【 2002年10月26日号 】
謎の高速メモリを搭載したAGP 8X対応GeForce4 MX440カード
GF4MX4408XEX-AGP64CGF4MX4408XEX-AGP64C
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TX-680TX-680
 2.8nsという高速なビデオメモリを採用したGeForce4 MX440 with AGP 8X搭載ビデオカードが玄人志向とTriplexから登場した。型番は玄人志向が「GF4MX4408XEX-AGP64C」、Triplexが「Millennium Silver TX-680」。ビデオメモリ容量は64MB、基板は銀色タイプを採用している。実売価格は「GF4MX4408XEX-AGP64C」が12,980円~13,300円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「TX-680」が13,400円~13,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 両製品が搭載するビデオメモリはBGAタイプのSAMSUNG製DDRメモリ「K4D26323RA-GC28」(末尾は「-GC2B」の可能性もある)で、26日(土)現在SAMSUNGのデータシートに製品情報は掲載されていないものの、外箱の表記ではスペックは確かに「2.8ns」とされている。

 一般的にGeForce4 Ti4600やRADEON 9700 Proといった高速ビデオチップ搭載カードに利用される2.8nsのメモリを、下位製品のGeForce4 MXシリーズ搭載カードで採用するというのは珍しい。もしかすると、メモリバンド幅が向上したGeForce4 MX 440 with AGP 8Xと高速メモリを組み合わせることでパフォーマンスアップを図ろうという目論見なのかもしれない。

 しかし、メモリチップ上にマーキングされている型番末尾の「C28」の部分に取り消し線のようなものが入っているという気になる点もある。この点について販売を行なっているコムサテライト3号店は「玄人志向に問い合わせたところ、2.8nsで間違いないとの回答が返ってきた」という。

 そのほか、「GF4MX4408XEX-AGP64C」に関してはチップクーラー上にアルミ製の放熱板を備えているのも特徴のひとつ。この放熱板はメモリチップまでを覆うというかなり大型のもので、ファンの位置などには通風孔も設けられている。

 これらの特徴に加え基板色が派手な銀色タイプということもあって、ちょっとした注目の製品となりそうだ。

□セレクトシリーズ(玄人志向)
http://www.kuroutoshikou.com/products/select/nvidia.html
□Millennium Silver TX-680(Trpilex)
http://www.triplex.net.cn/eng-web/product/vga/g4/g4mx448.htm

 (玄人志向 GF4MX4408XEX-AGP64C)
 (Triplex Millennium Silver TX-680)

[撮影協力:コムサテライト3号店FRESH FIELD ADACHI]


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