【 2003年6月7日号 】
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• GeForce FX 5800搭載カードも“擬似ファンレス”化に成功
  

  TSUKUMO eX.から先週のRADEON 9800 PRO搭載カードに続いて、今週はGeForce FX 5800搭載カードの“擬似”ファンレスバージョン「GeForce FX 5800静音改造済みセット」が登場している。実売価格は39,999円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。RADEON 9800 PRO搭載モデルと同じく、冷却システムをZalman製ヒートシンク「ZM80A-HP」に換装したビデオカード本体と拡張スロット取り付けタイプのファンがセットになったキットで、今回は付属ファンとの併用を必須としている。1週間の初期不良対応期間が設けられているが、付属ファンを併用しなかった場合は無保証となるので要注意。ちなみに、同店が行ったテストでは、ベンチマークテスト後の温度は付属ファン使用時が51℃、ファンレス時が74℃だったという（温度はデバイスドライバのプロパティ画面で確認）。同キットの購入者はもちろん、独自にGeForce FX 5800搭載カードと「ZM80A-HP」を組み合わせて使おうと考えているユーザーにもこれらの数値は参考になるだろう。

• Mini-ITX版のSocket 478マザーが近日発売、COMMELL製
  

  Socket 478では初めてMini-ITXフォームファクタに対応するCOMMELL製Socket 478マザーボード「LV-670」の入荷予告がテクノハウス東映で出されている。通常ケース向けの小型Socket 478マザーボードとしては17cm×22cmのFREETECH P8F153シリーズが単品販売されているほか、17cm×19cmのShuttle FB54が星野金属製の自作PCキット「Pandora Dino」などに採用されているが、17cm×17cmのマザーボードはまだ発売されておらず、小型のハイパフォーマンスPCが欲しい人にとっては待望の製品登場といえそうだ。「LV-670」の主な仕様は、チップセットがi845GV（FSB 533MHz/DDR266サポート）、スロット数がPCI×1、DIMM×1、搭載機能がVGA、テレビ出力、サウンド、LAN、USB 2.0、IEEE 1394など。また、同社Webサイトに掲載されている製品写真では、基板上にATX12V電源コネクタを搭載しているのが確認できる。同店の予価は23,800円。入荷時期についてはPOPに「来週入荷予定?!」とクエスチョンマーク入りで表示されているが、これは「遅れる可能性も考えて」とのこと。 □LV-670（http://www.commell.com.tw/Product/SBC/LV-670.HTM）

• OEM版Windows XPがSP1a対応にマイナーチェンジ
  

  2月にマイクロソフトが公開しWebサイトでの提供を行っているWindows XP Service Pack1a（SP1a）の内容を盛り込んだWindows XPのOEM版が一部ショップで発売となった。SP1aは前回のSP1のマイナーバージョンアップ版で、両者の相違点はMicrosoft製Java VMの有無のみ（SP1aではJava VMが削除された）と非常に小幅。ラインナップや販売形態、実売価格に関してもSP1と変わっておらず、Windows XP Home Edition、Windows XP Professional、Windows XP Professional＋Plus! for Windows XPの3種類が、HDDやメモリ、CPUなどとのセットで販売されている。OEM品のため単品販売はされておらず、個々の製品の価格表示もされていないが、実売価格は「Home Editionが約13,000円弱、Professionalが20,000円弱、Plus付きProfessionalが20,000円強」（販売ショップ）だという（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。 □Windows XP SP1とWindows XP SP1aの相違点（http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;813926）

• RADEON 9800 PRO向けの銅製水冷ヘッドがデモ中
  

  RADEON 9800 PRO搭載ビデオカードに対応するという水冷キット用冷却ヘッドのデモがUSER'S SIDE本店でスタートした。このヘッドは、RADEON 9800 PROとメモリチップの両方を同時に冷却できるのが特徴で、専用に設計されたもの。ビデオカードの表と裏に装着するヘッド2つがセットになっており、それぞれが基板のレイアウトに合わせたL字型、三角形といった特殊な形状をしている。カードの両面に装着するというかなり大掛かりなものだが、“究極のハイパフォーマンス静音PC”を目指すユーザーなら見逃せない製品だろう。なお、同店では、入荷するかどうか検討中の段階で、価格や発売時期は未定としている。

• Opteron用低価格マザーが近日登場、3万円弱でAGP付き
  

  Opteron対応のSocket 940マザーボードで初のAGPスロット搭載製品となるASUS製「SK8N」の予約受け付けがSuperCOMでスタートした。今月中に入荷する予定で、予価は27,800円。7日(土)時点では同社Webサイトに「SK8N」の製品情報が掲載されていないため正式仕様は不明だが、同店によれば、チップセットはNVIDIAの「nForce3 Pro 150」で、AGPスロットを搭載するほか、シングルCPU構成に対応するという。現在出回っているSocket 940マザーボードはAGPスロットを搭載せずにCPUのデュアル運用を前提とした高価なサーバー向けの製品しかなく、せっかくデビューしたOpteronを指をくわえて眺めていたという個人も少なくないはず。AGPスロットを搭載する「SK8N」は価格も手頃とあって、パワーユーザーを中心に人気を集めることは間違いないだろう。 □ASUSTeK Computer（http://www.asus.com.tw/）

• 薄型では初の2倍速DVD-R/RWドライブが登場、東芝製
  

  スリムタイプのDVD-R/RWドライブでは初のDVD-R 2倍速書き込み対応製品となる東芝製「SD-R6112」が登場した。出回っているのはオウルテックの「SD-R6112/B」や恵安の「SD-R6112」といったソフトウェアがバンドルされたパッケージ品で、実売価格は32,799円～34,950円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。7日(土)時点では「SD-R6112」の正式な製品情報は公開されていないが、恵安のパッケージには、書き込み速度がDVD-R 2倍速、DVD-RW 1倍速、CD-R 16倍速、CD-RW 12倍速といったスペックが記されている。両製品ともソフトウェアは「Drag'n Drop CD+DVD3」「PowerProducerDVD DE」が付属。「SD-R6112/B」にはさらに「PowerDVD XP」が付属する。5インチベイタイプの4倍速対応DVD-R/RWドライブよりも高価だが、スペック重視の小型PCマニアは要チェックの製品だろう。 □東芝（http://www.toshiba.co.jp/）

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