近日中にも登場すると見られている5インチベイサイズ自作PCキット「SUMICOM」のSocket 478対応新モデル「OperaPiccolo SUMICOM S600」だが、その「変形モデル」とも呼べそうな「JUN PC 750S」がエムシージェイから今週発売となった。実売価格は48,800円~49,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「JUN PC 750S」は「OperaPiccolo SUMICOM S600」と同じくSiS651+SiS962チップセットを採用したSocket 478対応のアルミ製自作PCキット。ブラックの本体にオレンジ色の製品ロゴを入れるといったデザイン面もよく似ているが、「JUN PC 750S」の本体サイズは幅238×高さ76.8×奥行き171mmと、ちょうど「OperaPiccolo SUMICOM S600」(幅148×高さ72×奥行き254mm)の幅と奥行きを入れ替えたような格好になっている。
このほか、スリムタイプ光学ドライブ、3.5/2.5インチシャドウを各1基ずつ備えるというドライブベイ構成や、VGA、サウンド、IEEE-1394、USB 2.0、10Base-T/100Base-TX対応LAN、シリアル、パラレル、PS/2といった豊富な機能、インターフェイスを搭載するのも「OperaPiccolo SUMICOM S600」と同様。先々週、高速電脳で展示されたサンプル品にあった謎の「Speed Button」も備えている。
この手の小型自作PCキットとしては珍しく、サウンドのアナログ5.1チャネル出力に対応しているのは「JUN PC 750S」ならではの特徴。背面に6つものサウンドコネクタが用意されているほか、前面にもヘッドホン用コネクタを装備している。すでにアナログ接続の5.1チャネルスピーカーシステムを持っているという人には魅力的に映るだろう。
そのほかの主な仕様は、対応CPUがPentium 4/Celeron 1.7GHz~2.8GHz(FSB 400/533MHz対応)、対応メモリ容量が最大2GB(DDR266対応DIMMスロットを2本装備)、電源が外付けACアダプタ(150W)となっている。付属品は専用CPUクーラー、ACアダプタなど。
キューブ系の製品に比べれば拡張性は低いが、コンパクトなボディにアナログ5.1チャネル出力対応サウンドをはじめとした多彩な機能を備えているのは「JUN PC 750S」の大きな魅力だ。省スペース性を重視したホームシアターPCの自作にはまさにうってつけの製品といえそうだ。
□JUN PC 750S(エムシージェイ)
http://www.mcjpc.com/new_web/pc_parts/junpc750s.htm
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030111/etc_sumicomp4.html
| (MCJ JUN PC 750S) |
[撮影協力:コムサテライト2号店とコムサテライト3号店と高速電脳]