1コネクタで4レーン(=HDD 4台)分のSerial ATA信号を伝達できる集約型コネクタを採用した3ware製Serial ATA-RAIDカード。5月に発売された通常コネクタ版「Escalade 9500S-12」(HDD12台用)のコネクタ変更版にあたる。 搭載している集約型コネクタは主にバックプレーン - Serial ATAカード間の接続を想定したもの。通常のSerial ATAコネクタ4本分をそのまま1ケーブルにまとめたものとされており、「1本のケーブルでHDD 4台分の信号を伝達できるため、エアフローの点で優れる」(3ware)という。採用コネクタは「SFF-8470」という部品。 なお、同種の集約型コネクタは正規のSerial ATA規格でも「Serial ATA II Cables and Connectors Volume 2 specification」として策定中。この規格で採用されるコネクタ部品も同じSFF-8470が予定されているが、今回の製品が正式な規格に対応したものかどうかは不明。正規の規格に対応した製品は「年末までに発表される」(Serial ATA Working Group)とされている。 ファナティック 東京店に入荷した製品は、ケーブルや変換アダプタ無しのカード本体のみ。対応するバックプレーンパネルや接続ケーブルがないため、現時点では事実上利用不可。接続ケーブルは近日入荷予定。 □関連記事 【1月26日】デバイスの外付けを正式にサポートするシリアルATA(PC Watch / 伊勢雅英のIT見聞録) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0126/it016.htm 【5月22日】Escalade 9500S-12(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040522/ni_i_ic.html#9500s12
[撮影協力:ファナティック 東京店]
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