PCIバスだけでなくATX電源ユニットの電源ノイズも低減するというPCIカード「NO-PCI+」が玄人志向から登場した。実売価格は4,880円~5,280円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
PCIバスの電源ノイズを低減するとして一部で人気が高い同ブランドの「NO-PCI」シリーズ。今回の「NO-PCI+」は「NO-PCI」の機能追加版と言えるもので、ATX電源ユニットの電源ノイズ低減機能を新たに装備したのが特徴。電源ユニットを接続することで、12Vライン上でCPUやドライブ機器等から発生したノイズなどを低減するという。
基板上には20ピンのマザーボード用メイン電源コネクタを2基装備。電源ユニットからのケーブルをコネクタの一方に繋ぎ、もう一方のコネクタとマザーボード上の電源コネクタを付属ケーブルを用いて接続する。コネクタにはそれぞれ「マザーボードへ接続」「ATX電源ユニットへ接続」と書いたシールが貼られているので、繋ぎ間違えることはないだろう。
ただし、12Vラインの電圧が0.3~0.7V低下するとされている点には要注意。レギュレータは電力損失の少ない低ドロップアウトタイプを採用しているという。
ちなみに、これまで登場している「NO-PCI」シリーズは同ブランドの「アシストシリーズ」に属しているが、「NO-PCI+」は“最上級者向け”と言える「キワモノシリーズ」。基板上には「SW1」とだけシルク印刷された用途不明の切り替えスイッチもあり、取り扱いには要注意だ。
□NO-PCI+(玄人志向)
http://kuroutoshikou.com/products/etc/no-pci+fset.html
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040828/etc_nopcie.html
| (玄人志向 NO-PCI+) |
[撮影協力: OVERTOPとテクノハウス東映]