【 2003年5月24日号 】
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• i865Pチップセット搭載のSocket 478マザーが初登場、Albatron製
  

  Intelから現地時間の21日(水)に正式発表された新チップセットi865シリーズでバリューPC向けのi865Pを搭載した初の製品が発売となった。AlbatronのSocket 478マザーボード「PX865P PRO」で、実売価格は13,499円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。i865PはFSB 800MHz/デュアルチャネルDDR400をサポートするi865PEの下位モデル。FSB 533MHz/デュアルチャネルDDR333までのサポートとする代わりに価格が抑えられているのが特徴で、Gigabit Ethernet専用ポートのCSAを装備するほか、新型ICHのICH5を採用する点などはi865PEと同様となっている。そのi865Pを搭載する「PX865P PRO」は、目立ったオンボードデバイスは6チャネル出力対応サウンドとLANのみとシンプルだが、オーバークロック設定により独自にFSB 900MHzやDDR400をサポートするしているのが注目されるところだ。ただ、同社のi865PE搭載モデル「PX865PE PRO」との現時点の価格差はそれほどないため、オーバークロックに目がないというコアなユーザー以外は素直にi865PE搭載モデルを選択したほうがよいかもしれない。 □PX865P PRO（http://www.albatron.com.tw/english/it/mb/specification.asp?pro_id=54）

• GeForce FX 5600 Ultra搭載カードのファンレス改造カードが発売
  

  先週、独自にファンレス仕様に改造したGeForce FX 5600搭載ビデオカードを発売したTSUKUMO eX.から、今週は上位モデルのGeForce FX 5600 Ultra搭載カードのファンレスバージョンが発売された。実売価格は33,799円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。先週登場したGeForce FX 5600搭載モデルと同じく、既製ビデオカードの冷却システムを同店が独自にZalman製ヒートシンク「ZM80A-HP」に換装したもので、今回はビデオメモリ128MBのAlbatron製GeForce FX 5600 Ultra搭載カードがベースとなっている。同店によるベンチマークテストは済んでおり、また1週間の初期不良対応期間が設けられているのも先週の製品と同様だ。GeForce FX 5600搭載モデルより5,000円高い今回のGeForce FX 5600 Ultra搭載モデルだが、パフォーマンス重視の静音PCマニアは要チェックの製品だろう。 □Albatron（http://www.albatron.com.tw/）

• キューブ系PCもFSB 800MHzへ、i865搭載製品の予約受付開始
  

  キューブ系自作PCキットでは初のi865チップセット採用製品となるi865Gを搭載したShuttle製Socket 478対応モデル「SB61G2」の予約受け付けが一部ショップでスタートしている。予約を受け付けているのはTSUKUMO eX.（26日(月)入荷予定/予価51,999円）やパソコン ショップ アーク（予価52,000円）、コムサテライト3号店（27日(火)入荷予定/予価52,780円）など。「SB61G2」のシルバーカラーが基調の本体デザインなどは既存のnForce2搭載Socket A対応モデル「SN41G2」と同様だが、FSB 800MHzとデュアルチャネルDDR400をサポートするi865Gを搭載した初のキューブ系自作PCキットだけに、パフォーマンス重視の小型PCマニアにとっては期待の製品といえるだろう。主な仕様は、筐体サイズが幅200×高さ185×奥行き300mm、ドライブベイが5インチ×1、3.5インチ×2（シャドウベイ含む）で、AGP/PCIスロット（各1本）のほか、VGA、6チャネル出力対応サウンド、IEEE 1394、USB 2.0、Serial ATA、10Base-T/100Base-TX対応LANなどの機能を搭載している。 □SB61G2（http://us.shuttle.com/specs2.asp?pro_id=283）

• キューブ系PCの純正キャンリングバッグが新たに2種類登場
  

  2002年11月にShuttleからキューブ系PC用のキャリングバッグというユニークなアイテムが発売されたのを覚えている人も多いと思うが、今週はJetwayとSOLTEKからも同様の製品が登場している。Jetwayの「MiniQ BAG」は、その名のとおり同社製キューブ系自作PCキット「MiniQ」シリーズ向けのバッグで、実売価格は2,858円～2,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。もうひとつのSOLTEKのバッグも同様に、同社製キューブ系自作PCキット「QBIC」シリーズ向けのものだが、こちらは「QBIC」シリーズの購入者にもれなくプレゼントされる。いずれのバッグも肩掛けストラップや小物入れのポケットが付いており使い勝手はよさそうだ。デザインはグレーとブラックのツートンカラーでシックにまとめた「MiniQ BAG」が一歩上といった印象だが、「QBIC」用バッグはなんといっても製品を購入すれば無料というのが大きな魅力。キューブ系自作PCキットを購入する予定がある人は、バッグ目当てに「QBIC」を選択するというのもアリだろう。 □MiniQ（http://www.jetway.com.tw/evisn/oem/miniq450.htm） □QBIC（http://www.soltek.com.tw/English/product/QBIC.htm）

• HDDの値下がりが続いて1GB単価がついに80円台に突入
  

  円高の影響もあってか、このところHDDの値下がりが目立っている。HDDの1GB当たりの単価は3月末に100円割れを記録したばかりだが、その後も下がり続け、今週はついに80円台にまで突入している。1GBあたりの単価がもっとも低くなってているのはWestern Digitalの180GBモデル「WD1800BB」で、最安値は14,980円（詳細は「IDE HDD最安値情報」参照のこと）。計算すると1GB単価は83.2円になる。この最安値を出しているのはパソコンショップ アークのみだが、1GB単価80円台での販売は複数ショップで確認できている。ショップの中には値下げの理由を「たまたま安く入荷できたため」と一時的なものだと説明するところもあるが、ほかの製品も含めてWesternDigital製HDDがこのところ目だって値を下げているのは確か。今後もHDDは全体として強い値下げ傾向が続くものと見られる。なお、同店では既に売り切れているが、25日(日)にも少量販売を行う予定としているので、この機に購入しようと考えている人は要チェックだ。

• RADEON 9200搭載のLowProfile対応ビデオカードが発売
  

  RADEON 9800 PROを筆頭とする新型RADEONシリーズを搭載する製品では初のLowProfileサイズ対応となるRADEON 9200搭載AGPビデオカード「A92LCT」がアスクから発売となった。実売価格は9,979円～10,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。なお、この製品はFIC製「A92L」のOEM品となっている。「A92LCT」の主な仕様は、ビデオメモリが64MBのDDRタイプ、出力コネクタがVGA、テレビで、冷却システムはヒートシンクのみのファンレスタイプ。価格が標準カードサイズのビデオメモリ64MBモデルとほとんど変わらないのが嬉しい点だ。なお、LowProfileサイズのブラケットは付属品となっているが、発売時点のものはコネクタ配置の関係で使えないものになっているので要注意。いずれ交換などの対応が行なわれるものとみられる。 □アスク（http://www.askselect.jp/） □A92L（http://www.fic.com.tw/product/vga/1stgraphics.aspx?model_id=23）

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