microATXフォームファクタに対応、さらにAGPスロットも備えたPentium M用マザーボード。Pentium M用マザーボードはMini-ITX対応(制限有り)のCOMMELL製「LV-671MP」や独自形状のEPoX製「IP-4MTS2B」が発売されているが、microATX対応品はこれが初めて。また、AGP付き製品としてもこれが初。 チップセットはi855GME。VGA、サウンド、LANなどといった標準的なオンボードデバイスとAGP×1、PCI×3、DDR DIMM×2といった標準的なスロット類を搭載しており、メモリはDDR 266対応品が利用できる。なお、AGPスロットに関しては一部資料に「(専用カード用の)ADDスロット」とも書かれているが、「代理店からは“AGPスロットで間違いない”と聞いている」(テクノハウス東映)そうだ。また、最上部のPCIスロット脇に伸びている延長部分は「ATX riser extention」(マニュアル)とされており、ライザーカードなどで利用するためのものと思われる。 CPUクーラーのリテンションパーツはPentium 4用と似たタイプだが、CPU自体の厚さが違うため「Pentium 4用のCPUクーラーはそのままでは利用できず、厚さ調整のバッファ板を使うなどして購入者が工夫する必要がある」(テクノハウス東映)ので要注意。 今回販売されているのはマザーボード本体とシールドパネルのみのバルク品。マニュアルやドライバ類も添付されておらず、これらは全てWeb上からダウンロードする必要がある。また、基板上には「LVDS」などと書かれた出力コネクタ類もついているが、接続ケーブルが付属しないためこれらも利用不可。 テクノハウス東映に入荷したのは少数のみで、入荷翌日に完売。現在は受注扱いで販売している。なお、その場合の納期は「現在確認中で、週明けには判明する予定。ただし、かなり長くなる場合もありえる」(テクノハウス東映)そうだ。ちなみに同店では今後も同様の「秋葉原らしい製品」の取り扱いを強化していく予定という。 □LS855のドライバ/マニュアル公開ページ(RadiSys) http://www.radisys.com/service_support/detail.cfm?ProductID=1332
[撮影協力:テクノハウス東映]
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