基本となるフォームファクタはmicroATXで、主なオンボードデバイスはDVI/TV出力付きのVGAや8chサウンド、Dual 1000Base-T LAN、IEEE 1394など。拡張スロットとしてはPCI Express x16とx1を各1本とPCIを2本搭載している。メモリスロットはDDR2 DIMM×2(DDR2 667対応)。

　また、ユニークな特徴として、PCIスロットを2本追加し、フォームファクタをATX対応にできる拡張基板にも対応している。この拡張基板は「本来は同梱する予定だった」（エムエスアイコンピュータジャパン）ものの、マザーボードの発売に間に合わなかったために、今回の「先行発売バージョン」ではメーカーから後日直送される扱いとなっている。

　主な付属品は簡易マニュアル、簡易ドライバCD、ケーブル類、専用設計の薄型CPUクーラーなど。正式なマニュアルやドライバCD、バックパネルは、拡張基板と同じく後日送付扱いになっている。なお、この簡易マニュアルにはBIOSなどの設定項目は記載されておらず、まさに「上級者向け」という状態。また、エムエスアイコンピュータジャパンによると「CoreDuoの搭載する省電力機能のうち、クロック可変機能は利用できず、BIOSにも設定項目がない」という。

　流通通量は今のところ少量で、各ショップとも少量のみを販売、その後ほとんどのショップで即完売、という状況。今後の入荷状況については「現状とほぼ同じ“欠品バージョン”であれば、月末ギリギリか、4月上旬に再入荷する予定で、その後4月中旬になれば、欠品のない“通常モデル”が入荷しそう」（BLESS 秋葉原本店）という。

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[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとBLESS 秋葉原本店とLAOX THE COMPUTER館]