【 2002年10月26日号 】
	その他のニュース

• CD-Rライトの最速記録更新、52倍速CD-R/RWドライブがデビュー
  

  最近の光学ドライブに関する話題といえばソニーやアイ・オー・データなどから登場しているDVDマルチドライブが中心だが、今週は久々にCD-R/RWドライブの注目株が出現している。製品は現時点で最高速度となる52倍速のCD-R書き込み速度を実現したATAPI接続の内蔵CD-R/RWドライブ「LTR-52246S」で、実売価格10,480円～11,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「LTR-52246S」の速度面の仕様は、CD-R書き込みが52倍速、CD-RW書き換えが24倍速、CD-ROM読み出しが52倍速。CD-R書き込み速度だけでなくCD-RW書き換え速度も現時点で最速クラスというこの製品は、速度的には最強のCD-R/RWドライブといっても過言ではないだろう。そのほかの主な仕様は、本体サイズが幅145.8mm×高さ41.3mm×奥行き190.0mm、バッファ容量が2MB、アクセスタイム（標準）が80msなど。バッファアンダーラン防止機能のSMART-BURNのほか、バックグラウンドで自動的にCD-RWメディアのフォーマット処理などを行なうMt.Rainier（Mount Rainier）も搭載している。CD-R/RWの書き込み速度を重視するユーザーなら、購入を検討する価値は十分にありそうだ。 □LTR-52246S（http://www.liteonit.com.tw/new_p_e/english--p-rw52246.htm）

• Mini-ITXマザーボードのシリーズ第2弾が展示中、近日登場
  

  小型PCマニアにとっては注目の存在といえるMini-ITXマザーボードの第2弾、VIA製「EPIA2」が近日中に登場しそうだ。高速電脳ではヒートシンクを外した状態のサンプル品を展示中で、チップセットやCPUの表面を直接目で確認することができる。「EPIA2」はCPUにESP 6000S、チップセットにApollo CLE266＋VT8235搭載したMini-ITXマザーボードで、ESP 5000搭載の現行製品「EPIA-E533」の上位モデルにあたる。なお、前述のとおりサンプル品からはヒートシンクが取り外されているが、同店では「ファンレスで動作する」としている。「EPIA-E533」からスペックアップを果たしながらファンレス仕様はそのままということで、静音PCマニアにとっても要注目といえそうだ。そのほか、基板上にDDR SDRAM対応DIMMスロットや、「EPIA-E533」では省略されていたFDDコネクタを装備するといった特徴も持っている。なお、価格は「20,000円近くになる」そうだ。 □EPIA（http://www.viavpsd.com/product/epia_mini_itx_spec.jsp?motherboardId=21）

• Maxtorからも7,200rpmで200GBのHDD登場、バッファは8MB
  

  先月登場したWestern Digitalの「WD2000JB」に続き、Maxtorからも容量200GB／7,200rpm／バッファ8MBというハイスペックを誇る80GBプラッタ採用HDD「6Y200P0」が発売された。実売価格は43,210円～48,799円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。60GB/80GB/120GBモデルがすでに登場しているDiamondMax Plus 9シリーズのラインナップ中で最上位モデルとなるこの「6Y200P0」は、同社としては初の容量200GBを実現したHDD。23日(水)の時点ではデータシートに「6Y200P0」に関する製品情報が掲載されていないため詳細仕様は不明だが、バッファ8MB搭載モデルの「6Y160P0」「6Y120P0」などと同様に型番の末尾2桁が「P0」となっているため、バッファ容量は8MBと見て間違いないだろう。動作音量についても不明だが、モーターに流体軸受けタイプを採用していることなどから、DiamondMax Plus 9シリーズの他のモデル（アイドル時25dB、シーク時35dB）に近い静粛性が期待できそうだ。また、Ultra ATA/100止まりの「WD2000JB」に対して、「6Y200P0」はUltra ATA/133に対応しているのも特徴のひとつ。これらの点をあわせて考えると、「6Y200P0」は現時点で最もハイスペックの200GB HDDといっても過言ではないかもしれない。 □DiamondMax Plus 9（http://www.maxtor.com/en/products/ata/desktop/diamondmax_plus_9/）

• マイクロソフトの新型キーボード登場、ツートンカラーで4モデル
  

  マイクロソフトからツートンカラーデザインが印象的なワイヤレスキーボードなど4機種が登場した。ラインナップは、ワイヤレスモデルがエルゴノミクスデザインの「Wireless Optical Desktop Pro」と標準タイプの「Wireless Optical Desktop」の2機種、ワイヤードモデルがエルゴノミクスデザインの「Natural MultimediaKeyboard」と標準タイプの「MultiMedia Keyboard」の2機種という合計4機種で、実売価格は3,799円～12,979円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。いずれの製品も本体にツートンカラーを施すというルックスを重視したデザインを採用しているのが特徴。ワイヤレスモデルはダークグレー＋シルバー、ワイヤードモデルは、9月に登場した同社製新型マウスの「Optical Mouse Blue」などと同じ新 色のアストラルブルー＋シルバーというカラーリングだ。また、ワイヤレスモデルにはキーボードと同色のツートンカラーが施されたワイヤレス3ボタンマウス「Wireless Optical Mouse」が付属している。ワイヤードタイプにマウスは付属しないが、カラーリングは前述のとおり9月に登場した同社製新型マウスと同様になっているので、マウスとキーボードのデザインを統一したいという人は両方の製品を購入するのもアリだろう。 □Microsoft Keyboardシリーズ（http://www.microsoft.com/japan/hardware/keyboard/default.asp）

