Apollo KT400は新型ノースブリッジのVT8368とUSB 2.0・Ultra ATA/133対応サウスブリッジのVT8235を組み合わせた最新チップセット。機能面では、7月末に登場したPentium 4用チップセット「Apollo P4X400」のSocket A対応版、ともいえる内容で、ノースブリッジ -サウスブリッジ間の転送速度が同社従来比2倍速の533MB/sに強化されているという特徴もある。
　ただし、対応メモリに関してはApollo P4X400と異なっており、Apollo P4X400が「DDR400非対応だがメモリクロックを400MHzに設定することは可能」とされていたのに対し、Apollo KT400ではメモリクロックを400MHzに設定することも公式にはサポートされておらず、メモリ周りに関する仕様はApollo KT333と同じままになっている。

　今回発売された初のApollo KT400搭載マザーボードはGIGABYTE GA-7VAXP。6ch対応サウンド機能やLAN、IEEE-1394インターフェイス、Ultra ATA/133対応IDE-RAIDなどをオンボード搭載した製品で、1MHz単位のFSB設定機能やコア電圧の設定機能なども備えている。

　また、チップセット側での公式サポートがないDDR400メモリを独自にサポートしているのも特徴で、日本法人のサポートサイトでは対応するDIMMのリストも掲載されている。ただし、国内代理店によってはDDR400メモリでの動作保証をうたっていない場合もあるので注意が必要。

□Apollo KT400（VIA Technologies）
http://www.via.com.tw/en/apollo/kt400.jsp
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[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　5.1ch対応サウンド機能とLANインターフェイスをオンボード搭載している。

[撮影協力:SuperCOMとコムサテライト3号店と高速電脳]

　同社SS40Gや星野金属M.JなどのPC自作キットで採用されているマザーボードが単品発売されたもので、基本仕様は従来同様。搭載しているオンボードデバイスはTV出力機能付きのVGAやサウンド機能、LAN、IEEE-1394などで、拡張スロット構成はPCI×2＋DDR DIMM×2。

　フォームファクタはFlexATXだが、I/Oパネル部分のコネクタ配置が特殊な上、専用シールド板も付属していないため、一般のケースに組み込んで使用する場合はシールド板なしで使用するなどの工夫が必要となる。なお、このコネクタ配置がちょうど適合するケースとして、エムシージェイのCube-ZERO2が既に発売されている。

　このマザーボードと同機能・同サイズのSocket 478対応モデルFS50も同時発売されている。

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[撮影協力:SuperCOMとコムサテライト3号店]