【 2005年4月2日号 】
秋葉原クロスフィールドがオープン、駅前は様変わり
石原都知事もセレモニー参加、週末はイベント開催
秋葉原ダイビル入口セレモニー
【秋葉原ダイビル入口】【セレモニー】
完成予想模型お笑いライブ
【完成予想模型】【お笑いライブ】
エキシビジョン(1)エキシビジョン(2)
【エキシビジョン(1)】【エキシビジョン(2)】
秋葉原ダイビル駅前の飲食店
【秋葉原ダイビル】【駅前の飲食店】
 JR秋葉原駅の北口で2003年5月から建設が進められていた地上31階、地下2階の秋葉原ダイビルが3月31日(木)に竣工、産学連携や技術・人材交流などを担う「秋葉原クロスフィールド」がオープンし、同ビル2階の秋葉原コンベンションホールで石原慎太郎東京都知事などが出席したオープニングセレモニーが開催された。

●秋葉原ダイビルがオープン

 当初「秋葉原ITセンター」と仮称されていた秋葉原クロスフィールドは、東京都が推進する秋葉原再開発計画。企業と大学が協同で研究や人材育成にあたる「産学連携機能」、高速大容量インフラで情報の収集、伝達を行なう「情報ネットワーク機能」、IT機器の展示や技術・人材交流の場を提供する「集客等機能」、オフィス空間を提供する「オフィス機能」の4つがその中核で、秋葉原ダイビルとその北側で工事が進む秋葉原UDXビル(2006年3月竣工予定。地上22階、地下3階)でこれらの機能を実現していくことになる。

 秋葉原ダイビルは産学連携、オフィス機能のための大学・企業向けフロアが中心だが、1階と2階には無線LAN環境が整ったネットカフェや、「遊びと想像の場」となるワークショップやギャラリーなど、一般の人も出入りできる空間が用意されている。2階ではブリキおもちゃコレクターとして知られる北原照久氏の「北原照久コレクション展」が10日(日)まで、ビル前広場では秋葉原電気街振興会主催の「秋葉原春のデジタルライフフェア」に関連した製品展示イベント「デジタルライフエキシビジョン」が3日(日)まで、それぞれ開催される。

●急速に変わる駅前

 一方の秋葉原UDXビルは集客、オフィス機能に比重が置かれており、1階~3階がレストラン/ショールーム/イベントスペースなど、4階が多機能イベントホール、5階以上がオフィスというフロア構成になっている。地下階には駐車台数798台の大型駐車場を備えるなど、一般の買い物客としては、こちらのオープンのほうが利用価値が高く、期待されるところだ。

 また、こうした動きにあわせてJR秋葉原駅の構内や周辺では特に飲食店の新規出店も盛んだ。秋葉原ダイビルの南側には、9階建ての飲食店ビル「秋葉原駅前プラザビル」が先週オープン、さらに今週は駅構内にうどん、ラーメン、カレー、コーヒーなどのショップ6店舗がオープンしている。

●早くもイベントで有効活用

 秋葉原クロスフィールドは秋葉原UDXビルの完成を残しているものの、飲食店の充実や周辺道路の整備など、アキバの人そのものの受け入れ態勢が大きく変わりつつあり、今後急速に街が変貌を遂げていくことになりそうだ。

 週末には、一新されたJR秋葉原駅前の広場で各メーカーの最新製品を展示するイベント「デジタルライフエキシビジョン」が開かれ、またタレント出演のイベントも開催されるなど、早くも秋葉原を活性化させる再開発の成果が表れつつある。


□秋葉原クロスフィールド(クロスフィールドマネジメント)
http://www.akiba-cross.jp/
□秋葉原ダイビル(ダイビル)
http://www.daibiru.co.jp/tokyo/akihabara/
□関連記事
【2005年3月19日号】1万円のお買い物券が当たる「デジタルライフフェア」開催
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050319/etc_dlifefair.html

 (AKIBA PC eArena)

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

[前の記事]: PC3200 512MBの4,000円割れ続出で買い物客殺到?

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company.All rights reserved.