【 2003年3月15日号 】
Xeon 3.06GHzが販売スタート、CPUクーラーに大きな変化
Xeon 3.06GHzXeon 3.06GHz
Xeon 3.06GHzXeon 3.06GHz
Xeon 3.06GHzXeon 3.06GHz
 Xeonの最上位モデルとなる3.06GHzのリテールパッケージ品が、11日(現地時間)に行われた製品の正式発表を受け、ついに販売スタートとなった。実売価格は93,800円~99,800(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 Xeon 3.06GHzの主なスペックは、FSBクロックが533MHz、2次キャッシュ容量が512KB、コア電圧が1.525V。動作クロックとコア電圧が上昇した以外は、従来のFSB 533MHz版2.80GHz(1.5V)と同様のスペックとなっている。CPUの外観にも2.80GHzからの大きな変化はとくに見当たらない。

 ただ、Thermal Design Powerの最大値は、2.80GHzが85Wだったのに対し、3.06GHzでは101Wと大きく上昇している。付属のCPUファンも大きく変わり、3.06GHzと2.80GHzのそれぞれのタイプを並べてみると一目瞭然、3.06GHzは口径、厚みともに増していて大型化しているのが分かる。ヒートシンクも熱の伝導性を重視するためかCPUとの接触部に銅素材を用いたものに変更されており、3.06GHzの実際の発熱量もかなり増えているものとみて間違いなさそうだ。

 また、付属のCPUファンは、電源コネクタの形状自体は従来と同じ3ピンタイプだが、電流は1.5Aが必要とされている点にも要注意だ(従来は300mA)。1.5A対応のヘッダピンを搭載していないマザーボードの場合は、付属のケーブルを使ってATX電源の4ピンコネクタに直接接続する必要がある。IntelのWebサイトでは1.5A対応のヘッダピンを持つマザーボードの機種が紹介されているので、導入を検討している人は一度目を通しておいたほうがよいだろう。

 なお、同時発表されたXeon 3.0GHz(FSB 400MHz)も販売が始まっている。実売価格は91,800円~92,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□Xeon(インテル/Intel)
http://www.intel.co.jp/jp/products/server/processors/server/xeon/
http://support.intel.com/support/processors/xeon/bl15ac.htm
□関連記事
【2003年3月11日】最速デュアルCPUソリューション登場~Xeon 3.06GHzの性能をチェックする(AKIBA PC Hotline! Hothotレビュー)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0311/hotrev200.htm
【2003年3月8日】未発表のXeon 3.06GHz展示中、11日販売開始で約10万円
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030308/etc_xeon306.html

 (Intel Xeon 3.06GHz)

[撮影協力:ぷらっとホーム]


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