RADEON 9700 PROは、「DirectX 9を初めてフルサポートした」（ATI）というビデオチップシリーズ「RADEON 9700」の最上位版。DirectX 9の3D描画機能をフルサポートしたことで表現力が増したほか、メモリバス幅を128bitから256bitに倍増、メモリ帯域を20GB/s以上としたことで描画速度も向上したという。動作クロックはコア325MHz、メモリ620MHzとされている。

　初の製品となったのは128MBのDDRメモリを搭載したリテールパッケージ版とバルク版のJOYTECH製品。製品内容は2者でほぼ共通で、ビデオメモリは128MBのDDRメモリ、出力コネクタはVGAコネクタとDVI-Iコネクタ、S端子の3種類などとなっている。

　印刷されたマニュアルは付属しておらず、リテールパッケージ版の外箱も他のRADEONシリーズのものを流用してあるため詳細な仕様は不明だが、電源ユニットから電源供給を受けるための専用ケーブルが付属しており、動作テストを行ったSuperCOMによると「ケーブルを接続しない状態では動作しなかった」という。

　リテールパッケージ品/バルク品ともに具体的な製品名は明記されていないが、JOYTECH製のRADEON 9700 PRO搭載ビデオカードは1製品しか発表されていないため、製品名は「Devil Monster 3 Radeon 9700 Pro」だと思われる。

　付属品はドライバCDとDVD-Video再生ソフトのPowerDVD XP、DVI-VGA変換アダプタ、S端子-コンポジットビデオ変換アダプタ、ビデオ出力用ケーブル（リテールパッケージ版のみ）など。

□RADEON 9700 PRO(ATI)
http://www.ati.com/technology/hardware/radeon9700pro/index.html

[撮影協力:パソコンハウス東映とクレバリー1号店と興隆商事とOVERTOP]

　OEM元はPowerColorだが、基板自体は先行して発売されたJOYTECH製品とほぼ同じ。JOYTECH製品との違いは、英文マニュアルが付属していることと、DVD-Video再生ソフトが付属しないことなど。

　なお、外箱の左上には「PAL」と書かれたシールが貼ってあるため、ショップによっては「国内NTSC仕様のTV出力はできないかも？」という注意書きを告知している例もある。なお、この件に関してはT-ZONE. PC DIY SHOPが動作テストを行っており、近日中にテスト結果を店頭告知する予定。

[撮影協力:LAOX PC・DO SHOP]

　基板自体はJOYTECH製品やASKセレクト製品とほぼ同じ。付属品は英文マニュアルやドライバCDなど。

[撮影協力:SuperCOMとパソコンハウス東映]

　外箱は英語版のままだが、正規代理店のアスクによる国内サポートと1年保証が付いている。日本語マニュアルの有無は不明だが、同社経由の日本語版によくついている「ドキュメント含む」と書かれた日本語シールは貼られていない。

　この製品の英語版が発売された当初は、複数のショップが「“日本語版の発売予定はない”と国内代理店から聞いている」と説明していた。

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[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　同社からは、良く似た型番のRADEON 9000 PRO搭載ビデオカード(VRD9000-64ATV)も発売されている。

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[撮影協力:DOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館]

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

　VGA出力のアナログ信号をメイン基板から分離することでノイズを抑える「Mini SSH」技術を採用していることなどが特徴。

[撮影協力:カクタ ソフマップと高速電脳とコムサテライト3号店]

　同社からはSDRメモリ搭載のLowProfile非対応モデルもほぼ同じデザインのパッケージで発売されている。

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[撮影協力:クレバリー1号店]

　「限定発売」とされている既存モデル「Aeolous GF4MX440S」と基本仕様は同じだが、ビデオチップクーラーがファンレスタイプからファン付きタイプに変更されている。

　ビデオメモリ容量は64MBで、TV出力機能付き。

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[撮影協力:コムサテライト3号店]

　搭載ビデオメモリは128MBのDDRメモリでDVI出力/TV出力機能付き。

　GeForce4 Ti4600搭載ビデオカードとしては価格が安い。

[撮影協力:SuperCOM]

　GeForce4シリーズを搭載したPCI版ビデオカード中では、ビデオチップ/メモリ容量といったスペック面からみてMX(440)TV DDR 128MB PCIが「現在最高性能のビデオカード」ということになる。従来の「最高性能モデル」はGeForce4 MX440/DDRメモリ64MBの製品だった。

　ちなみに、RADEONシリーズを搭載したPCI版ビデオカード中の「最高性能モデル」はRADEON 7500ビデオチップ/DDRメモリ64MB搭載のASKセレクト RV2-PTD64Dまたは玄人志向 RADEON75D-PCI64C。

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[撮影協力:コムサテライト3号店]

　搭載メモリチップはDDRの16bitバスタイプ×4個(=64bit幅)で、全て合計してもXabre 200の公称メモリバス幅である128bit幅の半分だが、この件に関する詳細は不明。同種の製品としてはエムシージェイ MCP-XA200/64MBが既に発売されている。

　また、Xabre200搭載/メモリ64MBの同社製品はTriplex製のXABRE200EX-AGP64Cに続いて2製品。XABRE200EX-AGP64CにはDVI-VGA変換コネクタが付属しているなどの特徴があったが、この製品にはDVI-VGA変換コネクタは付属しておらず、付属品はドライバCDやTV出力ケーブルなどのみ。

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[撮影協力:コムサテライト3号店]

　DVD-Video再生ソフトのWinDVDが付属している。

[撮影協力:コムサテライト3号店]