【 2002年5月25日号 】

未発表のCeleron 1.80GHzが入荷、マザーボードとセット販売スタート
バルク品が一部ショップに入荷、単体相当の価格は15,500円

1.80GHzバルク15,500円
【1.80GHzバルク】【15,500円】
マーキング裏側
【マーキング】【裏側】

 先週、Intel公認フライングという形で販売がスタートしたばかりのCeleron 1.70GHzリテールパッケージだが、なんと早くも今週はその上位となる1.80GHのバルク品の販売が「Socket 478マザーボードとセットでの購入が必須」という条件付きでスタートした。CPU単体相当での実売価格は15,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

●Socket 478用としては2製品目

 Celeron 1.80GHzのCPUパッケージ上に記された仕様を示すマーキングは「1.8GHZ/128/400/1.75」などで、これは既に登場している1.70GHzモデルと動作クロックが異なるのみとなっている。正式発表前で詳細仕様は不明とはいえ、このマーキングやCPU本体の外観を見る限りではCeleron 1.80GHzは1.70GHzモデルから動作クロックが100MHz引き上げられただけの製品と見て間違いないだろう。

 マザーボードの対応状況に関しても、販売を行なっているPC-Successは「Celeron 1.70GHzに対応しているSocket 478マザーボードであれば動くはず」という程度の情報にとどめており、具体的な対応機種名などはとくに挙げていない。CPUコアは変更されていないようなのでおそらく同店の情報どおりと思われるが、対応マザーボードが明確になっていない現時点では“人柱”的要素の強い製品であることは確かだ。

●正式発表はまだ先?

 また、コストパフォーマンスの高さがウリのCeleronとしては、1.70GHzモデルに比べるとやや価格が高めなのも難点。Celeron 1.80GHzを実用的に導入したいと考えているユーザーはCPUクーラーも付属する正式なリテールパッケージ品の発売を待つのがよさそうだ。もっとも、Celeron 1.70GHzの正式発表からまだ間もないことを考えれば、Celeron 1.80GHzの正式発表と正式な流通開始はまだだいぶ先になるのかも知れない。

 逆に、PCパーツの実験などには目がないという人柱ユーザーにとっては、未発表のCeleron 1.80GHzを素早く入手できるまたとないチャンスといえる。Socket 478マザーボードと一緒に購入しなければならないのは金銭的に痛いところだが、セット購入したマザーボードを実験用として割り切って使うのも悪くないだろう。

□Celeron(Intel)
http://www.intel.com/home/desktop/celeron/
□関連記事
【2002年5月18日】Socket 478版のCeleron 1.70GHzリテールパッケージ発売、公認フライング?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020518/cel17box.html

 (Intel Celeron)

[撮影協力:PC-Success]


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