【 2005年4月29日号 】
	低電圧版のXeon 2.80GHzが発売、TDPは103Wから55Wに

　通常モデルより消費電力の低い低電圧版Xeonの2.80GHzモデルがバルク品で登場した。T-ZONE. PC DIY SHOPでの実売価格は2個セットで70,000円で、単品での販売は行なっていない（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　組み込み用途向けに出荷されている低電圧版Xeonは、その名の通り最大動作電圧が1.2Vと、通常版の1.4Vに比べ低いのが特徴。IntelのWebサイトの製品情報では、TDPは55Wとされている（通常版は103W）。デュアル構成、Socket 604に対応するほかFSB 800MHz、2次キャッシュ容量1MBといったスペックは通常版と同様だ。S-Specは「SL84B」。

　リテールパッケージ品が1個25,000円前後で入手できる通常版の2.80GHzモデルに比べると値は張るが、発熱量の少なさが期待できるだけに静粛性重視のサーバーを自作する際はぜひ導入したいところだ。同店によると、対応マザーボードについてはASUS NCCH-DLでの動作は確認済みで、それ以外は「E0ステップ対応のXeonマザーなら恐らく動作する」とのこと。

　なお、同店の在庫は少量で、今後継続して入荷するかは不明としている。同店いわく低電圧版Xeonは発注してもなかなか入荷せず、今回分は発注から入荷まで2ヶ月かかったとのことで、欲しい人は早めに入手したほうがよさそうだ。

　
□Low Voltage Intel Xeon Processors（Intel）
http://www.intel.com/design/intarch/xeon/xeon.htm
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【2005年3月19日】2次キャッシュ2MBのXeon 3.60GHzがデビュー、約10万円
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050319/etc_l22mbx36.html

（Intel Xeon）

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

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