【 2002年11月9日号 】
FSB 333MHz対応のAthlon XPがデビュー、2700+のほか2600+も
バルクで少量出回る、Athlon XP 2600+もFSB 333MHz対応
2600+と2700+(表)OPN
【2600+と2700+(表)】【OPN】
2600+と2700+(裏)2600+もFSB 333MHz
【2600+と2700+(裏)】【2600+もFSB 333MHz】
2700+動作中2700+動作中
【2700+動作中】【2700+動作中】
AMDの切り札登場負けてなるものか!!
【AMDの切り札登場】【負けてなるものか!!】

 アキバに出回るのはもう少し先になるのではないかと見られていた、FSB 333MHzに対応した最新型のAthlon XPが突然デビューを果たした。製品はAthlon XP 2600+とAthlon XP 2700+。

 両モデルともFSBは従来の266MHzではなく、最新の333MHzに対応した新型で、実売価格は2700+モデルが50,800円〜53,800円、2600+モデルが39,780円〜42,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、Athlon XP 2600+に関してはFSB 266MHz対応モデルとFSB 333MHz対応モデルの2種類が存在しており、今回は上位モデルのFSB 333MHz対応版のみが発売になっている。

●2600+は意外にもFSB 333MHz版が先行

 先週リテールパッケージ品も発売された2400+モデルの次に登場するのは、先々週フェイス秋葉原本店で動作デモが行われたFSB 266MHz版の2600+モデルと思われていたが、FSB 333MHz版が先行してデビューするかたちとなり、パフォーマンス重視のパワーユーザーとしては嬉しい誤算といったところだろう。

 FSB 333MHz版Athlon XPの大きな特徴は、FSBクロックの上昇により従来モデルを上回るパフォーマンスが期待できる点だ。チップセットやメモリについては、すでにApollo KT333やPC2700 DDR SDRAM(DDR333)などといった2.7GB/sのデータ転送帯域幅を実現できる製品が登場しているが、一方のCPU側の帯域幅は2.1GB/s(FSB 266MHz)どまりで、いわばチップセットやメモリの持つスペックを持て余している状態だった。しかし、2.7GB/sの帯域幅を持つFSB 333MHz版Athlon XPの登場によって、両者の不均衡は解消されることになる。

●OPN以外に外観の変化なし

 そのFSB 333MHz版Athlon XPの実物については、茶色のOPGAパッケージを採用するほか、キャパシタの配置などにもとくに大きな変化は見られない。見た目は2200+モデル以降の従来製品とほぼ同様といったところだ。

 CPU表面のラベルにマーキングされているOPNは、2700+モデルが「AXDA2700DKV3D」、2600+モデルが「AXDA2600DKV3D」というもので、これをAthlon XPのデータシートと照らし合わせてみると動作クロック(2700+モデルが2,167MHz、2600+モデルが2,083MHz)や動作電圧(1.65V)、最大ダイ温度(85℃)、2次キャッシュ容量(256KB)などのスペックが読み取れる。最終桁の“D”はFSB 333MHz対応を示すものだ(FSB 266MHz版は“C”)。また、発熱量の指標となるThermal Powerの最大値は、2700+/2600+両モデルとも2400+モデルと同じ68.3Wを維持している。

●性能競争再び過熱か?

 対応環境に関しては、Apollo KT400/KT333などといったチップセット自体はFSB 333MHzをサポートしているが、これらのチップセットを搭載していてもFSB 333MHz版Athlon XPが登場する前に発売されたマザーボード(とくにApollo KT333搭載製品)ではBIOSアップデートなどの対応が必要になることも考えられる。現在の環境からCPUの換装を考えているという人は、念のためマザーボードメーカーのWebサイトなどで関連情報をチェックしておいたほうがよいだろう。

 なお、2700+モデルに関してはフェイス秋葉原本店が独自に既存マザーボードとの組み合わせによる動作テストを行っており、それによると最新BIOSにアップデートしたASUS製Apollo KT400チップセット搭載Socket Aマザーボード「A7V8X」での動作が確認できたとという。

 両モデルとも初登場ということもあり価格はやや高めで、また入荷数自体が少なかったため早くも入手困難という状況になっているが、DDR333以上のメモリとの組み合わせで高いパフォーマンスが期待できるだけに、ハイエンド志向のパワーユーザーにとって要チェックの製品であることは間違いない。Pentium 4とのパフォーマンス競争においても、FSB 333MHz版Athlon XPは重要なカギを握る存在となりそうだ。

□Athlon XP(日本AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_1274_3734,00.html
□関連記事
【2002年11月2日】Athlon XP 2400+のリテールパッケージが一部ショップに入荷
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021102/etc_xp24box.html

 (AMD Athlon XP 2600+)
 (AMD Athlon XP 2700+)

[撮影協力:DOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館フェイス秋葉原本店コムサテライト3号店DOS/Vパラダイス秋葉原本店クレバリー1号店]


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