新モデル発売で現行Pentium 4は大暴落、2.53GHzは3万円割れ

【 2002年8月24日号】

新モデル発売で現行Pentium 4は大暴落、2.53GHzは3万円割れ

　2.80GHzをはじめとする未発表の最新Pentium 4が出回り始めたことで、Pentium 4現行モデルは価格が大暴落している。今一番お買い得のCPUは、値下がりした一部のPentium 4現行モデルだと断言していいだろう。
　価格が大きく下がったのは、Pentium 4 2.53GHz、2.4B GHz、2.40GHzの3モデル。つまり、未発表最新モデルがフライング販売される直前まで、Pentium 4の最上位クラスに君臨していたハイパフォーマンスモデル上位3製品だ。もっとも値下がりが激しいのは“前”最上位モデルの2.53GHzで、最安値は先週比約24,000円安の29,800円へと大暴落。平均価格も20,000円近く下がり、先週の平均価格が60,000円台という感覚から今週の最安値を見ると、実に半額近くまで一気に下がったかのように見える。2.4B GHzも最安値が先週約10,000円安の29,800円、2.40GHzは同約9,500円安の29,500円とそれぞれ大幅に値下がりしている（詳細は「CPU最安値情報」参照のこと」）。
　未発表最新モデルが出回る直前、一部ショップが2.53GHzを先行して29,999円に値下げしたのがそもそもの発端だが、これは最新モデルと同時に行われる大幅価格改定を先取りしたものと見られる。現時点ではまだ前ショップがこの流れに乗ったわけではないため、一部ショップの値下げが突出しているだけのように見えるが、2.80GHzなどの最新モデルが正式発表される週明け以降には価格改定も正式に行われ、アキバのショップ全体が一斉にこうした動きに追随するものと見られる。
　コスト度外視でパフォーマンスを最重要視するなら2.80GHzを選択するしかないが、コストを加味したコストパフォーマンスという意味では、2.53GHzを最安値付近で買うのがベストだろう。これからまた本格化するであろう、現行モデルの値下がりの動きはしばらく要チェックだ。
□Pentium（インテル）
http://www.intel.co.jp/jp/products/desktop/processors/desktop/pentium4/

　（Intel Pentium 4）

[撮影協力:TSUKUMO eX.とツクモモニタ王国]

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