【 2002年11月30日号 】
デスクトップ用の汎用パーツだけで完成するノートPCが発売に
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 CPU、メモリ、HDDといった主要パーツにデスクトップPC用のものが使えるというDOS/VパラダイスブランドのノートPC「Prime Helios Desk」の販売がDOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館と同社Webサイトで始まっている。価格はCeleron 1.7GHz、メモリ128MB(DDR266)、HDD 40GBなどを搭載した基本構成モデルが99,800円(BTO対応)。

 「Prime Helios Desk」はデスクトップ据え置きタイプのノートPCで、電源はバッテリーではなくACアダプタになっている。本体は幅358mm×奥行き291mm×高さ63mmと大型だが、デスクトップPC用のSocket 478対応CPUや3.5インチHDD、184ピンDDR SDRAMモジュールといった一般的なデスクトップPCのパーツに対応しているのが大きな特徴だ。これまでにもデスクトップタイプのCPUが搭載可能なノートPCはいくつもあったが、そのほとんどがメモリはSO-DIMM、HDDは2.5インチのタイプにしか対応していなかった。

 ベースとなっているのは韓国SUNG IL COMPUTECの自作ノートPCキット「Innodesk」で、主なスペックはSiS651チップセット(FSB 533MHz、DDR333サポート)、15インチTFT液晶(1,024×768ドット、16万色)、24倍速CD-ROMドライブ、10Base-T/100Base-TX対応LAN、USB 2.0(4ポート)など。もちろん内部には478ピンのCPUソケットのほか、HDD用3.5インチベイ×1、184ピンDIMMスロット×2が用意されている。

 こうしてスペックを見てみると、自作PCユーザーとしては「Innodesk」の単品販売に期待したくなるところだが、残念ながら同店いわく現時点では未定とのこと。ただ、同店のBTOメニューにはPentium 4 2.4B GHzやDDR333メモリなどといったチップセットのスペックを上限まで活かすことのできるパーツも用意されているので、どうしても入手したい人はこれを利用するのもアリかもしれない。

□Prime Helios Desk(DOS/Vパラダイス)
http://www.dospara.co.jp/goods_pc/feature.php?v17=55&v18=1&v19=0
□Innodesk(SUNG IL COMPUTEC)
http://www.sungil.co.kr/english/NEW/I-main.htm

 (DOS/Vパラダイス)

[撮影協力DOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館]


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