【 2002年7月13日号 】

「Parhelia」英語版パッケージが一部に入荷、動作クロックは?

Parhelia(BOX)Parhelia(BOX)
Parhelia(BOX)Parhelia(BOX)

 バルク品と同時にFR(FirstRelease)版というインフォマジック(ジャパンマテリアル)によるパッケージ品が先週デビューしたMatroxのParhelia-512搭載ビデオカード「Parhelia」だが、今週は英語版のリテールパッケージ品がぷらっとホームに入荷した。実売価格は59,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ただし、入荷したうちのほとんどは通販分ではけてしまったとのことで、12日(金)に店頭在庫を1つだけ確認したものの、13日(土)には全て売り切れとなってしまった。

 英語版ながらMatroxによるリテールパッケージ品ということで、何よりコア/メモリの動作クロックが気になるところ。先週登場したFR版は、リテールパッケージ品の正規仕様よりも低い値となる「コアクロック200MHz」「メモリクロック250MHz」というスペックが外箱に書かれていたのはご存知のとおり。仕様が明確にされていたことで混乱は起きなかったものの、やはりパフォーマンスを重視するユーザーとしてはFR版は手を出しづらかったというのが正直なところだろう。

 そこで今回のリテールパッケージ品の登場となるわけだが、これに関しても同店ではクロックは「不明」としており、展示やデモなども行なわれていないため実際にカード本体や動作クロックを確認することはできない。しかし、パッケージに貼られているラベルには型番が「PH-A128R」とあり、これをMatroxのWebサイトにある製品情報と照らし合わせてみると、コアクロックが220MHz、メモリクロックが275MHzという正規仕様に基づいた製品であることが分かる。今回はMatrox自身による正式なリテールパッケージ品ということもあり、正真正銘のコア220MHz/メモリ275MHzの製品とみてよさそうだ。

 ただし、同店の次回入荷予定は現時点では未定というから、コア220MHz/メモリ275MHzの「Parhelia」の希少価値は相変わらず高いままだ。

 もっとも、英語版のリテールパッケージが輸入で国内に入ってきたという事実そのものは、流通開始の口火であるという点で大いに意味がある。これをきっかけにして、英語版もしくは日本語版のリテールパッケージ品が出回ることを期待したいところだ。

□Parhelia(Matrox Graphics)
http://www.matrox.com/mga/products/parhelia/home.cfm
http://www.matrox.com/mga/products/parhelia/series.cfm
□関連記事
【2002年7月6日】Matrox製512bitビデオカード「Parhelia」が初期出荷版でデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020706/perheliafr.html

 (Matrox Parhelia)

[撮影協力:ぷらっとホーム]


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