nForce2-GT搭載Socket Aマザーが展示中、MSIとASUSの製品

　NVIDIAが発表したばかりの最新Socket A向けチップセットnForce2-GTが早くもアキバに姿をあらわした。といっても販売が始まったわけではなく、同チップセットを搭載した未発表マザーボードの店頭展示が始まったもので、MSIとASUSのnForce2-GT搭載Socket Aマザーが間近で見られる状態になっている。

　nForce2-GTチップセットはCrush 18やCrush 18Dなどの開発コードで知られる最新Socket A向けチップセット。従来のnForceチップセットをベースに、グラフィックスコアをGeForce2 MX相当からGeForce4 MX相当へと変更、メインメモリも新たにDDR400（PC3200）に対応し、さらにIEEE-1394や2つ目のLANコントローラーを追加するなど機能強化を図ったものだ。

　その最新チップセットを搭載したマザーボードを展示しているのは、T-ZONE. AKIBA PLACEとT-ZONE. PC DIY SHOPとStormの2店。

　T-ZONE. PC DIY SHOPが展示しているのは、ASUS製の「A7N8X」という製品。実物を見てみると、ATXフォームファクタの基板上にあるAGP 8Xというシルク印刷や、2つのLANインターフェイス、追加のオンボードデバイスとしてSerial ATAコントローラーなどが載っているなどの特徴が確認できる。同店では発売時期未定として展示中だが、一般向けにサンプル展示ができる程度のレベルに製品が仕上がっているという意味では、発売もそう遠くはなさそうだ。

　MSIの製品を展示しているのはT-ZONE. AKIBA PLACEとStorm。といっても、その展示品はすでに6月から展示中のMSI製マザーボードそのもので、展示用のプレートが新たに作り直された以外に実体は何も変わっていない。それでも、展示開始当時のプレートすらない状態から、新たに製品名を「K7N2 Ultra-ABIL（仮称）」と明記、チップセットもはっきりと「nForce2-GT」と記された点は大きな変化だ。こちらも肝心の価格や入荷時期は不明だが、これも近いうちに発売されるのは確実とみられる。

　まだ市場に流れていない最新チップセット搭載マザーボードが間近で見られるというのは貴重なチャンス。アキバに足を運ぶチャンスがあれば、nForce2-GT搭載マザーボードを見学してみてはいかが？

□nForce2（NVIDIA）
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=nforce2
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【2002年6月22日】nForceの後継Crush18Dチップセット搭載マザーの展示がスタート
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020622/etc_crush18d.html

	（ASUS A7N8X）
	（MSI K7N2 Ultra-ABIL）

[撮影協力:T-ZONE. AKIBA PLACEとT-ZONE. PC DIY SHOP]

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