ヒートシンクが全銅製になり、対応CPUがAthlon XP 2800+からAthlon XP 3200+に強化されたほか、従来はブラケット部専用だった回転数調整つまみが3.5インチベイにも取り付けられるようになっている。

　このほか、ファン回転数/動作音の変更範囲が低回転/静音方向に広げられたほか、ファンの羽も派手な印象があった緑色からヒートシンクと同じ銅色に変更されている。

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【2002年12月7日】X-Dream(HAC-V81)(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021207/ni_i_fn.html#xdream

[撮影協力:コムサテライト3号店とWonderCity秋葉原店]

　ファンは別売だが「ファンレスで利用するための製品ではなく、ブロアー型ファンなどで風をあてて使うための製品」（販売ショップ）とのこと。

　発売された製品ラインナップは、Socket 478用とSocke 370/A用が各2モデルずつで、いずれも1U用が銅製、2U用がアルミ製になっている。

　どの製品もスカイブタイプの冷却フィンを採用しており、Socket 478用の2Uモデル「WJAC023A」は先週発売されたクーラーマスター ZERO-3とよく似ている。

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【3月15日】ZERO-3(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030315/ni_i_fn.html#zero3

[撮影協力:CUSTOMとコムサテライト3号店]

　最大の特徴である5インチベイ用ユニットは、水タンクや循環用ポンプ、ラジエーター、ラジエーター用ファン、ファンコントローラなどが一体化された構成で、電源はHDDなどと同じ4ピンコネクタを利用する。上面には吸気口と吸水口、下面と背面には排気口が用意されており、フロントパネル側には水量メーターやファンコントロール用スイッチ、温度表示用LEDなどがついている。

　このファンコントロールスイッチは水冷ヘッド上部のファンとラジエーター側ファンをそれぞれ個別に3段階調整できるもので、回転数と動作音量はそれぞれ2,800～5,100rpm/25～31dB、1,800～3,400rpm/25～34dBとされている。その脇の温度センサーは水冷ヘッドの温度と水温、システム温度（温度センサーは任意箇所に固定可能）を切り替え表示可能。オーバーヒート時のアラーム機能もついている。

　付属の水冷ヘッドはSocket 370/A/478対応。

　全体がコンパクトにまとまっている反面、「ラジエーターの排気がケース内に行われるため、ケース内の通気が悪いとケースから熱が逃げない」「吸水口が内部にあるため水の補給が面倒（吸水用スポイトが付属している）」といった注意点もある。

[撮影協力:CUSTOM]

　赤、緑、オレンジ、紫、白の各色に発光するモデルが追加され、既存の青色モデルと合わせて6色のラインナップとなっている。

　ファンとしての性能はTLF-R82と同等で、2,500rpmの回転数や25dBの動作音も従来通り。

　ちなみに、この製品だけの特徴ではないが、「ファンコントローラを併用することで、ファン速度と光量を連動して変化させることができる」（CUSTOM）というメリットもあるそうだ。同店では光量変化もわかる店頭デモを実施中。

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【2002年9月14日】TLF-R82(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020914/ni_i_fn.html#tlfr82

[撮影協力:CUSTOMとテクノハウス東映]