• 大風量設計の超強力ケースファン発売、動作音量は50dB以上
  

  8,000rpmという高速回転仕様の60mm角ファンをはじめとした大風量設計がウリのケースファン4モデルがタイムリーから登場した。製品は60mm角／8,000rpmの「FFB0612EHE」、80mm角／5,700rpmの「FFB0812EHE」、92mm角／4,800rpmの「FFB0912EHE」、120mm角／4,000rpmの「FFB1212EHE」の4モデルで製造元はDELTAとなっている。実売価格は2,180円～3,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。各モデルとも高速回転ファンを採用したことにより大風量を実現しているのが大きな特徴。その風量は、60mm角モデルから順に50.15CFM、80.16CFM、110.18CFM、190CFMというもので、いずれも現時点で最高レベルにあるといっても過言ではないだろう。ただし、パッケージには「ピーク時の消費電力が高い為、必ずPC電源に直接接続して下さい」「固定せずに通電すると自走してしまうので、必ず固定してから通電してください」といった高速回転ファンならではの注意点も書かれているので、取り扱いには十分気を付けたいところだ。厚さも38mmと厚く、動作音量も50dB以上と非常に大きいが、冷却性能を最優先するユーザーにとっては有力な選択肢となりそうだ。 □タイムリー（http://www.timely.ne.jp/）

• マザーボードとHDD間をSerial ATA化するキットが挑戦者から
  

  アイ・オー・データの挑戦者ブランドから、既存のIDEインターフェイスをSerial ATAインターフェイス化できるシリアル－パラレル変換アダプタセット製品「SAIDE/SET-A」が発売された。実売価格は7,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。この「SAIDE/SET-A」は、マザーボード（インターフェイスカード）側とHDD側に接続する2個のシリアル－パラレル変換アダプタ基板と電源ケーブル、Serial ATAケーブルがセットになった製品で、変換アダプタがあらかじめ2個セットになっているというのがミソ。つまりこの製品を購入するだけで、既存のマザーボード－HDD間のIDEインターフェイスをSerial ATAインターフェイス化し、取り回しがしやすいSerial ATAケーブルで接続できるようになるというわけだ。付属する変換アダプタはマザーボード用の「SA-IDE-H」とHDD用の「SA-IDE-D」の2種類で、両者は基板上の部品配置などが微妙に異なっている。そのほか「100モード」「133モード」「150モード」に切り替えが可能というディップスイッチ（デフォルトは「150モード」）を装備しているが、これは「133」「100」はそれぞれUltra ATA/133とUltra ATA/100のモードにセットするもので、「150」はSerial ATAの高速性を活かすために作られた独自の高速モードだという。なお、SAMSUNG製ドライブでは使用できないとされている。 □SAIDE/SET-A（http://www.iosnet.ne.jp/ioplaza/supertank/products/saideseta/）

• LowProfile対応PCIカード最速のRADEON 9000搭載カード発売
  

  RADEON 9000搭載ビデオカードでは初のPCIモデルとなる製品がASKセレクトと玄人志向から登場した。実売価格はASKセレクトの「R9-CDT-P64D」が12,480円～13,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）、玄人志向の「RADEON90-PCI64C」が12,980円～13,300円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。両製品ともPowerColor（C.P. Technology）のOEM品で、LowProfile対応サイズの小型基板を採用するほか、ファンレス仕様、ビデオメモリ64MB（DDRタイプ）、DVI/VGA/テレビの3種類の出力コネクタを装備するといった特徴は共通している。VGA出力が基板上のヘッダピンからケーブル経由でブラケット部分に引き出されているのがユニークなところだ。RADEON 9000搭載カード初のPCIモデルであることに加え、LowProfile対応サイズの小型基板を採用しているとあってパフォーマンス重視の小型PCマニアにとっては注目の製品といえるが、標準装備のブラケットからLowProfile対応ブラケット（「R9-CDT-P64D」のみに付属）に交換するとVGA出力が利用できなくなる点には要注意だ。「RADEON90-PCI64C」にはLowProfile対応ブラケットは付属しないものの価格は安めなので、LowProfile対応にこだわらずコストを重視するのであればこちらが狙い目だろう。 □R9-CDT-P64D（http://www.askselect.jp/r9-cdt-p64d.htm） □RADEON90-PCI64C（http://www.kuroutoshikou.com/products/gboard/radeon90-pci64c.html）

• Intel初のSerial ATA対応マザーボード発売、「D845PEBT2」
  

  Intel純正品としては初めてSerial ATAインターフェイスをサポートしたi845PEチップセット搭載Socket 478マザーボード「D845PEBT2」が発売された。実売価格は17,480円～19,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。同社製品では珍しく黒色基板を採用したこの「D845PEBT2」は、Serial ATAコントローラにSilicon Image製Sil 3112を搭載し、基板上には青色のSerial ATAコネクタを装備。RAID 1/0構成にも対応している。また、Serial ATA以外にも6チャネル出力対応サウンドや10Base-T/100Base-TX対応LANなどといった、Intel純正マザーボードとしては意外ともいえる豊富なオンボードデバイスを搭載しているという特徴もある。6ch出力可能なサウンド機能はデジタル出力にも対応していて、I/Oパネル部にはシリアルポートを1つつぶす形で同軸、光角型（開閉カバー付き）の各コネクタと、5個のアナログサウンドコネクタを装備している。そのI/Oパネル部の“豪華さ”と、さらにオンボードチップ用の空きパターンまで用意されているあたりは「本当に純正品？」と疑ってしまいたくなるほどだ。他のメーカーに比べると地味な印象のある同社のマザーボードだが、「D845PEBT2」はちょっとした異色作のようだ。 □D845PEBT2（http://www.intel.com/design/motherbd/bt2/）

Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp