RADEON X1000シリーズは、現行のRADEON Xxxxシリーズの後継品で、上位の「RADEON X1800」から下位の「RADEON X1300」まで一斉にアーキテクチャが変更されたもの。ラインナップは「X1800 XT」「X1800 XL」、「X1600 XT」「X1600 PRO」、「X1300 PRO」「X1300」「X1300 HyperMemory」の3ライン7モデルで、シェーダ数はX1800系がピクセル16/バーテックス8、X1600系がピクセル12/バーテックス5、X1300系がピクセル4/バーテックス2といった基本仕様。「Xxxx」系からの全モデル共通の強化点は、シェーダのスペックが従来のShader Model 2.0からShader Model 3.0になり表現力が増したことやシェーダの並列処理数を最大128～512(モデルによる)と強化したこと、デコードや高画質化処理などが可能な動画再生支援機能「AVIVO」を搭載したことなど。2枚差しによる性能向上技術「CrossFire」もサポートしている。

　今回発売されたのは、下位チップ「X1300」の上位クロックモデル「X1300 PRO」を搭載した製品で、動作クロックはコア600MHz/メモリ800MHz。ビデオメモリには256MBのDDR2メモリを搭載しており、将来発売される「CrossFire Edition」版ビデオカードと対応マザーボードを使うことでCrossFireによる性能向上も行える。

　「RADEON X1000」シリーズのビデオカードとしては、他にRADEON X1800 XT搭載のHIS製「X1800XT Dual DL-DVI VIVO 512 PCIe」のサンプル品がTSUKUMO eX.に入荷しており、近日中にデモが行われる見込み（入荷時期い/予価は未定）。また、SAPPHIRE製の「X1800XL 256MB PCI-Ex」についても「来週発売予定」（高速電脳）という。

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[撮影協力:高速電脳とT-ZONE. PC DIY SHOPとパソコンショップ アーク]

　基板に貼られたシールに「Radeon X800 GTO」と書かれている点や、ビデオカードに電源コネクタがついている点などは先週のバルク品と変わりない。

　「X800 GTO2」は海外サイトなどで、「(X850XTと同じ)R480コアを使った特殊なRADEON X800 GTO」と噂されており、BIOSを改造することでRADEON X850 XT相当に“アップグレード”できるという。ただし、今のところ具体的な改造手法を告知しているショップはなく、また、こうした改造を行うことでメーカーやショップの保証を受けられなくなるので要注意。

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[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店とT-ZONE. PC DIY SHOPとパソコンショップ アークとZOA 秋葉原本店]

　Dual DVI仕様+ビデオ入出力付きの上位モデルとDVI+VGA+TV出力を備えた標準モデルの2種類が発売されている。

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店とクレバリー1号店]

[撮影協力:フェイス秋葉原本店]

[撮影協力:フェイス秋葉原本店]

　2モデルともLowProfile/ファンレス仕様で、ブラケット部の特殊コネクタを付属ケーブルでDVI-I×2に分岐するしくみ。

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとBLESS 秋葉原本店とUSER'S SIDE本店]

　搭載クーラーはLeadtekのオーバークロック仕様品「WinFast PX7800 GTX TDH MyVIVO Extreme」と似た形状のヒートパイプ採用タイプで、隣接スロットを占有する構造。追加で使うブラケットには通風口もついている。ファンの動作音は「37dB以下」とされている。

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[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとツクモパソコン本店II]

　搭載CPUクーラーはZalman製の隣接スロット占有タイプ。

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[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店とドスパラ アキバ店]

　出力コネクタはDual DVI仕様。2個付属するDVI - VGA変換アダプタを利用することでVGA出力にも対応、さらに別売ケーブルを併用することでTV出力も可能となる(DVI出力はビデオチップの制限により1,280×1,024ドットまでの対応）。基板自体はビデオカードとしては珍しい正方形に近い形で、PCI Express x1スロットのほか、PCI Express /x4/x8/x16など「All PCI Express Slots」に対応するという。

　現在販売されているのは、英語版リテールパッケージ品とバルク品の2種類。

　また、MatroxがラインナップしているやはりPCI Express x1対応のLow Profile版G550ビデオカード「Millennium G550 LP PCIe」については「入荷するかどうか未定」（同店）とのこと。

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[撮影協力:パソコンショップ アーク]

　インターフェイスはPCI Expressで、メモリはGDDR3 SDRAM 512MB。下位モデルの「Quadro FX 4400」と同様NVIDIA SLIに対応し、Dual DVI出力や立体視用のステレオシャッターコネクタを備えている。

　搭載クーラーはLeadtek WinFast PX7800 GTX TDH MyVIVO Extremeと同タイプのヒートパイプを採用したものとなっている。

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[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店とT-ZONE. PC DIY SHOPとBLESS 秋葉原本店]