AGP 8X対応のGeForce4 MX 440搭載ビデオカードが早くも発売に
実売価格は64MB版が11,950円~13,800円、128MB版が15,700円~17,499円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
GeForce4 MX 440 with AGP 8Xは、その名のとおり従来のGeForce4 MX 440の対応インターフェイスがAGP 4Xから最新のAGP 8Xに強化されたモデルで、メモリバンド幅も6.4GB/sから8.0GB/sにアップしている。ただし、変更されたのはこの対応インターフェイスとメモリバンド幅のみで、フィルレート(11億Texels/s)やポリゴン生成数(3,400万Triangles/s)といった性能指標は変わりはない。同時に発表されたGeForce4 Ti 4200 with AGP 8Xも同様に、従来型のGeForce4 Ti 4200から対応インターフェイスのみがAGP 8Xに強化に強化されたモデルだ。
そして初のAGP 8X対応版GeForce4シリーズ搭載製品として今回登場した「PixelView MX440-8X」シリーズも、パッケージの所々に「AGP 8X」という文字を記すことでビデオチップ最大の特徴をアピールしている。128MBモデルの「MVGA-NVG18A/128MB」は、ビデオチップとその周辺、基板裏面のメモリチップのそれぞれに金色の派手なヒートシンクを貼り付けるというなかなかの重装備で、表面のヒートシンクにはNVIDIAロゴ入りシールが貼られた半透明のファンも備えている。
また、64MBモデルの「MVGA-NVG18AM/64MB」は、128MBモデルよりビデオメモリ容量が少ないほかDVIコネクタも搭載しないが、その分基板は小型でチップクーラーもヒートシンクのみのファンレス仕様となっている。静音PCへの利用を考えている人は64MBモデルが狙い目だろう。なお、VGA出力、テレビ出力コネクタは両モデルとも搭載している。
GeForce4 MX 440 with AGP 8Xは対応インターフェイスを強化しただけのマイナーバージョンアップ的なモデルということで、やや物足りなさを感じるかもしれないが、AGP 8X環境でGeForce4系ビデオチップを利用したいというユーザーには注目の製品といえる。純粋にAGP 8X対応ビデオチップの選択肢が増えたという意味でも、今回の製品登場は歓迎すべきだろう。
□PixelView MX440-8X(Prolink Microsystems)
http://www.prolink.com.tw/new_web/products/vga/g4/GeForce4%20mx440-8x.htm
□GeForce4 MX/GeForce4 Ti(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=geforce4mx
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=geforce4ti
(PROLINK MVGA-NVG18A) |
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとコムサテライト3号店とWonderCity秋葉原店]
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