【 2002年10月5日号 】
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• Pentium 4用ファンレスCPUクーラー登場、COOLER MASTERから
  

  高さ58.1mmという巨大なヒートシンクを用いることでSocket 478用ながらファンレス環境を実現できるというCOOLER MASTERのCPUクーラー「ZERO-1」が登場した。実売価格は2,480円～2,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。89mm×67.8mm×58.1mmという非常に大型のヒートシンクを採用したこの製品について、同社は「換気に問題のないミドルタワーケースで2.4GHzモデルを目安に使ってほしい」とする一方、「ファンなどを効率よく使用すれば3GHz相当まで対応が可能」ともうたっており、静音PCマニアにとっては間違いなく要注目の製品といえる。CPUクーラー本体のサイズや通気性などを考えると小型PCケースでの利用は難しそうだが、最近は通気性の高さをウリにしたキューブ系PCケースなども登場しており、こうした製品との組み合わせにチャレンジしてみるのも面白そうだ。なお、CPUクーラー本体を付属の金属板を使ってマザーボードの裏面から固定するという構造のため、CPUクーラーを換装する際はマザーボードをPCケースから一旦取り外す必要がある。 □ZERO-1（http://www.coolermaster.co.jp/web/cooler/di4-l7290-x1.htm）

• Athlon XP 2400+のサンプル品が展示開始、近日発売の予定
  

  すでにプレスリリースのレベルでは2800+にまでラインナップが拡充されているAthlon XPだが、実際にアキバで入手可能なものといえば、6月下旬から出回っているAthlon XP 2200+が最上位で、それ以降の上位モデルは未だ“デビュー前”のまま。誰も入手できない状態である以上、実質的にAthlon XPは2200+までしかないのと同じというわけで、Socket A環境でアップグレードを考えているユーザーにとってはなんとも気になる状況だ。しかし、どうやらAthlon XP 2400+については近いうちに流通開始となることが確実のようだ。これまでにもAthlon XP 2400+については何度も「入荷間近」の情報がアキバ界隈で流れ、そのたびにドタキャンになるという繰り返しだったが、今週は販売こそ始まらなかったものの、パソコン工房秋葉原店では店内にAthlon XP 2400+のサンプル品を初めて展示、「近日発売予定」とのPOPも同時に掲示するなど、状況に変化が起こっている。予価や具体的な入荷時期が明示されていないのは残念だが、少なくとも量産出荷目前のAthlon XP 2400+が実在することは、これで確認できる。アキバでの販売開始時期がこれ以上遅れないよう期待したいところだ。なお、OPNのマーキングは「AXDA2400DKV3C」となっている。 □Athlon XP（http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/athlonxp/）

• 5インチベイサイズPC「Piccolo」が鏡面仕上げのド派手仕様に
  

  5インチベイサイズのPCとしてすっかり定着した感のあるクイックサンのSocket 370対応アルミ製自作PCキット「Opera Piccolo」だが、今週は全体に鏡面加工を施したというド派手な限定モデル「Opera Piccolo Brillante」が登場した。実売価格は45,800円～48,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。光学ドライブを搭載しない点を除けばハードウェア仕様は従来の「Opera Piccolo」と同じこの「Opera Piccolo Brillante」だが、鏡面加工が施された眩いばかりに光るボディはまさに限定モデルにふさわしいといったところだ。本体に付いた指紋などを拭き取るための「SUMICOM」のロゴが入ったクロスまで付属するという気の配りも見られる。また、現時点ではとくに限定数は明らかにされていないが、価格がほぼ従来どおりに据え置かれているとあって人気製品となる可能性もあり、欲しいと思った人は品切れを避けるためにも早めにショップに向かったほうがよいかもしれない。しかし、入手したらしたで今度はこれに合う光学ドライブを探すのにも一苦労することになりそうだ。 □Opera Piccolo brillante（http://www.quixun.co.jp/product/piccolom.html）

• DDR SDRAM最速のPC3500メモリがデビュー、Corsair製の512MB
  

  これまでの最速だったPC3200（DDR400）を上回る「PC3500」に対応するというDDR SDRAMモジュールがCorsairから登場した。製品は容量512MBの「CMX512-3500C2」で実売価格は29,800円～35,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。同社の従来製品と同様に、モジュールには黒のヒートスプレッダが取り付けられているためメモリチップを直接見ることはできないものの、製品資料によればASUSのApollo KT400搭載Socket Aマザーボード「A7V8X」と組み合わせてのテストにおいて434MHz、CL2（2-4-4-8-T1）で動作することが確認できたとしている。また、SPDの値はPC3200に設定されているという。現時点で「CMX512-3500C2」のスペックをフルに発揮させるにはマザーボード側でのオーバークロック設定が必須となるが、Apollo KT400搭載マザーボードの中でも人気製品の「A7V8X」での動作確認が取れているというのはこの製品の強みといえるだろう。ハイパフォーマンスを狙うコアなユーザーを中心に人気を集めることになりそうだ。 □CMX512-3500C2（http://www.corsairmemory.com/main/PR_cmx3500c2.html）

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