設定可能な表示内容は日付やCPUクロック、CPU/メモリ使用率、グラフィックイコライザー、メール着信状態などで、プラグインを使うことでMP3再生ソフトとの連携も可能。こうしたカスタマイズタイプの前面表示パネルはこれまでにもいくつか発売されていたが、いずれも英文マニュアルのみ、あるいは簡易日本語マニュアルのみの製品で、細かい設定をするためには英文マニュアルを読破する必要があった。

　もう一方のファンコントロール機能は最大4個のファンを制御できるもの。速度制御は自動、または手動調整に対応している。

　ラインナップは、表示部分が液晶タイプの「BLUE EYE」シリーズとVFDタイプの「PREMIUM」シリーズで、それぞれにシルバーモデルとブラックモデルが用意されている。

　なお、この製品は国内流通元の異なるアスク版とアイネックス版（BLUE EYEのみ）が流通しているが、両者で日本語マニュアルが異なり、アスク版の方がやや詳しいマニュアルが付属している。流通元はパッケージに貼られたラベルで識別可能。

[撮影協力:OVERTOPとTSUKUMO eX.]

　今回追加発売されたのは、表示パネルをVFDタイプにした「MX300」シリーズと、5インチベイ2段用/液晶表示の「MX400」シリーズ、同じく5インチベイ2段用/VFD表示の「MX500」シリーズの3シリーズで、それぞれに操作ボタン付きのアイボリー/ブラックモデルと、操作ボタン無し(PC経由での操作のみ)の、シルバー（アルミ）/ブラックモデルの4種類がある。2段タイプの製品は、表示領域が縦2倍の4行×20文字に拡大されており、温度センサー（オプション）やファンの最大接続数もそれぞれ4→6個、3→4個に強化されている。

　過去に発売されたのは5インチベイ1段/液晶表示の「MX200」シリーズなので、5インチベイの段数と液晶/VFDの違いで、都合4シリーズ17モデルが発売されたかたちになる。

　表示用ソフトは従来と同じ「LCDC」で、各種変数や押しボタン、Webサイトからの取得値などで様々な表示/ファン制御ができるのも従来同様。制御インターフェイスはUSB。

　なお、MATRIX ORBITALの製品資料にはインベーダーゲーム風の画面もあるが、これが実際に利用できる機能なのかどうかは不明。

□関連記事
【2003年11月22日】MX200シリーズ(ファンコントロール対応版)(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031122/ni_i_dx.html#mx210

[撮影協力:USER'S SIDE本店]

　液晶部分と制御ボタン部分にはバックライトがついている。

　シルバーモデルとブラックモデルの2種類が発売されている。

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店]

　5インチベイ用のコネクタパネルとブラケット用コネクタを組み合わせて使う製品で、前面にはSビデオ/コンポジット入力/音声入力、リモコン受光部が、ブラケット用コネクタにはコンポジット入力とアンテナ入力、VGA入出力がついている。

　TVチューナーを含む各種操作はリモコンや5インチベイ用コネクタパネルで行える。

　対応している出力解像度は800×600ドットまたは1,024×768ドット。

[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館とカクタ ソフマップ]

　アイボリーモデルよりもより白い。

□関連記事
【2003年8月2日】FA902B(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030802/ni_i_dx.html#fa902b

[撮影協力:俺コンハウス]