Recording(Mpeg2 Format)」の処理方式などの詳細や、受信できる衛星放送の種類などに関する詳細は不明。また、音声に関しては「要Sound Card」とされているものの、FUSION 878Aチップを利用したTVキャプチャカードでは一般的な「サウンドカード接続用コネクタ」が用意されておらず、TWO-TOP秋葉原1号店でも「音声に関しては未テスト」と説明している。

　放送チャネルについては、オートスキャン機能が用意されているものの、衛星の向きに関する情報はマニュアルに用意されておらず、「衛星の向きを掲載しているWebサイト」のURLが示されているのみ。

　判明している動作上の制限事項は「有料放送のスクランブルは解除不可」「放送事業者によるEPG機能は利用不能」など。

　対応OSはWindows 98/98SE/Me/2000/XPで、「Pentium III 700MHz以上が必要」とされている。

□WinDVB(InterVIDEO)
http://www.intervideo.com.tw/products/products_windvb.htm

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原1号店]