SAS(Serial Attached SCSI)インターフェイスをオンボード搭載した初のマザーボード。チップセットはE7520で、メーカーはSUPERMICRO。 SASコントローラチップは初登場のAdaptec AIC9410で、合計8ポートのSASインターフェイスを利用可能。コネクタそのものは4ポートずつの集合コネクタになっており、付属の1:4分岐ケーブルを利用することで、1ポートごとのコネクタに分岐する仕様になっている。ただし、分岐後のコネクタは「Serial ATA-HDDの接続、またはSUPERMICRO製のSAS用リムーバブルラックを接続するためのもの」(USER'S SIDE本店)だそうで、SAS-HDDを直結するためのものではないそうだ。そのためか、分岐後のコネクタには「SAS独自の部分」とされる、裏面側接点に対応する部分はついていないほか、4つのデバイス用コネクタに加えて、用途不明の8ピンヘッダコネクタもついている。なお、SUPERMICRO製のSAS用リムーバブルラックについては、ファナティック 東京店とUSER'S SIDE本店が「時期未定/予価未定」という条件ながら入荷を予告している。 SASに関する機能面では、SASの仕様通りSerial ATA-HDDの接続ができるほか、RAID 0/1/JBODの構築にも対応。さらに同社のゼロチャネルRAIDカード「AOC-LPZCR1」を利用することでRAID 5も利用できる。 そのほかのオンボードデバイスはVGAや2チャネルの1000Base-T LANなど。拡張スロットはPCI Express x8が2本と、PCI-Xが3本、PCIが1本。 □関連記事 【8月13日】Serial Attached SCSIカードが発売に、LSI Logic製でPCI-X対応 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050813/etc_saslsilogic.html 【8月13日】Serial Attached SCSI対応HDDがMaxtorから登場、73GBモデル http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050813/etc_sasatlas10k.html
[撮影協力:USER'S SIDE本店]
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