追加された主なオンボード機能はUSB 2.0やIEEE-1394、Ultra ATA/133、アナログ出力可能な6ch対応サウンド機能、FDDインターフェイスなど。これらの多くはチップセットがApollo PLE133からApollo CLE266に変更されたことに伴うもので、このほかにも対応メモリがSDR DIMMからPC2100対応DDR DIMMに強化されていたり、チップセット内蔵VGAにMPEG-2再生支援機能(iDCT/Motion Compensation)が付加されているといった違いもある。なお、これらの機能のうち、IEEE-1394のみI/Oパネル部にコネクタがなく、LowProfile非対応の付属ブラケットを併用する仕組みになっているので、小型ケースで利用する際には要注意。また、このほかの注意点としては、従来2つあったDIMMスロットが1つだけになっているという点や、背面I/Oパネルのコネクタ配置が変更になっている点などがある（新形状のシールド板は付属している）。

　CPUの動作クロックとCPUクーラーのファンの有無で2モデルがラインナップされているのは従来同様。ラインナップは動作クロック600MHzでファンレスの「EPIA-M6000」と動作クロック933MHzでファン付きの「EPIA-M9000」で、現在発売されているのは「EPIA-M9000」のみ。EPIA-M6000に関しては一部ショップが「近日中に入荷する予定」としている。

　なお、CPUとチップセット以外の各種搭載チップもVIA製が中心で、スーパーI/Oチップ(VT1211)やIEEE-1394コントローラ(VT6307S)、AC'97コーデックチップ(VT1616)、TV出力チップ(VT1622M)、LAN用物理層(VT6103)に至るまで全てVIA製。

　外箱には「M9000」という型番シールのほかに、国内代理店がつけたという「EPIA-MC900」という型番シールも貼られており、一部ショップではこちらの型番で販売中。

　同じ国内代理店が「EPIA-Mシリーズ向け」として出荷したというケース「GA-610iPL-M」も今週新たに発売されている。

□Apollo CLE266(VIA)
http://www.via.com.tw/en/apollo/cle266.jsp
□C3 E-Series(VIA)
http://www.via.com.tw/en/viac3/c3E.jsp

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【4月13日】ファンレスのEden規格含むCPUオンボードMini-ITXマザーが登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020413/mini-itx.html

[撮影協力:パソコン ショップ アークとコムサテライト2号店とコムサテライト3号店]