【 2002年2月9日号 】

Iwillからi860搭載のDual Xeon対応マザーボード「DP400」がデビュー

DP400DP400
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 昨年末のPrestoniaコアXeonのデビュー以来、なかなか新製品が登場しなかったDual Xeon対応マザーボードだが、今週は以前から一部ショップでサンプル展示が行なわれていたIwill製i860チップセット搭載Dual Socket 603マザーボード「DP400」が発売となった。実売価格は、WTX仕様の430W専用電源付きで84,799円~88,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 搭載するスロットはAGP Pro(AGP 4x)×1、64bit/66MHz PCI×2、32bit/33MHz×3、RIMM×4(最大2GB)で、オンボードデバイスはIntel製の10Base-T/100Base-TX対応LANコントローラとAnalog Devices製のAC97 Codecのみという、サーバー用としては比較的シンプルな構成になっている。2001年3月に先行してデビューしたDX400-SNをベースに、オンボードのSCSIインターフェイスなどを省略してエントリーサーバー用製品という位置づけで発売されたもので、その分価格が安くおさえられている。またHyper-Threading対応のPrestoniaコアXeonを標準でサポートしているというのも特徴のひとつで、BIOSレベルでHyper-ThreadingのON/OFFを制御できる機能も持っている。

 PrestoniaコアXeonのデビュー前に発売されたi860搭載マザーボードでは、製品のリビジョンなどによってはBIOSアップデートなどの対応が必要になるものがあるが、この「DP400」は最初からPrestoniaコアXeonに対応しているという点で安心感がある。PrestoniaコアXeonを利用して、これからサーバーマシンを自作しようというというユーザーには最適のマザーボードと言えるだろう。もともとi860搭載のDual Xeon対応マザーボードの選択肢が少ないということもあって、パフォーマンス重視のサーバーやワークステーション用マザーボードとして人気を呼びそうだ。

 なお、このマザーボードを利用する場合、PCケースも対応品を使うことを推奨されているので要注意。IwillからはCHENBRO製のSR207が専用PCケースとして指定されている。

□DP400(Iwill)
http://japan.iwill.net/products/spec.asp?ModelName=DP400&SupportID=
□SR-207(CHENBRO MICOM)
http://www.chenbro.com.tw/products/subproducts.asp?subid=SR207

 (Iwill DP400)

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原1号店TSUKOMO eX.ツクモパソコン本店II]


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