C3 1.2GHzをオンボード搭載した初のMini-ITXマザーボード。C3搭載のMini-ITXマザーボードでは最高クロック品となる。メーカーはFREETECH。 基板デザインはVIAのEPIAシリーズとは異なるもので、同じDDR DIMM対応のEPIA-Mシリーズと比較すると「DDR DIMMスロットが1本多い2本になっている」「基板裏面にCFスロットがついている」「TV出力チップが異なっている(AITech AIT2139KL)」などが主な違い。基本機能はおおむね似ており、AC'97コーデックが6ch対応である点やTV出力機能がある点、IEEE 1394をオンボード搭載している点なども変わりない。ただし、IEEE 1394の出力用ブラケットは添付されておらず、利用するためには別途用意する必要がある。冷却機構はCPUのみファン付きで、ノース/サウスブリッジにはファンレスヒートシンクがついている。 また、先述したとおり基板裏面にCFスロットがあるため、対応ケースが限定されるので注意が必要。高速電脳によると「マザーボード - ケース間の高さが7mm以上必要」とのことで、ATXケースの多くはこの条件を満たすものの、Mini-ITXケースは4~6mmしかないものが一般的で、そのままでは動作保証外になるという。 搭載CPUは「FSB 133MHz版のNehemiahコア」(高速電脳)だそうだが、従来の「C5XL版Nehemiah」なのか、低消費電力化などが図られた改良版「C5P版Nehemiah」なのかは不明。 「1枚のみ入荷した限定品で、次回入荷に関しては未定」(高速電脳)という。 □関連記事 【2003年5月17日】EPIA-M10000(Nehemiahコア)(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030517/ni_i_mx.html#epnm1 【3月20日】C3 1.2GHz(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040320/ni_i_cp.html#c312
[撮影協力:高速電脳]
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