【 2003年10月4日号 】
1.5GB HDD搭載の小型音楽プレイヤー「Rio Nitrus」がデビュー
Rio NitrusRio Nitrus
 1.5GB HDDを搭載しながらメモリタイプのプレイヤーのようなコンパクトさを実現したWMA/MP3対応ポータブルオーディオプレイヤー「Rio Nitrus」がリオ・ジャパン(旧ソニックブルー)登場した。実売価格は32,800円~34,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 容量1.5GBの小型HDDを使用することで、大容量ながらメモリタイプのプレイヤーのような携帯性を実現したというのが「Rio Nitrus」の最大の特徴だ。筐体サイズは62.4×82×17.8mm、重量は約78g(充電池含む)。メモリタイプならさらに小型軽量の製品もあるが、メモリタイプにはない記録容量の大きさが「Rio Nitrus」の魅力だろう。筐体もほぼ手のひらサイズで、容量と携帯性のバランスの取れたオーディオプレイヤーといえる。

 スポーツカーのような流線型の筐体を採用し、表面塗装には光沢のある「ピアノブラック」を使用するなど、デザイン面にも配慮がなされている。その黒い筐体の中央部に、操作時に使う赤い「リオ・スティック」を備えるという、IBMの「ThinkPad」シリーズを彷彿させるルックスが印象的だ。そのほか、複数ラップの計測も可能なストップウォッチ機能を備えるといったユニークな一面も持っている。

 主な仕様は、インターフェイスがUSB 2.0、電源が内蔵リチウムイオン充電池、再生時間が最大16時間で、液晶画面は日本語表示に対応。付属の「RioTAXIソフトウェア」を使うことで、内蔵HDDにWMA/MP3ファイル以外のデータファイルを記録しておくことも可能だ。

 主な付属品は、USBケーブル、イヤホン、インストールディスクなど。音楽管理ソフトウェアは「Rio Music Manager」が付属する。

 なお、クリエイティブも1.5GBの小型HDDを採用したWMA/MP3対応ポータブルオーディオプレイヤー「NOMAD MuVo2」を10月上旬に発売する予定だ。サイズが67×66.5×20mm、重量が約93g(バッテリ含む)と若干重さはあるが、店頭予想価格が28,800円前後と安く「Rio Nitrus」の強力なライバルとなりそうだ。

□Rio Nitrus(リオ・ジャパン)
http://www.rioaudio.jp/products/rioNITRUS.html
□NOMAD MuVo2(クリエイティブメディア)
http://japan.creative.com/products/digitalaudio/muvo_sqre/
□関連記事
【2003年9月12日】クリエイティブ、1.5GB HDD搭載のオーディオプレーヤー(AV Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030912/creat1.htm

 (Rio Nirus)


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